in my room

静かなパラダイス

2006年を振り返って【余暇編】…

2006年12月31日 | Weblog

今日は大晦日。
でも私のカレンダーでは9月31日あたりかな?
とりあえず仕事は片付きましたが、事務所の掃除ができていない。
街は静かで窓から見下ろす桜通りは交通量もかなり少なめ。

さて、今年を振り返って【余暇面】では、
充実とはいいがたい、淋しい話ですが。
自営業なので土・日はかき入れ時で仕事がはかどる。
電話も鳴らないし打合せで出かける事もない。
反面、平日にポッカリ暇ができて
何をすればいいのかわからないような事もけっこうある。
遊びに行くわけにもいかないし、買い物くらい。
それも仕事に繋がるようなものばかり探していた。

もともと、趣味は“買い物”で、かなりの浪費家。
高い物は全然ないけれど、気がつくと
衝動買いした不要な物やらでいろいろと物が増えていく。
浪費&散財傾向は来年は改めないといけない。
“シンプル”で“良いものを少し”を心掛けようと思う。
毎年そんな事を言っていますが…

年度が変わったり、何かの節目のような時には
自分を鼓舞するために“少し高め”のものを自分に与えることにしている。
側にいつも置いたり、常に使うようなもの。
自己満足もはなはだしいですが、
これまではギターであったり、アンティークの時計だったり…
やる気をおこす起爆剤のような感覚ですかね?!
現在、狙っているものがあるのですが、これはまたの機会にでも。
相変わらずの浪費には違いないんですが~直らない!

というわけで、今年は仕事(出力)と余暇(入力)のバランスが悪かった。
やはり出すばかりではネタ切れ、電池切れになってしまう。
来年はもう少し時間とお金の使い方を改めて~現在は「豊かさ」にはほど遠いですから。

来年もよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年を!


2006年を振り返って【仕事編】…

2006年12月30日 | Weblog

今年もあと一日。
皆様、今年はいろいろと本当にありがとうございました。
ブログを見ていただいた方、書込みをしていただいた方には
心より感謝いたします。
来年も是非よろしくお願いします。

まだ少し年内の仕事が残っていて、掃除もままならない状態。

さて、今年を振り返って【仕事面】では、
“頭”で仕事をしたなという印象ですかね?!
以前は“身体”で仕事をしていた。(抽象的ですが)
立ち上げの企画会議でのアイデア出しなどでは、
以前では長引いてくると「いつまでやるの?」「出前まだ?」
といったタワケな姿勢で参加していたような所もありましたが、
今年はかなり積極的に関わっていった。
気がつくとけっこうな時間になっていたり…終ると充実感が違う。
やはり担当者の熱意にはしっかりと応えなければいけないなと。
「このまま行けばとても良いものができるのでは?」
という期待感で頬がゆるんだりしながら帰っていた。
しかし、「却下、修正、やり直し、再提出」は当たり前の世界。
「あ~あ」とか後ろ向きな気持ちでイヤイヤ作業をしていたものですが、
「それならばこういう方法はどうかな?」
「予算がなければこういう方向でやりませんか?」
とかなり粘れるようになってきた、当たり前ですが…
今までは自分の事が嫌いで嫌いで「こんなんではダメだ」などと
ネガティブに自己否定ばかりしていた傾向でした。
昨今は「ダメな部分も多いけど、この面を伸ばしていけば」とか
「けっこう粘れるようになったじゃん!」などと
ポジティブに肯定的に自分を見られるようになってきたように感じる。
このあたりが少しづつ変化してきたところでしょうか?

常々、この仕事は年を取ったらできるんだろうか?
という疑問を持っていた。漠然とした不安感があった。
当然、体力も落ちるだろうし気力も萎えてくる。
“身体”で仕事をしていたら持たないでしょう、きっと。
しかし、“頭”で仕事をしていくということであれば
いくつになっても大丈夫なように思える。
20代の頃に先輩から怒鳴られたり、口酸っぱく注意されていたことが
今となって(遅いですが)ようやく「何を言わんとしていたか」が
少しづつですが理解できるようになってきた。
この仕事は「肉体労働」的な側面もありますが、
「頭脳労働」という側面もある。
後者を意識しながら今後は活動していけたらな、と考えている。



来年は“希望”を持って、
何事にも積極的に取り組んでいきたいと思う。


ジェイムズ・ブラウン…

2006年12月26日 | Weblog

うーん、亡くなりましたか。
まさかねぇ、エネルギーの固まりみたいなオッサンが
あっさり逝ってしまうとは…淋しいです!
あれ程の強烈な個性の持ち主にはなかなかお目にかかれない、残念です!
73歳らしいですが、諸説あってもう少し上だったかも?
今年も来日していたのになぁーっ!

僕は何回か来日公演に行きましたが、
この人のコンサートはとにかく楽しい。
ゲラゲラ笑えるし、そのサービス精神と惜しみのない
エネルギッシュなパフォーマンスは
“ア然!”の一言。本当に素晴らしい!(年なんぼやねん?という感じ)
“飛び散る汗”…それがジェイムズ・ブラウン…常に全力で出し惜しみは一切なし!
“ブッ飛ぶ!”という表現がまさにピッタリでした。

映画でも「ブルース・ブラザース」や「ロッキー4」で歌っていたし、
日本でも井筒さんの「ゲロッパ」とかね…どえらい人気者でした。
そういえば愛知県の蒲郡が舞台でしたねぇ…何でまた?

僕はコンサートに行くと人が多かったり、歌い過ぎたりで
グッタリ疲れてしまって、即帰宅というパターンがほとんどですが、
ジェイムズ・ブラウンを見た後では「よし、飲みに行くか!」と
いう気になるんですね。
メチャメチャ元気になるというか、ガッツを注入してくれるんです。

日本で働いていると、大の大人がガン首揃えて
どうでもいいような細かいことで時間を浪費していたり、
人間関係なども相当神経を使わなければならない。
ジェイムズ・ブラウンはやっぱり規格外というか、
「そんなん気にしてどないすんねん!」と
活を入れてくれる、あるいは励ましてくれるような存在でした。
大きな“父性”というものがあったように思う…関わったらたいへんそうですが…

麻薬でラリって人を撃ったり、バンドのギャラをケチったり…
かなり問題を抱えた人物でしたが、どういうわけか刑務所に入った途端に
急に善人になって理想的な模範囚を演じて?早めに出てくる。
そのあたりもけっこう笑える…「またやっとるわ!」という感じで。

昔はSP盤(=ドーナツ盤)というレコードがあって、
A面とB面で2曲入っているのですが、
超有名な「セックス・マシーン」はA面がフェード・アウトして終って、
B面にしたらなんと同じ曲がフェード・インで入ってくる。
メチャ長い曲だったんですね…なんや一曲やったんか?
いくらなんでも横着すぎますぜ?

こういう人はこの時代にはもう出てこない、というか出ようがない。
21世紀にはお目にかかれない“絶滅種”だったと思っています。
淋しいですね。



クリスマス・アルバム 第3弾…

2006年12月15日 | Weblog

「えっ?!まだやるの?」
まぁ、そう言わずにおつき合い下さいね。
仕事が年末進行モードに突入してドタバタとしてきました。
今はクリスマス・アルバムを聞くくらいしか
楽しみがないんですーっ!遊びの予定はナシ!

家に帰って調べてみたら、けっこうあるんですねぇ。
すっかり忘れていましたけど、
CDだけじゃなくてレコードもいろいろと…
このブログのおかげで
久々に日の目をみるCDなどもあります。
しかし、どうしてクリスマス・アルバムをたくさん買っていたのか?
これは今でも謎です。
自分でもよくわかりません、何でかな?
やっぱり雰囲気なんでしょうね?
豊かで平和でアット・ホームな感じが好きなんでしょう。
久しぶりにディケンズでも読みますか。
「クリスマス・キャロル」…心が洗われる。



まずはローラ・ニーロのアルバムから。
「クリスマス・アンド・ザ・ビーズ・オブ・スイート」
これはいわわゆるスタンダードな
クリスマス・ソングを歌ったものではなく、
ほとんどの曲がオリジナルです。
(ドリフターズの「アップ・オン・ザ・ルーフ」を歌っている…最高!)
久しぶりに聞きましたがすごく良いなぁ。
「しっとり、じわじわ」季節感がとてもよく出ている好アルバム。
1960~70年代のグリニッジ・ビレッジに
タイムスリップしたような錯覚に陥りました。



「エルビス・プレスリーのクリスマス・アルバム」
やっぱり出していましたね!
レコードではすごく高値が付いていましたが、
CDも高いのかな?
僕は「アヘッ、アヘッ、アヘッ」という
エルビス節が大好きなんです(ニュアンス分ります?)
間寛平ちゃんとは異なりますのでお間違えなく!



「ソウル・クリスマス」
真っ黒。ズンズン来るね。
これはアトランティック・レコードという
黒人中心の大手レコード会社のもので、
クラレンス・カーターにキング・カーチス、
オーティス・レディングにブッカーT & MG’S…いいっすね!
シビレますね…モータウンよりは渋めでオッサン向きですかな?
(もともとはスタックスというレーベル所属のアーチストですが
アトランティックが買収した)



最後にグラディス・ナイト&ザ・ピップスのクリスマス・アルバム。
「ブレス・ディス・ハウス」
タイトルやジャケットを見てもわかるように
まことにアット・ホームな優しいアルバムですね。
グラディス・ナイト…このオバチャンすごく達者。
日本でいうと…綾戸智恵?全然違う?似てなくもないかな?

皆さん楽しいクリスマスを!


クリスマス・アルバム 第2弾…

2006年12月09日 | Weblog
前回は一人のシンガーや一つのグループが出している
クリスバム・アルバムをご紹介しましたが、
今回はオール・イン・ワン…
いろいろなシンガーやグループの寄せ集めで
一枚のCDになっているものをご紹介します。

いわゆるレコード会社の企画物で
所属するアーティスト総出演とか
一つのテーマをいろいろな人が歌う…
そういったアルバムも世の中にはたくさん存在します。
“ウイ・アー・ザ・ワールド”などもその部類ですね。
しかし本日ご紹介するものは
チャリティのような高尚なコンセプトはなくて
“有りモノようけ集めましたぜ”
“安うしときますさかいにそこのお兄さん一枚どうでっか?”
というなんとも横着な代物です。




得体の知れないクリスマス・アルバム
「White Christmas Vol.1と2」
一枚25曲入り!お得です。

これはたしかワゴン・セールで
2枚で980円といった安物だったと記憶していますが、
これはこれでなかなか楽しめます。
ロンドンのレコード会社のようなんですが、
どこが出しているのかよくわかりません。
“ワイズパック”とあるので
廉価版ばかりを出している会社のものかもしれませんね?
“バッタもの?”“版権は大丈夫?”という世界なんですが、
デジタル・リマスター盤で音質はなかなかよろしい。

ルイ・アームストロングにフランク・シナトラ、
そしてこの人は外せないビンクロ!(ビング・クロスビー)!
ローズマリー・クルーニーにブルック・ベントンにパティ・ラベル。
チャック・ベリーにムーングロウズにプラターズ…
いいですよ、なかなかの粒揃いです。

クリスマス・アルバムは季節ものなので
一年を通して聞くようなものではありません。
こういうCDを一つ買っておくと、
この季節になると引っぱり出してきて
毎シーズン楽しめるのではないでしょうか。
お得な一枚ですね。


黒猫発見!…

2006年12月08日 | Weblog

昨日の夕方「マコト屋」の近辺で黒猫がノソノソと歩いているのを見た。
現在、新しいお店の準備をしているのですが、
何の店になるのか心配になったのか、かつての居場所が懐かしくなったのか
中を伺っては入りたそうにしていました。

僕はけっこう心配していたんですがねぇー!
どこへ行ってしまったのかと…元気でいるのかなと…
大阪弁で「なんや、おりまんがな!」という感じ。
少々、肩透かしを喰らったような気分。
おばあさんも見かけないだけで黒猫と裏に住んでいるのかもしれない?!
そしてお店は誰かに貸したということなのかな?

今度見つけたら、頭をなでてあげよう。
人を人とも思っていない図々しくて憎たらしい猫なんだけどね。


クリスマス・アルバム…

2006年12月06日 | Weblog

もうすぐクリスマス。
なんかワクワク・ドキドキしてきますね!
いい年してそんな大げさなことでもないですが、
まぁ、そういうシーズン…街もキラキラしています。
しかし、クリスマスが終るとすぐに
デパートの音楽が正月用の琴の音色に切り替わるのは
どうしたもんか?節操ないわ!
この変わり身の早さが日本人の国民性ですね。

さて、クリスマス・アルバムです。
「ビーチ・ボーイズ」と「フィル・スペクター」の
クリスマス・アルバムがあればなんとかなるとよく言われています。
まさにその通り!僕も好んでよく聴いている。
ホーム・パーティなどでは大活躍すること間違いナシ!

僕はどういうわけかクリスマス・アルバムをたくさん持っている。
真夏でも中古屋などで気がついたら買っていた。
これは裏を返せば、クリスマスに一緒に過ごす人がいないことへの
焦りと自分自身への鼓舞だったのでしょう、きっと?!
「頑張れ!」「でも、アカン、もてへん!」(タワケ)
よくよく考えてみるとボロくて狭いアパートで
クリスマスにレコードをかけて一人で盛り上がっている姿を想像すると
なんともオゾマシイものが…今でもさほど変化はないですが。



さてと、まずは「ニュー・エディション」のクリスマス・アルバム。
これ、メチャいい!お薦め!
ニュー・エディションは黒人5人組のソウル・グループ。
後にソロで大ブレイクするボビー・ブラウンがいたことで有名。
ホイットニー・ヒューストンの夫でしたね。
暴力沙汰で離婚したんではなかったっけ、たしか?



「フランク・シナトラ」のクリスマス・アルバム。
ご存じ大御所!何も言うことはございません!
甘いベルベット・ボイスになんとも言えない男の色気…
ホントに歌うまいです。俳優としても素晴らしい、立派なお方です!



「ジェームズ・ブラウン」のクリスマス・アルバム。
この人がサンタさんなら家に来てほしくないですが、
パワー炸裂!やってくれます!期待は決して裏切らない、この人は!
ジェームズ・ブラウンはバック・バンドの “JB's” も圧巻!
フレッド・ウェズリーにメイシオ・パーカー、
ジミー・ノーラン、ブーツィー・コリンズなど錚々たるメンバーは超強力!



最後はしっとりとアカペラなんぞ…
「シンガーズ・アンリミテッド」のクリスマス・アルバム。
このグループは以前、ブログに出てきましたが、
歌とコーラスで演奏はなし…アカペラです。
当たり前ですが歌がメチャメチャ上手い!
大人でハイソ!とっても素敵でお洒落!
大切な人と過ごすのなら是非お薦めしたい一枚!

家に帰って調べたら他にもいろいろとクリスマス・アルバムがありました。
いつ買ったのか忘れたものなどなど…しかしよく集めていたんだなぁ。
存在しませんがビートルズの「クリスマス・アルバム」をぜひ聴いてみたかったですね!
ポール・マッカートニーの粋なメロディーにピアノ~さぞ素晴らしかったでしょう!


「マコト屋」閉店…

2006年12月05日 | Weblog



事務所から程近い小川の交差点すぐの所にあった「マコト屋」が閉店。
なんかしら寂しい。10月初旬頃でしょうか?
マコト屋はたばこ屋さんであとはジュースの自販機に
スポーツ新聞とエロ雑誌少々といったミニマルなお店。
大柄な80才くらい?のおばあさんが一人でやっていて、
夕方になると歩道の植え込みのあたりで
ご近所のおばあさんやら通行人やらとよく話し込んでいた。
気さくでかくしゃくとした立派な風情の老人。
それから丸々と太った黒猫を飼っていて、この近辺では人気者の様子だったのに…


看板には「文房具 たばこ 雑貨」とあるが
文房具と雑貨は見たことがない。

地下鉄の駅に向う途中でよく見かけたけど、
ここのところ顔色が黒ずんだというか
どことなく元気がないように感じていた。
さらに老けたかな?といった印象。
黒猫は相変わらず巨大化してゴロゴロしていましたが…

「都会には凹凸がないといけない」というのが持論。
新しいものがあれば古いものもある。
新しいものばかりでは味気ない。だから新興住宅地には住みたくない。
商業地の側に古い住宅地があり、由緒ある公園やお寺、川や池がある。
何を売っているのか見当がつかない店があったり、
横着(=いい加減)な飲み屋があったりしてこそが都会の魅力。
住む人しかり。均一化されないのが都会の魅力だと思う。
昨今の効率や能率ばかりが優先されて金を持ってる人や企業が「勝ち組」などと
言われる風潮にはまるで付くいていけないし理解できない。

僕は10年程前に何の前知識もなく名古屋に移り住みましたが、
新しいものと古いものが渾然一体となっていて、
「この土地はけっこういいぞ」という印象を持ちました。
昭和の匂いがまだ至る所に残っていたし、
古いものはその値打ちが現在でも評価されていて、
そのまま残しておくという“大らかさ”があったように思う。
その印象は今でも変わらないけど、
好景気のせいか名古屋駅のあたりもずいぶんと様変わりしたし、
自宅から見えていた布池教会や瀬戸のテレビ塔なども
いつの間にか巨大なマンションで隠れてしまった。
これが都市の宿命でしょうけど、
「そのままでええんちゃうの?」と思うことがけっこうある。


なかなかのコピーとグラフィックのセンス。
手描き文字が素晴らしい!
ありがとう→おりがとお
ございました→ご座いました
さすがです!

マコト屋のおばあさんと黒猫はどこへ行ったんだろう?
老人ホームに入ったのかな?猫は誰かに引き取られたのかな?
元気でいることを望みますが一抹の寂しさがありますね。


12月…

2006年12月04日 | Weblog
もう12月。しかし早いですねぇ。
今年は今までいったい何をしていたんだろうか?
ものすごく単調な日々~平和といえば平和なんですが…

暖かいのか寒いのかよくわからないような毎日ですね。
せっかく新しいコートを買ったのに(お気に入り!)、出番はチラホラ。
無理して着ると、汗ダクになったりして困ってしまいます。


事務所近くの「冬の散歩道」

小学生の頃は日暮れまで家の前で友達とキャッチボールをしていて、
母が「ご飯できたでー!」と呼びに来たものです。
アイドルだった近所の“薫ちゃん”は今はどうしてるかな?
あの頃は今よりも時間の過ぎるスピードがずいぶんと遅かったような…
それから冬はもっともっと寒かったような気がします。





冬の曲で思い浮かべるものは何でしょうか?
いろいろとありますね。
サイモンとガーファンクルの「冬の散歩道」いいっすね!
原題は「A Hazy Shade of Winter」…この響きがカッコいいです。
冬の歌というとどことなく“静”のイメージなんですが、
この曲はイントロから軽快なテンポとリズムでグイグイ押してきます。
しかし歌詞は内省的でちょっぴりシンミリ…
このあたりのギャップというか意外性がポール・サイモンの作る曲の魅力だと思います。
彼の歌詞は辛辣で置かれている状況なども厳しいものが多いですが、
“希望の光は確実に存在する”というメッセージが込められており、
「世の中捨てたもんじゃないぜ!またいっちょやるか!」という気にさせられます。
この曲はちょっと前に“月9”だったかな?
“キムタク(?違うかも)”主演のドラマで使われていて評判になっていましたね。
超有名な「サウンド・オブ・サイレンス」も寒~い冬の朝を連想させる出色の名曲です。



冬といえばもう一枚。
プロコル・ハルムの「青い影」。
原題は「A Whiter Shade of Pale」…名曲中の名曲です。
“限りなく白に近いブルー”ってな意味かな?
似たような題の本がありましたね。もしかして龍さんパクった?
プロコル・ハルムはこの曲だけで一生食って行けます!
というか他の曲が思い浮かばない。
これはバッハのカンカータが下敷きになっていて、
ポップスというよりもクラシックのような宇宙的な広がりのある
一度聞いたら忘れられない素晴らしいメロディーがとても印象的です。
特に冬を意識して作られた曲ではないでしょうけど、
雪景色の寒~い冬のヨーロッパの情景が目に浮かびます。



プロコル・ハルムといえばギターがロビン・トロワー。
白いジミ・ヘンといわれた早弾きの名手で、
一時はローリング・ストーンズに加入するという噂もありました。
今、どうしてるんでしょうか?