in my room

静かなパラダイス

マーベル展…

2018年03月30日 | Weblog



マーベル展を観てきました。
MARVEL Comics
1939年創業のアメリカン・コミック(アメコミ)の出版社。
スーパー・ヒーローもので日本でもお馴染み!
近年では大予算の映画もバンバン作られている。
アベンジャーズ、X-メン、デッドプール、スパイダーマン、ハルク…etc.



好きな人にはたまらないと思いますが、
僕には思い入れがない…近くでやるなら寄っとこか…という程度。
大迫力&大ヒットの映画もCGなので食傷気味…子供向け?
円谷英二の怪獣の方がええわ!(笑)



ここは観光スポットになっているのかな?
あるいは春休みだから?
平日なのにやたら人が多かったですね。





1939年の創刊号が展示されていたり、
歴史が詳細に紹介されていて、そのあたりは良かった。



心ウキウキ気持ちのよい春の陽気…
白川公園をブラブラ散歩したり、カフェで休憩しながら
アメリカン・ヒーローの世界を
ドップリ体験してみるのもいいかもしれませんね?!

 


しあわせの絵の具…

2018年03月28日 | Weblog



https://www.youtube.com/watch?v=EBRTvoNk8lA

映画「しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス」
原題「Maudie」(2016年・カナダ/アイルランド)
監督:アシュリング・ウォルシュ
脚本:シェリー・ホワイト
出演:サリー・ホーキンス イーサン・ホーク 他

そろそろ上映終了なので慌ててレイトショーに出かけました。
えっ?延長?もう一度観たいなぁ!(嬉)



良かった…泣いた…外に出ると風景がいつもと違って見える!(涙)
映画を観て泣いたのは、
デヴィッド・リンチ監督「マルホランド・ドライブ」以来かな?
“このオッサンは泣いてる”
いい年をして帰り道でグシュングシュンなのは
みっともなくて恥ずかしいけど、そんなことは気にしない!(笑)



カナダ東部の海辺に暮らす女流画家の物語…実話です。
幼少時から重いリウマチを患い手足が不自由。
自立…住み込みの家政婦として働きながら
無骨なパートナーの協力を得て、好きな絵を描き続ける…
身近なモチーフの素朴な絵…アンリ・ルソーのような感じ?





ニューヨークから避暑で訪れているハイソな女性が
「私に絵を教えてくれない?」とねると
「教えることは何もない…好きに描いているだけだから」





主演のサリー・ホーキンス…抜群の演技力◎!
この人は素晴らしい!(驚)
難しい題材&役柄をサラッとピュアに自然体でやってのける!
“演技しています” という嫌味や雑味がまったくない!
「シェイプ・オブ・ウォーター」での名演技も記憶に新しい。



相方のイーサン・ホーク…良すぎます◎!(驚)
この人は多才ですね!
ドキュメンタリー映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」(2014年・米)
監督&出演…89歳のピアノ教師の話…妻が観て感心していました。

https://www.youtube.com/watch?v=Buy5GshaCIQ



モード・ルイス(Moud Lewis 1903-1970)

◯シンプルに暮らす
◯余計なことは考えない
◯好きなことを続ける
◯そして…一人だけ理解者を見つける

涙、涙、ラストで大泣き…素晴らしかったです!(涙)

 


気分はアクティブ…

2018年03月27日 | Weblog



春らしい陽気になってきましたぁーーーっ…桜がええ感じ!
アクティブにあちこち出かけたくなる…
美術館とか公園でランチ…とかね!



気温の上昇で心も身体も軽くなってくると、
気分はトレーニング…ボチボチはじめよう!



トレーニング・シューズ…ちょっとダサい?!
デザインは “?” だけど、軽量で僕の足型にピッタリ!
もともと日本人の足に合うように作られているので
ランニング&トレーニングなら…これでいいよね?!



これは日曜日の風景…車がぜんぜんいない!(珍)



これはこれは “たてじまさん” じゃないですか?!
こんなところで何を?
今季の阪神タイガース→めっちゃ弱そう?大丈夫?
開幕してしばらくは応援するけど、
アカンようなら見放します…他にやることがあるので…ツンッ!

これが生活に破綻をきたさない、
阪神タイガースとの正しい付き合い方…長年かけて学習しました!(笑)

 


悪魔のような女…

2018年03月25日 | Weblog



4Kリマスター版!
昔のモノクロ映画の画質がクリアになると…
ちょっとヤバい!(嬉)
試しに購入しましたが、どうなんだろう?こんなもん?



映画「悪魔のような女」(1955年・仏)
原題「Les Diaboliques」
原作:ピエール・ポアロー トーマス・ナルスジャック
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演:シモーヌ・シニョレ ヴェラ・クルーゾー ポール・ムーリス 
   シャルル・ヴァネル ジャン・ブロシャール 他



世界三大映画祭制覇!衝撃度No.1!
強烈なドンデン返し!極上のサスペンス!
ヒッチコックはこの映画に影響されて
「めまい」(1958年)「サイコ」(1960年)を撮る。
クルーゾーもヒッチコックの影響を受けている…いい関係!
「情婦マノン」(1948年)「恐怖の報酬」(1953年)で知られていますが、
3年くらい前だったかな?ドキュメンタリー映画
「ミステリアス・ピカソ 天才の秘密」(1956年)
イベントで無料で観れたので得した気分…胸熱!



フランスの映画雑誌 “カイエ・ド・シネマ” 当時の編集長
アンドレ・バザンはこの映画を “最も完璧な映画” と賞讃しましたが、
同誌の若き批評家たち=トリュフォー、ゴダール、シャブロル、リヴェットは
ボロカスに叩いたそうです…なんでかな?理由を知りたい?
ヒッチコックについては “映画の神様” と大絶賛なのにね?!



キャシー・ベイツ、シャロン・ストーン、イザベル・アジャーニ共演で
1996年にリメイクされましたが、アカンみたい?観てないけど。

画質はいいに越したことはないけど、
それほど拘ることはないかな?
キリがないですからね!

 


いとしのルネ…

2018年03月21日 | Weblog

今日は春分の日…しとしと春の雨。
この雨が上がると街は薄桃色の陽光に包まれる。
何かが変わるかも?
毎年そういう予感がするけれど、たいして変わらない!(嘆)



映画「スリー・ビルボード」の余韻が冷めぬままに
じわじわ日々を過ごしていますが…DVD買おうかな?
本日はこの映画の中で使われていた曲。
心の痛み…映画と歌詞の内容が重なってグッとくる!(涙)



https://www.youtube.com/watch?v=xu5ynjOlnOg

モータウンのR&Bコーラス・グループ “フォー・トップス”
「いとしのルネ」 原題「Walk Away Renée」
(1968年・米ビルボード14位/R&B15位/英3位)



この曲のオリジナルはアメリカのバンド “ザ・レフト・バンク”
(The Left Banke 1966年・米5位)
さまざまなアーティストにカヴァーされているバロック・ロックの名曲!
映画でもよく使われる…「ボディガード」(1992年・米)とかね。



https://www.youtube.com/watch?v=qDfrW5cWqMU

ずいぶん印象が異なりますが、
憂いを帯びたヴォーカル、ストリングス&間奏のフルート…
僕はオリジナルの “ザ・レフト・バンク” バージョンが好き!



https://www.youtube.com/watch?v=KjcJCD9zg58

リッキー・リー・ジョーンズのバージョン(1983年)

いろいろ聴き比べてみればいかがでしょう?

 


見知らぬ乗客…

2018年03月20日 | Weblog



映画「見知らぬ乗客」(1951年・米)
原題「Strangers On  A Train」
原作:パトリシア・ハイスミス
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:レイモンド・チャンドラー チャンツィ・オルモンド
撮影:ロバート・バークス
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:ファーリー・グレンジャー ロバート・ウォーカー
   ルース・ローマン パトリシア・ヒッチコック
   ケイシー・ロジャース レオ・G・キャロル 他



偶然列車に乗り合わせた見知らぬ二人。
交換殺人すれば動機がない→完全犯罪…というお話。
原作はパトリシア・ハイスミスですが、あくまで原作。
ヒッチコックなので、大幅に変更されている。



オープニング:駅のシーンのカメラ・ワークから
一気に物語に引き込まれる!
加速するサスペンス…観客を唸らせるテクニック…よくできている!
少々甘いところもあるけど、第一級のエンターテイメント!
エンディングが米国版と英国版では少しだけ異なる。



脚本にハードボイルド作家レイモンド・チャンドラーを起用!
プライドが高い偏屈で酒飲みの著名な作家は、
当然ですがヒッチコックとはそりが合わない。
ビリー・ワイルダーも傑作「深夜の告白」(1944年・米)で
チャンドラーを起用しますが、関係は最悪だったそうです。



余談ですが…
驚くのはハリウッドの高額なギャラ…週給1,000ドル!(当時)
1940年代 1ドル=今の4,000円程度 週給ですよ!
チャンドラーが作家はアホらしいと思ったのも無理はない。
ちなみに監督のワイルダー 2,500ドル/週…絶句!



ラストが有名な迫力満点の遊園地での回転木馬のシーン!
ヒッチコック・フォロワーのブライアン・デ・パルマ監督が
映画「フューリー」(1978年・米)でそのままやっている。

しかし…「キャリー」の後に撮られたこの映画の出来は “?”
テーマにキャスティングは最高なのに→惜しい!
主演のカーク・ダグラスがもう少し若ければ…
サスペンスとホラーがゴチャ混ぜ→中途半端!
傑作になりえたのに…残念!(泣)

映画は芸術であり巨大なビジネスでもある。
有象無象のさまざまな人たちが関わってくるので、
製作側の苦労といったら…そら大変…ストレスどころではない!
まれに偶然の傑作というのもある…興味は尽きないですね!

 


春 アストンマーチン あれこれ…

2018年03月17日 | Weblog

おっと…これは “ショーン・コネリー 007” の
アストンマーチンDB5じゃありませんか?!(ウホッ)
“007 スカイフォール” にも出てきた…ブッ壊れましたが…(惜)



「すみませーん!これくださーい!」(笑)
いったいいくらするんでしょうか?
車はデザイン以外まったく興味がありませんが、
この車はDB5の後継、DB6のようですね…カッコよすぎ!(憧)



こちらは家で食べるベーグル&塗るチーズ…
軽くトーストすると美味しい!

春の陽気に誘われてチョロチョロするんじゃねぇ!(笑)



映画「スリー・ビルボード」に誘われて、
マーティン・マクドナー製作・脚本・監督の映画
「セブン・サイコパス」(2012年・英)レンタルで観ました。

https://www.youtube.com/watch?v=2FLN4MUROXk

使用曲…ザ・ストーン・ポニーズ「ディフェレント・ドラム」(1967年)
リンダ・ロンシュタッドがいたグループ。

まるでタランティーノ映画を観ているかのよう…
(レザボア・ドックス + パルプ・フィクション)÷ 2 そんな感じ?
それから…
劇中でコリン・ファレルとサム・ロックウェルが北野武のデビュー作
「その男、凶暴につき」(1989年)を観ているシーンがある。
この監督は北野映画に大きな影響を受けているようです。



「スリー・ビルボード」で気に入った
サム・ロックウェル(米)→オスカー受賞!
顔はベン・スティラーっぽいけど、
将来ゲイリー・オールドマン(英)みたいになるんでは?
イギリス俳優のハードルは高いけど、
今後も注目していきたいですね!

 


スリー・ビルボード…

2018年03月16日 | Weblog



遅ればせながら、観てきました!
うーん、これはやられた!レベルが高い!(焦)
着想…展開…人物描写→素晴らしい!(驚)

https://www.youtube.com/watch?v=uKzmKRELmJI&t

映画「スリー・ビルボード」(2017年・米)
原題「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」
製作・脚本・監督:マーティン・マクドナー
出演:フランシス・マクドーマンド
   ウディ・ハレルソン サム・ロックウェル 他



「シェイプ・オブ・ウォーター」より先に行こうかな?
と思っていましたが、
「ファーゴ」(1996年・米)の警察官役がどうも鼻について
主演のフランシス・マクドーマンドが好きではなかった。
(大女優ですが…)
まずは、オタクの友デル・トロ監督…という成りゆきでしたが、
今回のマクドーマンド→文句ナシ◎!
アホな警官サム・ロックウェル→たまらん◎!



サム・ロックウェルを初めて知ったのは、
デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ脚本・監督
「月に囚われた男」( 原題「Moon」2009年・英)
地味だけど、記憶に残る不思議な感覚の映画でした。
この監督はジェイク・ギレンホール主演「ミッション:8ミニッツ」
(原題「Source Code」2011年・米)→めちゃ面白い◎!

話が飛びましたが、「スリー・ビルボード」の
製作・脚本・監督マーティン・マクドナーは
アイルランド出身の著名な劇作家だそうで、
この映画の前に撮ったのが「セブン・サイコパス」(2012年・英)
クライム・コメディ→さっそく観てみよう!

部屋でDVD…これは仕方ないとして、
封切り映画を映画館で…たまには行かなアカンよね!

 


買い物 悩みごと 市民ケーン…

2018年03月14日 | Weblog



最近は着るものはどうでもよくて
“着たきり雀” のニール・ヤング状態ですが、
たまには買い物→これは使える!
季節外れの(?)買い物は気分転換になりますね!(笑)

「わたし…あの人ぜんぜんダメなんです…」
「えっ?合わないってこと?」
「はい…」
むむっ…これは小説のネタになるぞ…ちょっと無理か?!

「僕なら関わらないようにするけど…面倒だし」
「それができればいいんだけど…」
「いつも会う人?」
「うーん、そうでもないかな…」

人との関わりは気を遣うし、一番シンドイ!
無責任なことは言えなので、話を聞くくらいしかできない。
ベストな解決策はあるのでしょうか?



そんな時には、映画「市民ケーン」(1941年・米)を観る。
そして…25歳でこの映画を撮ったオーソン・ウェルズのことを考える。
すると…日常のたいていのことはどうでもよくなってくる…(僕だけ?)
よかったら持ってって…貸しまっせ!(いらん?…笑)



◯淡々と飄々と物事を深刻に考えない
◯うまくいかないことは他人のせいにする
◯自分だけの時間を充実させて楽しむ



前向きになれるよう、自分で解決するしかない!
気分転換…買い物でもして散財すれば?
あるいは痛飲する!無責任すぎますか?

 


The Shape Of Water…

2018年03月12日 | Weblog



https://www.youtube.com/watch?v=6DidM_xOb4Q

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」観てきました。
あかん…どないしょう…めちゃ良かった!(涙)
うーん、デル・トロ監督…やるなぁ!(感心)

やっぱり映画館の大スクリーンで観るのはいいですね!
熱〜いコーヒーを飲みながら…映像がとても美しい!
時代考証…1960年代初頭の雰囲気がよく出ている…いいぞ!



デル・トロ監督の映画なので、
もっとダークでエグい感じを予想していましたが、そうでもない。
ロマンティックなファンタジー…
賞狙い?と勘ぐってしまうほど、キレイにまとめていましたね。



主演のサリー・ホーキンスは演技が上手いなぁ!(感心)
口がきけない役なので、セリフがないけど…表情や手話がすごくいい◎!
この人はウディ・アレン監督「ブルー・ジャスミン」(2013年・米)で
セレブな主人公のめっちゃ庶民的な妹役をやっていてワロタ!
ハリウッド版「Godzilla」(2014年・米)では芹沢博士(渡辺謙)の助手でした。
役柄によってまるで別人…やっぱり女優ってスゴい!



それから…あれって…
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」(2008年・米)の “魚くん” ちゃうんか?(笑)
まぁいいや…ネタバレになりそうなので止めときます!
CGではなく “着ぐるみ=アナログ” なのが味があっていいんだわ!(嬉)

1962年 アメリカ・メリーランド州ボルティモア
黒人は人間ではなく、同性愛など言語道断…そんな時代。
メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督のマイノリティへ向ける視線 …
そのあたりも見所…未見の方にはお薦めしておきます!

 


祝・銀メダル…

2018年03月11日 | Weblog



フィギュア・スケートの宇野昌磨くんが
卒業(卒園)した幼稚園。
前を通ると入口付近にお祝いのプレートが掛けてありました。

これは僕の感想ですが、名古屋って…
誰もが知り合いで、他人の私生活までよく知っていて、
仲間意識が強い→みんな仲良し!みんなお友だち!(上辺だけ?)
プライドは高いけど、根は “かまってちゃん”
名古屋出身の20代の女性に聞くと、
居心地が良すぎるので、どこにも行きたくない…だそうです!(驚)

大阪の場合は切磋琢磨というか、もっとシビアで
近くに必ず上がいて、子供の頃から必然的に揉まれます…甘さがない!
だから…アマチュア・スポーツ→層が厚くて強い!

で…何が言いたいのかというと
そんな名古屋から世界で戦える人材を排出しているということ!
これは驚きですね!
やっぱり親の情熱?!周囲の環境?!
フィギュア・スケートといえば名古屋のお家芸なので
コーチや練習環境が他の地域よりも整備されている…
競技人口の問題もあるけどね。

“天然” “新人類” “宇宙人”…
宇野くんの場合はあてはまらないかもしれないけど、
さらに上を目指すなら、海外に拠点を移すべきだと思う。
現在はどこにいても簡単に最新の情報が手に入るので、
“そういう考えは古いよ” と言われれば、それまでですが…?!

 


マラソン キャメロン・クロウ…

2018年03月10日 | Weblog



明日、3月11日(日)は名古屋ウィメンズ・マラソンの日

近頃は道路を走っている一般ランナーがめっきり減った。
一人で走っている人はチラホラいるけど、
去年まではよく見かけたカラフルなウェアの女性グループがいない!
世間的にはマラソンのブームは去ったそうで…
皆さんインスタグラムに行っちゃいましたか?
僕はシンドイので止めましたが…(笑)



大型本「ワイルダーならどうする?
ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話」
(2001年・キネマ旬報社)著者:キャメロン・クロウ



ビリー・ワイルダーを師と仰ぐ映画監督キャメロン・クロウが
長期にわたる師匠へのインタビューをまとめた貴重な本ですが、
欲しいと思いつつ、値段が高かったので持っていなかった。
キャメロン・クロウがイマイチ好きではないという理由もある。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で(盛ってますが…)
ようやく手に入れた…古本でもけっこう高い!(嘆)
映画マニアの和田誠さんのイラストが温かくていい感じ!



キャメロン・クロウは15歳でアメリカの音楽雑誌
「ローリング・ストーン」の記者になるという
早熟のオタク?(天才?)で、この経緯は自らが監督した
映画「あの頃ペニー・レインと」(2000年・米)に詳しい。
(原題「Almost Famous」)
僕はこの映画はあまり好みではない…詰めが甘い!(偉そうですが…笑)
最近はどうしてるんだろう?
聞かなくなりましたね? 映画撮ってるのかな?

読み応えのあるボリューム&写真多数…
読むのが楽しみですが、
大型で重たい…寝ながら読むのはキツいです!(笑)

 


サンセット大通り…

2018年03月09日 | Weblog



映画「サンセット大通り」(1950年・米)
原題「Sunset Boulevard」
脚本・監督:ビリー・ワイルダー
脚本:チャールズ・ブラケット
音楽:フランツ・ワックスマン
衣装:イーディス・ヘッド
出演:グロリア・スワンソン エリッヒ・フォン・シュトロハイム
   ウィリアム・ホールデン ナンシー・オルソン
出演(追加):セシル・B・デミル バスター・キートン
   アンナ・Q・ニルソン H・B・ワーナー ヘッダ・ホッパー 他



マスターピース!!!!!
映画史に燦然と輝く不朽の名作、傑作中の大傑作!
練りに練った、凝りに凝った、スーパームービー!



主人公は死体→画期的!(驚)
プールに浮かんだ死体=売れない脚本家
なんで俺は死んだのか?…回想していく…というお話。



煌びやかなハリウッドの “裏側=影” を描いたこの映画は
あまりにも有名なので、ストーリーは省略!
学生時代に初めて観る→映画館で観なおす→DVDで確認!



泣けるシーンが随所にある…そのどれもが素晴らしい!(涙)
主人公と婚約者がいる閲読係の若い女性とのロマンスが
サイド・ストーリーとして緊張を緩和…ここも上手い!
そして圧巻のラストシーン…たまらんね!(号泣)



ド肝を抜く誰も真似のできない奇跡のキャスティング!(驚)
イーディス・ヘッドが手掛ける衣装→素晴らしい!
当時の “文春砲” ゴシップ記者、ヘッダ・ホッパー(本人)まで出ている!



かつての大女優が乗る車がイタリアの名車 “イソッタ・フラスチーニ”
この車は現在博物館に入っているそうで、
わざわざその車を借りてきて撮影されたのが
デヴィッド・リンチ監督「マルホランド・ドライブ」(2001年・米)



サンセット大通り:ハリウッドにある道路の名前
マルホランド・ドライブ:LAの北を走る道路の名前



サンセット大通り:過去の栄光にすがる忘れられた大女優の見る夢
マルホランド・ドライブ:売れない女優が見る儚くも悲しい叶わぬ夢



デヴィッド・リンチが「サンセット大通り」にオマージュを捧げた
「マルホランド・ドライブ」こちらも傑作です!(涙)

 


カイル・クーパー…

2018年03月07日 | Weblog



ギレルモ・デル・トロ監督「シェイプ・オブ・ウォーター」
第90回アカデミー賞:作品賞、監督賞、美術賞、音楽賞の4部門を受賞!

メキシコ出身のこの監督は日本大好き!日本通!
オタク丸出しの容姿も含めて心情的に応援していましたが、
今回の受賞は良かった…彼の持つ世界観…すごく惹かれる!



https://www.youtube.com/watch?v=ts3bXCDqa4k

初期のホラー映画「ミミック」(1997年・米)
遺伝子操作で生まれた新種の巨大昆虫が人間を襲う…
気持ちの悪い映画ですが、オープニング・タイトルが素晴らしい!
タイトル・デザイナー:カイル・クーパーの仕事!





この映画ではデル・トロが脚本も手掛けていますが、
共同脚本にジョン・セイルズ、スティーヴン・ソダーバーグ…
これまたすごいメンバーを揃えました!(驚)
製作・配給:ミラマックス…セクハラで追放されたワインスタインの会社
主演:ミラ・ソルヴィーノ 才女&タランテーノの元カノ
突っ込みたくはないですが、役をもらった?!



https://www.youtube.com/watch?v=OEq-4fua3lM

初めてカイル・クーパーの名前を知ったのが、
デヴィッド・フィンチャー監督「セブン」(1995年・米)
この映画のオープニング・タイトルで有名になり、
その後は引っ張りだこ→超カッコいい!

http://www.artofthetitle.com/designer/kyle-cooper/

興味のある方は調べてみてはどうでしょう?

デル・トロ監督の映画は、
ちょこちょこ旧作をレンタルで観ていましたが、
「シェイプ・オブ・ウォーター」…映画館で観ようかな?!
封切り映画は高いのでめったに行かないけど、
コーラ&ポップコーン…たまにはいいかも?!

  


さすらいの二人…

2018年03月04日 | Weblog

まだ少し肌寒い3月初旬の曇り空の日曜日。
さてさて…そんな日には…アントニオーニの映画!



映画「さすらいの二人」(1974年・米)
原題「The Passenger」

北アフリカ→ミュンヘン→ロンドン→バルセロナ→スペイン南部
ロードムービー…変な映画。
アントニオーニの映画はどれも変ですが、
その変なところに “病みつき” になる魅力がある!
映画の概念を変える…芸術家…自由人…一時期、追いかけていた。



変ついでに…座組が変!(笑)
これはアメリカ映画。
製作:カルロ・ポンティ→イタリア人
脚本・監督:ミケランジェロ・アントニオーニ→イタリア人
出演:ジャック・ニコルソン→アメリカ人
   マリア・シュナイダー→フランス人
   ジェニー・ラナカー→南アフリカ生まれ

マリア・シュナイダーといえば、
この前に出た映画が「ラスト・タンゴ・イン・パリ」(1972年・伊)
僕はベルナルト・ベルトリッチは好みませんが…まぁいいや
撮影監督ルチアーノ・トヴォリによる美しい映像と圧巻のラスト7分間の長回し!
この撮影はオーソン・ウェルズ監督
「黒い罠」(1958年・米)の冒頭シーンとともに超有名!(ウホッ)





バルセロナではガウディ建築…哀感を帯びたギターの調べ…

この映画はずいぶん前に観たきりで、DVDを買ったのはいいけれど未見。
とりあえず暇…やることがない…体調まずまず…
そんな時にはアントニオーニの出番!(笑)
昔から僕にとってはそんな存在…好きな映画監督の一人です