in my room

静かなパラダイス

春はそこまで…

2017年03月29日 | Weblog



桜 満開はもうすぐですかね?
3月も終盤ですが、まだまだ肌寒い。
日が長くなって、陽光がきらめき出すと
春物の洋服が欲しくなる…コットンのカットソーとかね。



東京スカイツリーのお土産をいただきました。
いつもありがとうございます…美味しい!
知らない間に東京には次々と観光名所ができているんですね?
近頃は西の方面ばかりに気持ちが向いていて、東京には縁がない。
どこもかしこも人だらけ…移動にわりと時間がかかる…東京は疲れますね。



映画「アマデウス」(1984年・米)のサントラ
原作・脚本:ピーター・シェーファー
監督:ミロス・フォアマン
演奏:ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団



数々の映画賞を獲得したこの映画は
面白くて素晴らしいんだけど…(DVDは永久保存版)

モーツァルトが英語をしゃべっている→ありえーへん!(嘆)
モーツァルト役のトム・ハルスって…
「アニマル・ハウス」(1978年・米)のラリーやんけ!(笑)
皇帝(ヨーゼフ二世)にサリエリ みな英語→なんやそれ?
映画を観ている間中ずっと違和感がある、引っ掛かる。

このスケール感は本気で予算を注ぎ込んでいる
アメリカ映画ならではなんだろうけど、なんだか白けちゃいますね!

 


ベトシチ…

2017年03月26日 | Weblog



雨上がりの3月終盤の日曜日の朝。
なんとなくベートーベンが聴きたくなって妻のCDを借りてきました。
妻はクラシック音楽専門…いろいろとネタが豊富!(笑)



ベートーベンの交響曲は奇数が◎だそうですが、
僕は昔から6番「田園」がいいと思う…軽やかで優雅ですね!



このCDはベートーベンの交響曲全集。
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン 演奏:ベルリン・フィル
定番中の定番ですけど、“川上哲治と読売巨人軍”みたい?
例えが悪いですが、なんとなくそんな感じがする。(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=2B9zf_rRN_4

“ベトシチ” 交響曲第7番 第二楽章…素晴らしい!(巨人軍だけど・笑)

最近では映画「英国王のスピーチ」(2010年・英豪)
で使われていましたね。
それから…ジョン・ブアマン監督「惑星惑星ザルドス」(1974年・英)
日本では園子温「愛のむきだし」(2009年)
満島ひかり 長〜い独白シーンが印象的。



話は変わって、4月にはタルコフスキーの特集がある。
魅力的なプログラム…ゆっくり観に行きたい。
寡作なのですべて観ていますが、たぶん半分以上は寝ている。(笑)
とても静かな映画…研ぎすまされた美意識…抜群の映像感覚!
「鏡」(1975年)が一番好きかな? よく観ていた頃の感想ですが…



もうすぐ春 びゅんびゅん花粉が舞っていますが
お金をかけるところにはかけて、
小さな楽しみを見つけながら気分よく過ごしたいですね!

 


フィリップ・ガレル…

2017年03月24日 | Weblog



気になっていた映画を観てきました。

フィリップ・ガレル監督の新作「パリ、恋人たちの影」(2015年・仏)
原題は「L'Ombre Des Femmes」
★★☆☆☆ このくらいかな?あるいは星2個半?

映画の話を膨らませれば面白くなったのに…
男女の関係に終始していて、ちょっとガッカリ。
登場人物に魅力を感じなかったですね。
モノクロ映像は◎
ヌーベルヴァーグへのオマージュとしてはアリかな?





映画館を出ると春が近いと感じる陽光に頬をかすめる心地よい風。
昔からこの瞬間がすごく好きで、映画館に行くのにはそういう理由もある。
時間つぶしに映画館…これが僕の鉄板です!



帰りに入れたての熱いコーヒーとドーナツをひとつ…
ちょっと一息…この瞬間も好き!地味な話ですが…(笑)

 


村上翻訳本…

2017年03月23日 | Weblog

村上さんの小説はアカンけど、
こちらはいい!



フィッツジェラルド、カーヴァー、チャンドラー…
超メジャー級からマイナー・リーグまで…好きなものだけ訳している。
その姿勢には共感できるし、丁寧な仕事ぶりは信頼できる。
柴田元幸さんら専門家のアドバイザーが協力を惜しまないのもいい感じ。

中には、先人の翻訳の方が優れているのでは?…というのもある。
定番の翻訳…例えばチャンドラーとかサリンジャーとかね。
読み比べたり、原文を当たってみるのも面白い。
版権の関係で使えない言葉があったり…そこはしゃあない!



翻訳が趣味の小説家というのも珍しいのでは?
森鴎外がそうでした。
(翻訳が)好きなのは理解できるけど、
そこが小説家としての限界では?…そんなふうにも感じます。

よさが今イチわからない作家もいるけど、
さすがにメジャー級には力がある…
そんな作品に触れる…そんな時間が好きなんです!

 


ハートに火をつけて…

2017年03月22日 | Weblog



https://www.youtube.com/watch?v=OdV6Q-WQFeU

このブログにしょっちゅう出てくるけど(笑)
やっぱりたまんねぇな、この曲!(泣)
どう考えてもスゴい!スゴすぎる!(涙)
1stアルバムでこれを出してこられたら困る!焦る!ビビる!

ザ・ドアーズ「Light My Fire」(1967年・米1位)
邦題は「ハートに火をつけて」
ロビー・クリーガー作 名曲中の名曲!定番中の定番!

1stアルバム「The Doors」(1967年・アルバムチャート米2位)
A面ラスト(6曲目) あかん!ヤバいっ!シビレる!
1:07〜 呪術的なキーボードの長〜い間奏
3:18〜 リード・ギターの入り 連打のドラムス→完璧や!



ジム・モリソン(vo)
レイ・マンザレク(key)
ロビー・クリーガー(g)
ジョン・デンズモア(ds)

部屋を暗くして大音量でこの曲を聴くと、
意識が“覚醒”するとでもいうのかな?
(ゆらゆらロウソクの炎がいいんだけど、火事に注意・笑)
精神が高揚し、研ぎすまされて
美的感覚に芸術的センスが磨かれるような気分になる。
ただの錯覚ですけど、“いっちょ やったるで”…前のめりになる!
青すぎますか?(笑)

7分超…この曲はマジでスゴい!このデビュー・アルバムは奇跡!
このバンドは化け物!カッコよすぎる!
“素晴らしい”の一語に尽きますね!(溜息)

 


Waiting For The Sun…

2017年03月21日 | Weblog

3連休明けの今日は雨。
久しぶりの雨。
そして、少しずつですが暖かくなってきている。



近頃はどういうわけか音なしで過ごしていました。
そうはいっても雨の曲はないかな?…ゴソゴソ…

https://www.youtube.com/watch?v=3yueibLzHSQ



今の気分はなんとなくザ・ドアーズ!
「Waiting For The Sun」(1970年)
邦題は「太陽を待ちながら」
5枚目のアルバム「モリソン・ホテル」A面2曲目
(1970年・アルバムチャート米4位/英12位)
ロビー・クリーガーのギブソンSG…いい音出してる!

うーんブルージー…いいアルバムですね!

 


騎士団長殺し…

2017年03月18日 | Weblog



村上春樹さんの新作「騎士団長殺し 上・下巻」(新潮社)

もういいかな?ブックオフかな?事務所に見えたら差し上げますよ。
余計な事柄てんこ盛り…肝心の物語が弱い、というか弱すぎる。
 冗長…上・下巻は長すぎますね。
書評はいろいろな方が書かれているので、そちらをどうぞ。

第一作目でハマって、かつては好んで読んでいたので、
現在でも新作が出たらとりあえず買う…そういう習慣、癖みたいなもの。(笑)
一冊1,800円(税抜)…本は高い。お金と時間がもったいない。
他に読むべき本はそれこそいくらでもある。

本が売れない時代に軽〜く100万部超?
どうでもよろしいわ。

 


登録有形文化財…

2017年03月15日 | Weblog



このプレートはいつ付けられたんだろう?
事務所ビルの入口なので毎日通っている場所ですが気づかなかった。
ちょうど2年前の新聞記事で読んで知ってはいましたが、
スクラップ&ビルドの21世紀のこの日本で、
古い建物が残っていくというのは素晴らしいことだと思います。



僕がいるところは上の記事に写っている北側の旧館で、
桜通に面した入口のあるところが後から継ぎ足した新館。
ちなみに旧館の屋上はこんな感じ…
草ぼうぼう&鳩の溜り場…周囲はピカピカの新しいマンションだらけ!



夏にはデッキチェアを出して
よく冷えた白ワインでも飲みながら読書&午睡でも…
そんなことは誰もやっていない!(笑)



春が近いのか、花粉が舞っているのか、
午後になるとまったり、ぼんやりしてしまう。
近頃はちょっぴり公私のメリハリがないようにも感じます。
そういうのが僕のペースだとも言えますが…

好奇心とサービス精神は旺盛だけど、独りよがりで無愛想。
このサービス精神と無愛想は相反する、矛盾する性質ではないのか?
人との関わりが不得手な原因はそれかな?(焦)
オタク的に人生を楽しむ…生来そういう人間なんだと思います。(笑)

 


印刷立ち会い…

2017年03月14日 | Weblog

先日、久しぶりに印刷立ち会いに行ってきました。
印刷に入る前の最終チェックですね。
ここは慎重に進めなければならない!

いつもはメールでのやり取りだけですが、
印刷担当者と膝を交えて話をすると
微妙なニュアンスまで理解してくれて即対応してくれる。
仕上りを目で確認できるので安心…有意義な時間でした。



僕は昔からこういうモノ作りの現場を訪れるのが大好き。
見たこともない大きな機械や珍しい道具が置いてあったり、
ところ狭しと材料が積まれていたり…非日常的空間…興味深い!
鍛えられた職人が熟練の技を見せてくれたり…やるなぁ!(感心)



ギターの工場や北欧家具の修理工房、東海地方には焼き物の工房も数多くある。
こういうところに魅力を感じる…惹かれますね!

だから…ぼんやり過ごしていてはいけない!(笑)
うまくいかないケースも多々あるけれど、
諦めずに粘り強く何事も真摯に取り組まなければならない…そう思います。
姿勢は結果に現れる…もう恥ずかしい思いをするのはご免ですね!

 


修理完了…

2017年03月12日 | Weblog



今日、3月12日(日)は名古屋に春の到来を告げる
“名古屋ウィメンズマラソン”の日。
朝から桜通周辺が騒がしいですが、今年は今イチ盛り上がらない。
その理由は…男子もそうですが、世界で戦える人材がいないことに尽きる。
改めてQちゃんや野口の実力はスゴかったんだなぁと痛感します。



話は変わって、事務所ビルのトイレ修理の話題。
少し前に全館のトイレが改装されてキレイになったのはいいんだけど、
排水管が詰まって利用できないトイレが出てきた。
僕のいるフロアでも使用禁止の開かずの扉があったりして、
新装したのに「なんやこれは?」という事態になっていた。

管理人さんに聞くと、古いビルなので部分的な修理ではダメで
やるなら本格的に全部取り替えないといけないと話していた。
そんなまたたいそうな…困ったなぁ!
住人は我慢できるけど、お客さんが来た時にこれではちょっと困る!



週末は工事の音がやかましい時がありましたが、
手際よく修理が行われたようで短期間で使えるようになりました。
このビルはわりとのんびりしていて、
初動は遅いんだけど、やる時はしっかりやる。
古いのでいろいろな問題が持ち上がりますが、
とりあえず快適な状態になりました。

というわけで、春がそこまで来ています。
皆さん、散歩がてらにぜひ事務所に遊びに来てくださいね!

 


Pコート…

2017年03月11日 | Weblog

3月も1/3が過ぎましたが、まだまだ肌寒いですね。
本日は冬の定番アウター、Pコートのお話…画像多め。

昔からなんとなく体型に合うような気がして、
素材やデザイン違いのものを何着か持っている。
ショート丈なので自転車乗りには最適!



こちらは愛用のアメリカの1910〜20年代レプリカの本格的なPコート。
色は濃紺、丈がやや長め…Pコートの主流は黒ですかね?
作りの良さには定評があるけど、
僕には縁がないと思っていた国産ブランドもの。
決め手はチン・ストラップ…ここがチャチなものがけっこうある。
どうでもいい話ですが…(笑)

もともとは19世紀末にイギリス海軍の軍服用に作られ、
漁師たちが着るようになり、その後ファッション・アイテムとして定着。
着こなしは映画を観て研究している。


「セルピコ」(1973年・米伊)  監督:シドニー・ルメット
小柄なアル・パチーノがハードな感じで着こなしている。
ニット・キャップも冬の定番アイテム。


「コンドル」(1975年・米) 監督:シドニー・ポラック
ロバート・レッドフォードの着こなしは基本中の基本。
ツイード・ジャケットにシャンブレー・シャツもいいぞ!(憧)


「砲艦サンパブロ」(1966年・米) 監督:ロバート・ワイズ
アメリカ海軍水兵の反抗…スティーブ・マックイーン!
1920年代の話ですが、当時このデザイン(仕様)は存在しない→残念!


「アルカトラズからの脱出」(1979年・米) 監督:ドン・ジーゲル
こちらは囚人のユニフォーム…クリント・イーストウッド→カッコいい!
左のおっちゃんのビーニー・キャップもええ感じ!


「デッド・ゾーン」(1983年・米) 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:スティーヴン・キング 若きクリストファー・ウォーケン→泣ける!


「はなればなれに」(1964年・仏) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
女性が着るとキュートなアイテムに…アンナ・カリーナ→良すぎます!(溜息)


「007スカイフォール」(2012年・英米) 監督:サム・メンデス
新しいところではダニエル・クレイグの着こなしがヤバい!髪型も◎!
このPコートのブランドは“ビリー・リード”→イタリア製!

映画は着こなしの参考になる!
男の場合、外見よりも中身が重要なんですが…ガンバレ!(笑)

 


万事快調…

2017年03月05日 | Weblog



ジャン=リュック・ゴダール「万事快調」(1972年・仏)
原題は「Tout Va Bien」

僕がよく行く映画館の入口を入ってすぐ左の壁に
この映画の大きなポスターが貼ってある。

出演は昔から大人の男性の理想の姿だと思っている
映画監督役のイヴ・モンタンと
アメリカのラジオ局から派遣された特派員役の
最も好きな女優(たぶん)、ジェーン・フォンダ。
この二人の大スターは夫婦という設定。

しかし…初期のゴダール作品と思って観ると肩すかしを喰らう。
精肉工場の経営者と労働者の対立のお話。
この映画は1972年作品…すでにゴダールは商業映画を撮っていない。
ゴダールの軌跡を辿る上では重要な作品ですが、
映画単体としては“?”…“なんやこれは?”…そんな映画ですね。
なので、日本ではこの映画は長くお蔵入り→劇場公開は1990年代。



とはいえ、観るべきところはたくさんある。
演出のセンス(=切れ味)、大掛かりなセット、静かに移動するカメラ…
舞台劇=演劇を観ているような錯覚に陥ります。



ここでは詳細は割愛しますが、
ゴダール関連の本を読むといろいろな事柄がわかってくる。
この映画では映画監督役のイヴ・モンタンは政治映画を指向する。



僕はやはり「彼女について私が知っている二・三の事柄」(1967年・仏伊)
あたりまでのゴダールが好きですが、
1970年代に入ってからのゴダール映画もなんとも興味深いですね。

 


3月…

2017年03月01日 | Weblog

今日からいよいよ3月。
2017年も2ヶ月が過ぎ去った…速いですね!



近くにあるレトロな薬局のディスプレイ。
昭和14年製の雛人形。
昭和14年といえば1939年…戦前ですね。
古いけれど、なかなかのコンディション。
しっかりと管理、保管されていることが窺えます。





ここのディスプレイはいつも面白くて、
例えば古〜いアジアの凧とか不思議な世界を演出している。
東京から来た編集者も面白がって写真を撮っていったり…
こういう個性的な店はなくならないでほしいですね。



こちらは我が家の玄関の雛人形。
スケール感に欠けますが、まぁこんなもんでしょう!(笑)