in my room

静かなパラダイス

黄金週間…

2010年04月28日 | Weblog
いよいよゴールデン・ウィーク!!!
といっても特に予定はなし…

いい気候だし、出かけたい気持ちは山々ですが
どこも混んでるかな?
近場の美術館くらいは行こうかな?

今年は細々とおとなしく籠ります。
ギターの練習や“つんどく”本を読んだり…
お金をかけなくてもなんだかんだ過ごせそうですね。

皆さま 楽しいGWをお迎えください。


がんばれ!ベアーズ…

2010年04月25日 | Weblog
ウォルター・マッソー
テイタム・オニール 主演
マイケル・リッチー 監督
1976年作品



僕は“子供”と“動物”がメインの映画は
好まないのですが、この映画は例外。
(大人になった)今観ても
いろいろな事を教えてくれる素晴らしい作品です。
原題は「ザ・バッド・ニュース・ベアーズ」。
少年野球チームのお話。
弱小・グダグダ・負け犬チームのコーチを
元マイナー・リーグの投手だった
飲んだくれのオッサン(ウォルター・マッソー)が引き受ける。
最初は無茶苦茶、ボロボロ、ヤル気ナシ。コーチもヤル気ナシ。
そこに離れて暮らしているコーチの娘(テイタム・オニール)の
豪腕投手と街の厄介者の強肩・強打の不良少年の加入で
ぐんぐん戦えるチームになっていく…

根底に流れている“平等”で“ヒューマン”な眼差しがいい!
ボールを取れないチビやら言葉がわからないメキシコ人やら
スポーツは全くダメのガリ勉やら…
「とにかくやってみようぜ!」
ダメでも「目一杯やったじゃないか!」
今の日本が忘れてしまっているのはこういう目線ではないのかな?
「一度諦めたら、習慣になる」…名言ですね!

親と子、コーチと選手、チームワーク、勝利至上主義か否か…
大人よりも子供の方が成熟していたり…
このあたりの描写が素晴らしい。

この映画は脚本と編集がいいですね。
説明的なシーンはスパッと刈り込んで
ほぼグラウンド上の野球のシーンのみで展開。
テンポよく、一気にラストのクライマックスへ…

主役ウォルター・マッソーの70年代の活躍は神懸かり的。
改めて紹介したいと思います。
娘役のテイタム・オニールは
大人になる前の多感で微妙な雰囲気がとてもよろしい。



テイタム・オニールといえば
やはり「ペーパー・ムーン」でしょうか?!
最年少(10歳)でアカデミー助演女優賞受賞。
ピーター・ボグダノビッチ 監督
1973年作品

作品の知名度や評価的にはこちらが上かもしれませんが、
僕はこの映画はあまり好きではない。
何もかもがよく出来過ぎていて、かえってシラけてしまうんです。
詐欺師の主人公(実父ライアン・オニール)に感情移入できないし…
感動の押し売り?
1930年代の話なのでモノクロ作品というのも
どこかあざとい印象を受けてしまう。
“天の邪鬼”“ヒネくれている”と言われればそれまでですが…
もっと素直に観るべきかな?


ラス・カンケル…

2010年04月21日 | Weblog

キャロル・キング&ジェイムズ・テイラーの
コンサートでドラムを叩いていたのがこの人。



実は一番見たかったのがこの人。
理由を話せば長くなりますが、
僕らの世代は雑誌ポパイやホットドック・プレス全盛で
ウエスト・コースト(アメリカ西海岸)命、アメカジ命という世代。
「シップス」がまだ「ミウラ&サンズ」だった時代ですけど…
洋楽もたいていこのあたりから入っていく。
イーグルス、ドゥービー・ブラザース、CSN&Y、
ジェイムズ・テイラー、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、
リタ・クーリッジ、カーラ・ボノフ…
僕の場合は兄の影響で少し前の
ビートルズやストーンズ、アニマルズあたりから。

レコードを買ったり、友達から借りたりして
ジャケットやライナー・ノーツを見ていると
参加メンバーの中に頻繁に名前が出てきて注目していたのが、
ギターではワディ・ワクテル、ドラムではラス・カンケルでした。
この時に初めてスタジオ(セッション)・ミュージシャンという
職業があることを知りました。
当時はYouTubeはないし、スタジオ・ミュージシャンは雑誌にも出てこない。
どんな人かな?と想像するしか手だてなし。

積年の願望が叶って、今回初めて“現物”を見ることができた…
感激!感涙!というワケなんです。


「リア」リア・カンケル。

この人は前の奥さん。
バックはそっくり今回来日したメンバーの「ザ・セクション」※。
お姉さんがママス&パパスのキャス・エリオット、似てますね。



その後ニコレット・ラーソンと再婚。
この人は実力と美貌を備えた僕らの世代では憧れ的存在。
(以前のブログでも登場)
1997年に脳浮腫で若くして他界…残念!

※ザ・セクション
今回来日したバックのメンバー3人と
キーボードのクレイグ・ダーギの4人で組んでいたバンド。
3枚のアルバムを出している。


左からラス・カンケル、リーランド・スカラー
クレイグ・ダーギ、ダニー・クーチ(コーチマー)


リーランド・スカラー…

2010年04月18日 | Weblog
キャロル・キング&ジェイムス・テイラーの
コンサートでベースを弾いていたのがこの人。
一度見たら忘れられない哲学者然とした個性的な風貌…
名古屋にはこんな人いないなぁ。(あたり前や)
ロスのヒッピー、カウンター・カルチャー世代を
体現しているような雰囲気がありますね。
風呂入ったらなかなか乾かんやろな?



経歴・実績はキラ星のごとし。
数えきれない程のアルバムに参加している
超スーパーなスタジオ・ミュージシャン。
近年はTOTOのサポート・メンバーだそうですね。
大学時代にジェイムス・テイラーと組んだのが始まりで
ジェイムス・テイラーの名声と共にその名が世に広まった…
そんな経緯ですかね。

本日は彼が出ている動画なんぞ…

ジェイムス・テイラーとJ.D.サウザーの「ハー・タウン・トゥ」。(1981年)
この曲はリアルタイムでよく聴いていた。今聴いてもいい曲だわ。
AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)路線ですね。
そういう時代です。
当時ラジオでもよくかかってたなぁ。

http://video.google.com/videoplay?docid=6692749118175475714#
ギターはワディ・ワクテルですね、カックイィーーーッ!

この人は当然ですが日本でも人気者で、
松任谷由実らと一緒にやってます。
有名なのが「中央フリーウェイ」かな。
決して派手なことはしませんが、出しゃばらず、
それでいてハッと息を飲むようなセンスとテクニックの持ち主…
様々なアーチストから重宝される秘訣ですね。

http://www.youtube.com/watch?v=f5PkhPxXIS4
松原(正樹)さんのギターのエアー感、めっちゃ上手いなぁ…(溜息)

http://www.youtube.com/watch?v=YwDoMtuK8sw&feature=related
「天気雨」。後半にメンバーのインタビューあり。
ベースいいっすね!
何ともいいメンバーですなぁ。
ところでサーフショップ「ゴッデス」やら
「相模線」「茅ヶ崎」は知ってるんだろうか?


春の東京 後編…

2010年04月17日 | Weblog

コンサート終了。
地下鉄「九段下」から都内某所のホテルへ。
近くのコンビニでビールを買いました。


東京での宿泊はたいていここ。
改装でキレイになっていました。

このホテルは便利な場所にありますが、隠れ家的で値段が安い。
宿泊客はなぜか外国人ばかり。


朝、ホテル4階の部屋の窓から。小雨&肌寒い。

翌日は女優N(姪どぇーす)と待ち合わせて渋谷で早めランチ。
午後からはオーディションがあるそうで、夕方また会うことに…


元気そうでした。

「オーディションって緊張するでしょ?」と聞いてみると
「初めは緊張したけど、今はそんなことない」…頼もしい!

平日の昼間なので“悪いかなぁ…”と思いつつ
東京の友人達を呼び出し、お茶の水界隈へ。
しばしお茶。
近況やら情報交換やら、リラックスしたとても有意義な時間。
出てきてくれて「ありがとう!」

「オーディション終わりましたーっ!」
再び女優Nとブラブラ散歩~ギャラリーへ行ったり…
「ほな、さいなら」表参道交差点で解散。

せっかくの東京だし、
仕事の営業に行こうかとも考えましたが、今回はナシ。
楽器屋にも寄りたかったんだけど…
スケジュールを詰め込んで欲張り過ぎるのもどうかな?と。
皆それぞれの立場でしっかりやっているので刺激になりました。
充実した1日半~ジワッとヤル気が湧いてきましたぜ!
たまには行きたいですね。

【オマケ】女優Nの近況


「臨場」第一話(テレビ朝日水曜よる9時) 
ゲストでちょっとだけ熱演!


朝の子供番組「侍戦隊シンケンジャー」(2月終了)
200年前の侍・腑破十臓(ふわ じゅうぞう)の妻。
怪獣に切られ無念の死を遂げる~どんな役やねん?!

知らない所でいろいろ出てますね!
セリフ回しが上手くなっているようですぞ!


春の東京 前編…

2010年04月16日 | Weblog

ちょっと贅沢ですが、泊まりで東京へ。
キャロル・キング&ジェイムス・テイラーを観てきました。
肌寒くて雨模様でしたが、春の東京はいいですね。
平日のせいかそれ程人が多いとは感じませんでした。


九段下。右が武道館のある北の丸公園。


久しぶりの武道館。昔ここでバイトしてました。

コンサートは
とても「幸福な時間」というのかな…良かったですね!
お客さんは年齢層かなり高め、年配の方が多かった。
ジェイムス・テイラーは
声が伸びやか、つややかで歌が上手いなぁ。
バックもちょっと観れないメンバーですからねぇ。(溜息)
ダニー・クーチ(クーチは幼少時からのあだ名:本名コーチマー)は
歌もののバックのお手本のような手堅いギター・プレイ。
エレキは新しいフェンダー・テレキャスター1本のみ。
アコギは「きみの友だち」でマーチンD-28。
アンプはツイードのフェンダー(機種?'57 Twin?)2台。
エフェクターはビブラート系?
フェンダーと契約しているのかもね?


開演前。シンプルなセッティングですね。

途中エヴァリー・ブラザースの「クライング・イン・ザ・レイン」を
二人で並んで歌いましたが、ジーンときましたぜ!
この曲、昔から好きなんです。
作詞・作曲はジェリー・ゴフィン&キャロル・キング。
全米第6位。(山下)達郎さんも歌っていましたね。

後編に続く…


部屋探し…

2010年04月10日 | Weblog

先日、学生時代の友人が
単身赴任で名古屋に来ることになり、
部屋探しに出かけました。
私は運転手…という役割。

知ってると思っていた場所でも
1本道を入ると雰囲気がガラリと違ったり、
新しい発見がいろいろとありますね。

引越は少し先になるそうですが、
部屋が決まったみたい…よかった!よかった!
名古屋で最初に住むにしては
かなり“通好み”の場所~目のつけ所がサスガです。

彼は江戸っ子ですが、
奥さんの実家のある神戸にマンションがあり
拠点は関西、そしていつの間にやら阪神ファン!
「甲子園が(改装で)きれいになってまっせ!」
なかなか羨ましい環境のようで…

親・兄弟が東京在住だそうで、
「東京には戻らないの?」と聞いてみると
「住みにくいからねぇ…江戸っ子いないし…」
その気持ち、よく解ります。


おおきに…

2010年04月06日 | Weblog
今日は暖かくて
春らしい素晴らしいお天気ですね。

いつもたくさんの方々に
閲覧していただいているようで
嬉しくなるやらビックリするやら…
ホントありがとうございます!

閲覧数がうなぎ登りでかなりビビッてます!(冷汗)
よくぞまぁ、こんな話題でねぇ…

僕がブログを始めようと思ったきっかけは、
映画好きの当時20代の青年と話をする機会があって、
近年の映画にとても詳しく、よく観ている人だったのですが、
カトリーヌ・ドヌーブ(仏・女優)を知らなかった!
別に知らなくてもいいんだけど、
そろそろ後進に何かを伝えていってもいいのではないのか…?
そんな事を思ったという次第。


ルイ・ヴィトン広告のカトリーヌ・ドヌーブ。

1960~70年代の映画や音楽やファッションは
僕にとってはリアルタイムではないし、
背伸びというか憧れて必死に追いかけていた、というのが実情です。
リアルタイムというと
80年代から(正確には70年代後半から)なりますが、
その時代がどうにも味気ないものに思えて(祭の後のような…)
「ないものねだり」を繰り返しながら
現在に至っている…そんな成りゆきです。

昨今は昔のCDやDVDも安く手に入る時代だし、
細々&ボチボチと続けていきます。
忘れていた事を思い出したりしながら、ね。
ブログは「一方通行」でOKなのが気楽でいいですね。

皆様、今後ともどうぞよろしく!!!


ドナルド・サザーランド…

2010年04月04日 | Weblog
4月、春ですねぇ。
肌寒い日々が続いていますが、今日はいくぶん暖かい。
そろそろ桜が満開でしょうか。
午後は名城公園あたりに出かけてみますかね。

さて、本日は名優ドナルド・サザーランド。
「24」シリーズのキーファーの親父です。

アクの強いカルト俳優?!
初めて観たのはロバート・アルトマンの「マッシュ」だったかな?
若い頃は「ヘンな顔」だなぁと思っていましたが、
年齢を重ねるにつれ陰影と深みのある
オンリー・ワン的な俳優になってきました。
改めていろいろと観てみると、やっぱりいいんだわ!



「コールガール」(1971年)
まだ若くて、いわゆる「ヘンな顔」時代。
この映画、物語はさして面白くない。
凡庸ともいえるかもしれない。
しかし、ジェーン・フォンダが好きならたまらない!
(アカデミー主演女優賞受賞)
原題は「クルート」=人の名前です。
ドナルド・サザーランド扮する探偵の名前がジョン・クルート。
売れない女優でコールガールで生計を立てているのが
ブリー・ダニエル=主役のジェーン・フォンダ。
そしてコールガールの元締めがロイ・シャイダー。
配役ナイスです。
監督がアラン・J・パクラ。
70年代のこのあたりはとても良いですね。

この映画の魅力は1970年当時の
ニューヨークが活写されているところかな。
CMのオーディションのシーンとかね…
ラストのアパートから出て行くシーンは最高です!



「針の眼」(1981年)
この頃のドナルド・サザーランドは
風格が出てきて渋くなり、いい味が出ています。
ナチス・ドイツのスパイもの。
前半のスパイ活動の緊張感は素晴らしい!
しかし、後半でメロドラマになってしまうところが
なんとも惜しい気がします。
はらはらドキドキのスパイ・アクションで押し通してほしかった。
相手役のケイト・ネリガン~すごくいいんだけど…

キーファー・サザーランドの「24」を観ていると
「針の眼」というセリフを大統領が言ったり、
ジョン・ヴォイドとリッキー・シュローダーの共演(「チャンプ」ですね)など
映画好きが嬉しくなる仕掛けが随所に出てきて、
「楽屋落ち」的な楽しみ方もできるかなりの凝り様です。

僕にとってはやはり“親父”の方が思い入れが強いですね。
以前のブログに出てきた「赤い影」「アニマルハウス」…etc.
このあたりも最高!まさにオンリー・ワン!
フェリーニの映画にも出てました。(「カサノバ」1976年)
達者で旺盛、出演作品目白押しの息の長い俳優です。