・・・昨年の九月に突如、安倍政権は国内総生産を500兆円から600兆円に増やすと例によってアドバルーンを上げた事はまだ頭に在るが、その後あまり話題には上ってこない。(しかし、偶然にも、今朝の新聞に「600兆円と9万円幸せの形」と云う主題で、私と同じ趣旨のエッセイが載っていた)
そもそも、国内総生産(GDP)と云うのは何か、私は詳しくは、よく分かっていないが、何故か日本は、一人あたりの国内総生産は低い。
国内総生産は簡単に言うと国内でどれだけお金が動いたかと云う事らしい、
そこに焦点を当てると、日本が低い理由は色々とあるらしい。
調べたので、理由を列挙すると
・外国の場合は出稼ぎ外国人の報酬も勘定に入るので多い。
・日本は高齢化で、一人あたりの報酬が低く、動くお金が少ない。
・日本では賃金が異常に低い。
・デフレで国内生産が低く出る。
・外国で生産し、国内生産が゛低い。
・女性の収入が少ない。
などが云われている。
50年前にアメリカ大統領のケネディーが演説で、『国民総生産の数字は、すべてのものの価値を計算に入れているように見えるが、私たちの人生に価値を与えるもの、「子供の健康」や「夫婦の絆」などは計算に入れていない』 と云った。
また、ある人によると、『家事や、子育ては他人に任せば、GDPに含まれるが、多くの日本の家庭では自分の家庭内でやりくりして他人に任せることはない。 よって、これを計算すると、その価値は低く見積もっても、90兆円にもなる』と云われている。
GDPの数字で、国内の目標値を上げるのはいいが、国民の頑張り度は、国内総生産(GDP)の数字に表れない、中身であることを忘れないでほしい。