「飛んで火にいる夏の虫」の意味は自分から進んで、危険に飛び込んでいくこと というのは 皆さんよくご存知ですね。
燃えている火の明るさにつられて飛んできた夏の虫が、火に飛び込んでしまい焼け死んでしまうところから、このように例えられています。
この、虫が理に反して、火の中に飛び込むというのは、なぜかということはよくわかっていなかったのですが、さいきん、そのことを研究した人がいて、解明されたという報道をラジオで聞きました。
それによると、虫は本来、背中に太陽の光を受けることによって、飛行姿勢を保っているそうです。
したがって、街灯とかの光の下に対して、背中に光を浴びようとすることで、街灯に対して円運動で飛ぶことになるそうです。
火などに対して、光を背中に受けようとして、円運動をしながら、火に近づいていき、ついには、スパイラルを描いて、光源にぶつかる動きをするそうです。
夏の虫は決して、火に飛び込もうとしているのではなくて、光を背中で受けようとして、光源が近いために、円運動をすることが火にはいってしまう原因だそうです。
わけを聞くと面白いですね。