私の若い時代は日本社会が経済で伸長している時代でした。
年率5~8パーセントくらいの割合で、給料が上がっていく時代で、それに伴って物価も上がっていくので、生活自体はそれほど、良い生活になったという実感はなかったですが、給料が上がる恩恵によって、着実に家をローンで買ったり、新しい車を買う事が出来るようになっていきました。なぜなら、借金して家を買っても、翌年には、ローンの金利分くらいの割合以上で給料が上がっていくので、前年より収入が上がっていく実感がありました。
そんな時代に、外国を見渡した時、当時のイギリスが、今の日本の様に、経済が停滞している状態だったように思います。
そんなイギリスも、その後、サッチャー首相の時代は「鉄の宰相」と言われる強い意志で、少し強引とも思われる彼女の内閣の政策で、イギリスを復興させました。
今の日本では、まず国を引っ張る人がいません、政治家の中での勢力バランスを最大課題として、政治が動いています。
こんな状況を打ち破るには、強い意志で、日本を良くすることのみに重点を置いた政治が出来る人が求められています。
コロナの様な危機に迅速に対応でき、グローバルで瞬時に変化する経済と、コンピュータが基礎となる技術革新に、力強く日本を導く人が今、日本に必要かと思います。
今はサッチャーのような人が現れ、日本社会の変革が起きる前の、天気の良くない夜の様な気がします。