・・・私は外出がとても苦手で、かつ、家の中での趣味が多いので、家人から、「外に出ないと認知症になるよ」と脅されている。
実際は月に二回程度は外出しているのであるが、毎日外出する家人に比べると極端に少ない。
先日の新聞に、〈高齢者 交流少ないと健康リスク〉 と云う主題の記事を見つけ、興味深く読んだ。
特に私が興味があり、読んだのは「交流とは何を指すのか」と云う事と、そのことが、どの程度健康と関係するかと云う事でした。
この記事によると、この問題は、今までも一般に話題にはなっても、具体的な研究が少なかったらしい。
今回の研究では、愛知県に住む12000人の65歳以上の健康な男女を10年間にわたり、追跡調査したらしい。
その研究結果によると、
①全体の19パーセントは「自力立ち上がりや歩行困難な要介護2』になって、②17パーセントは「認知症を発症」、③全体の24パーセントは死亡した。
と云うデータがあることに驚きました。
即ち、65歳の時に健康であっても、75歳になると、かなりの程度で、高齢者が恐れる病気になる事が、このデータからわかる。
又、同居者以外との交流が月一回以上、週一回未満の人は、毎日煩雑に交流している人に比べて、要介護リスク、認知症発症リスクが1.4倍多くなるそうですが、死亡リスクは、差が無いそうです。
ただし、月一回も交流しない人は、そうでない人に比べて、死亡リスクが1.3倍大きくなるそうです。
さて、私が興味を持っている「交流とは何を指すのか」と云う事については、定義は、「同居者以外とあったり、手紙やメールを出したり、電話をすること」だそうです。
その定義では、私は、それほど、外出していなくても、週に数回程度は知人や友達とメールをしたりしているので、私の場合は週一回以上の交流に当てはまるようです。
安心しました。