ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

「老いる意味」の書評から

2021年10月06日 07時44分02秒 | 読書

・・・私には二人の兄がいた、何事につけても、私の人生の先輩だった。
   年に二回は必ず、墓参りを兼ねて実家のあった大阪に行き、夕食を兄弟で共にしていた。

   ここ五年の間に、続けて兄二人をなくし、わたしにも、次の番がくることを意識するようになった。

   この年になると、今までに生きてきた時間に比べて、兄二人の死亡年齢から類推する残された人生の短さに焦ってしまう。
そして、考えることは、残された人生で、やらねばならないことは何かであるか。
   人生の終わりを考えた、これからの人生はあまり楽しいものではなくなる。
   その考えに、何か納得しがたい気持ちを感じていた。

   表題の「老いる意味」というのは、著者が森村誠一氏で書店の新書ランキング一位の本で、最近、よく読まれているらしい。

   新聞の書評の中に、著者の言葉として、「過去に目をむけば、今の自分が一番年老いているが、未来に目を向ければ、今の自分が一番若い」とあった。
   残された人生と考えるから、寂しくなるのであって、これからの人生で、これだけのことをしたいと考えれば、今がスタートになる。
   そこが出発点であり、これから始まるのである、この考えが大事だと思った。
   さて次に何を始めるか。

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本を買いました

2020年03月26日 07時08分38秒 | 読書

・・・散歩がてらに本屋に行った。

   本屋で立ち読みしていたら、立ち読みは30分までと書いてあった。
   コロナウィールスのためらしい。
   
   さて、私は10年くらい前に買った、古代史関連で、継体天皇に関しての本を持っていた。(下の写真)

   

   私が生まれ育った街のそばにある「継体天皇陵」になじみがあったので、この天皇の名前には興味があります。

   この本の著者が久しぶりに同じ、継体天皇に関しての新しく本を出した。

   

   まったく同じ出版社から、同じ著者・装丁で、継体天皇についての新しい本が出ているのを見つけ、買ってきた。

   この10年で、どれだけ研究が進んだか興味があるところです。

   

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シュリーマン旅行記を読んで

2019年08月19日 07時13分34秒 | 読書

・・・ラジオの朗読で「シュリーマン旅行記」を聞いていて、昔、読んだ本を再度読み直した。

   

  シュリーマンはギリシャのミケーネ遺跡を見た時に、彼の名前を知った。
  彼はトロイの遺跡の発掘でも有名らしい。

  その有名な西洋の考古学者が、それに先立つこと6年前に日本に来ていた。
  そして、清国・日本の旅行記を書いている。

  学者だけに、克明に、見たことを記述している。
  その中の一部を紹介すると、「・・日本人はみんな園芸愛好家で、植物を育てている、そして、世界で一番清潔な国民である。・・よく耕された土地がある。そして玩具と独楽の曲芸がとてもはずらしいと、ほめている。・・」

  幕末の外国の人の、旅行記はほかにも色々と読んでいるが、そこに書かれている日本人は、今の日本人とかわっていないと感じる。

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株の本を買った

2017年11月14日 06時59分31秒 | 読書

・・・歩いて五分の、自宅の近くに、ブックオフがある。

  どうしょうも無く、暇な時や、散歩のついでに、立ち読みする。
  そして、百円の文庫本がたくさん置いてあるので、長く立ち読むするくらいならと、気楽に適当な本を買って帰る。

  今回、「サラリーマンが・・・・で確実に稼ぐ方法」と、「お金は銀行に預けるな」と云う題の本等を数冊、買って帰った。

  「サラリーマンが・・・・で確実に稼ぐ方法」と云う本は、題名からして、内容が、いかがわしいとは思ったが、帰ってから、流し読みすると、意外に面白い本であった。

  私も、株投資には興味があって、多少、株の売買には知識があると思っていたが、この本を読んで、株のチャートの読み方を活用する方法を分かっていなかったことを知った。
  どういう時は株の上昇が、発生しやすいか、とか、どんな株が、下落する可能性があるかなどはある程度、合理的理由で、株のチャートを解析すれば、分かるらしい。

   私の場合は、どうせ暇だから、この際、株の取引は趣味と実益を兼ねるので、この本の内容がどれくらい正しいか、勉強してみようと思った。

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図書館で本を借りています

2017年07月08日 06時59分56秒 | 読書

…わが市の図書館は、手続きした人には、常時10冊の蔵書を貸してくれる。

  私の場合は、趣味の内容を深めるために、常時、趣味関連の本を10冊近く借りている。

  今回借りたのは、
  「自分で作る自家発電」、
  「山本周五郎長編小説 正雪記」、
  「日本潜水艦総覧」、
  「果樹の上手な育て方大辞典」、
  「列島の古代史 古代史の流れ」、
  「風雲海南記」、
  「天皇陵の謎」、
  「word 2010逆引き大全」の計8冊を借りました。
  以上の内、何冊かは、連続して、続けて借りている。

  こうして、借りた本を見ていると、今自分が、興味を持っている、趣味の範囲がよく分かる。

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図書館で本借りました

2017年02月22日 05時47分31秒 | 読書

・・・定期的に市の図書館に行って本を借りる、借りれる期間は二週間である。

  借りる本の内容は古代史関連、革クラフト、家庭菜園、色々な工作関連、パン、たまに小説などです。

  今回、主に借りたのは古代史関連の本です。

     

  右から、「私の日本古代史(上)」 著者上田正昭、「日本の古代史」 著者武光誠、「装飾古墳の世界をさぐる」 著者大塚初重、「図説 最新日本古代史」 著者恵美嘉樹の四冊です。

  私が、古代史の本を借りる基時の準は①著者が古代史の研究者であること、②出版時期が最近(少なくとも10年以内)である、③読みやすい文章である、等です。

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「武士の娘」を読みました

2016年05月31日 05時43分00秒 | 読書

・・・テレビのドキュメンタリー番組で1924年(大正14年)にアメリカで「A  DAUGHTER of the SAMURAI」と云うベストセラーを書いた日本人女性、杉本鉞子と云う人を知り、その日本語版がいまだに出版されていると云う事を知り、取り寄せて読みました。

  

  彼女は武士の家で生まれたので、物心ついた時から、武家の女性はこうあるべきと云う価値観で育ってきたので、嫁いでアメリカへ行った時に、その正反対の価値観である考え方のアメリカ女性を見て、とても驚くとともに、人間は心の中や考え方の基本は変わらないことを発見した。
  そして、アメリカ人の勧めで、本を出版しました。
  それが当時のアメリカ国民に受け入れられて、ベストセラーとなり、ヨーロッパの各国で、翻訳本も出版されます。

  彼女がどんな家で育って、何故、アメリカに嫁いだのかは解説書的な本が出版されている。
  「鉞子」と云う下の写真の本である。

  

  表紙の写真の女性が杉本鉞子本人です。

  私は読んで、昔の日本の風習を始めて知り、改めて勉強するようで、とても興味深い内容でした。
  当時の日本人より、私自身が、これを読んだ、アメリカ人に近いと思いました。

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古本の購入

2016年05月25日 07時04分28秒 | 読書

・・・ちょっと読みたい本、特に文庫本などで出版されている場合はで、新しい本でなくて、古本でもよいと思う。

  図書館で借りる本は、汚れていたり、ページ折りやシミ、ひどい時は書き込みや、傍線が書き込まれていたりする。
  しかし、インタネットショピングで買う中古の文庫本はほとんど新品同様であるし、消毒もしてある。

  インネットショッピングで古本を買うコツはあまり安過ぎる本は買わないことである。
  元の値段の1/3程度までなら、それほど、ひどいものにを買うような事態にはならない。

  特に、特殊な本は手に入りにくかったり、高価だったりするので、時々、私は利用している。

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ガンジーの思想

2016年03月24日 05時53分05秒 | 読書

・・・私たちは、ガンジーと云えば、「非暴力主義」と云う言葉と「糸車で面を紡ぐガンジーの写真」を思い浮かべる。
   英国は18世紀の産業革命以降、機械生産した大量の綿製品を植民地のインドに売りつけ英国は栄え、綿産業が主体だったインドでは失業者が増えた。

  ガンジーは「機械文明が人間を狂わしている」と考え、糸車で自らの衣服を作るように呼びかけた。
  近代社会では経済の為に資源があり、教育、人間活動がある。
  しかし、ガンジーは経済活動は人間活動の助けとしてあるべきと考えた。
  自給自足や簡素な生活を重んじる、ガンジー思想は一見、時代錯誤に思えるが、最近、身の丈経済論として、ガンジーの思想が見直されている。

  ここ数年、後進国と云われていた世界の国々がどんどん経済活動が盛んになり、世界中のかなりの割合の人達の生活が変わってきている。
  このまま、世界中の多くの人が経済発展を求めたら、地球はどうなるか。
  ある試算によれば、地球上の人間が、日本人と同じ水準の食生活をした時、地球1.6個分の資源が必要になると計算している。

  即ち、我々人類はこのまま生活水準の向上を求め、激しく資源を奪い合うのか、それとも、ガンジーの唱える、身の丈に合った生活の中に人類は生きて、簡素な生活の中に満足を見出すか、今、岐路に立っている。

  ガンジーの魂の言葉の中に、現代社会に巣食う七つの大罪が挙げられている。
  これらの、言短い葉は、現代の日本社会の問題を的確に言い当ててるように思える内容である。
  ①理念なき政治
  ②労働なき富
  ③良識なき快楽
  ④貢献なき知識
  ⑤道徳なき商業
  ⑥人間性なき科学
  ⑦献身なき信仰

  

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シュリーマンの「日本旅行記」

2016年03月22日 05時59分20秒 | 読書

・・・私のシュリーマンについての知識は、彼は考古学者で、トロイアの遺跡を発掘したこと事などを、何かで知っていたくらいの知識でした。

  彼が、幕末に、世界旅行の途中に、日本に来て、国内旅行をしていたことを、今日読んだ本で初めて知った。
  彼はサンフランシスコまでの船旅の中で、「中国・日本旅行記」を書きあげた。
  その後、考古学を勉強し、日本への旅行したあと6年後にトロイアの遺跡を発掘した。

  この本を読んで一番印象に残った文章は日本人の生活について書いている内容です。
  滞在一か月で的確に、幕末の日本人の生活を相対的にとらえている。

  「ヨーロッパでは、食器棚、婦人衣服箪笥、男性用衣服箪笥、ヘ-ツドボード、テーブル、椅子、それにもろもろの最小限必要とされる家具類、それに、それを入れる広い住宅、幾人もの召使、調度品。
   そして、それらをそろえるために莫大な資産と出費が必要である。
  ・・・・・・・・・・、ところが、日本に来て、私はヨーロッパで必要不可欠とみなしていたものの、大分部は、もともとあったものでなく、文明が造り出したものであることに気が付いた。
  寝室を満たしている豪華な家具や調度品は、ちっとも必要でないし、それらが必要と云うのはただ慣れ親しんでいるに過ぎない事、それらなしでも、十分やっていけるのだと分かったのである。
  もし、正座になれたら、椅子や長椅子はいらないし、ベッドなしで畳になれたら、今と同じくらい快適に生活できるだろう」  

  現在、日本は東北大震災、原子力発電所の事故によって、文明の岐路に立っていることに、気付かされている。
  我々の子供の頃は、幕末ほどではないが、ベッドも、椅子もない簡素な生活をしていた。
  それが、いつの間にか、地球の資源で賄いきれないような、物の多い生活をするようになった。

  シュリーマンの「日本旅行記」から引用した上の文章が、まさしくその岐路に立つ、我々現在の日本人に対する答えのような気がした。
  

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一茶の俳句

2016年02月21日 08時10分47秒 | 読書

…残念ながら、私は俳句については、ほとんど知識が無い。
 しかし、小林一茶の俳句は何故か胸に来るものがある。

    私でも知っている、一茶には有名な句がたくさんある。

    やせ蛙 まけるな一茶 これにあり
      雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る
      名月を とってくれろと 泣く子かな
      
我ときて 遊べや親の ない雀

    上に書いた有名な句を知った時は、童話のような情景を描く、ホンワカした気持ちを与えるような句を作る人だと思っていた、

   今年から まる儲けぞ シャバ遊び
  めでたさも ちゆうくらいなり おらが春


  などの句を見ると、人生を生きて、苦労している人の気持ちが表れていて、ジッと視線を遠くに於いて景色を眺めているような老人を想像する。

  伝記を読むと、実際の彼の人生は子どもの頃は継母と折り合いが悪く、江戸に、奉公に出されて苦労し、父親の無くなった後は、相続で、継母や異母弟と10年以上、争い、年取ってから、子どもを何人も亡くしたなど、厳しい人生であったことを知って、もう一度、句を見なおすとまた、違う感想を持った。

 

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小説「ワカタケル大王」

2014年12月22日 07時08分02秒 | 読書

・・・ワカタケル大王は五世紀半ばの天皇で、今の古代史では仁徳天皇から始まる仁徳王朝の実質上の最後の主な天皇と云われている。
  雄略天皇は西暦478年に宋王朝に有名な上表文を出した最後の倭の五王の大王・武の事だと云われている。
  その上表文には、倭が列島を征服し、朝鮮半島にも進出しているとの記載がある。
  そして、古墳から出土した遺物の鉄剣に書かれていた銘文から読み取られた内容によると、大王・武の支配が関東から九州の熊本まで支配が及んでいたことが証明されている。

  

  それらの歴史上の史実を踏まえ、記紀の記載なども下敷きに、この小説が書かれているので、古代史に興味を持つ私には史実を頭に整理するのにとても良い小説で、650ページにも及ぶ本をとても面白く読み切った。
  因みに、作者の黒岩重吾は古代史に造詣が深いことで有名です。

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「播磨灘物語」

2014年05月24日 07時58分55秒 | 読書

・・・テレビで「黒田官兵衛」が連続ドラマで放映されている。  日本の武将の中ではメジャーではないので、彼について、詳しくは知らなかったので、司馬遼太郎の「播磨灘物語」を読んでいる。  小説はかなり長編で読みごたえがあって面白い。

  

  この本の巻末には、当時の地図が掲載されているので、それを見るとテレビに出てくる地名の位置関連がよく分かりドラマや本を読む上で、大変参考になって、面白い。
  この物語の中で、書かれているが、秀吉は信長の命令で当時、備中高松と安土の間を、短期間のうちに、何べんも何千人もの兵を連れて移動していたことを考えると、そのエネルギーに、今の私たちを重ねあわせて考えると、感嘆してしまう。

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「信長の棺」

2014年03月15日 07時55分00秒 | 読書

・・・何気なく立ち寄った古本屋の棚で、この本を見つけて、買ってから、一気に読み終わった。

   
   「本の表紙」

  以前、歴史解説番組で「信長の棺」をドラマ仕立てにしたものを見たが、内容については、一時間の番組だったので、何となく未消化の気がしていた。
  今回のこの小説を改めて読んで、信長の死の話の内容がよく分かった。

  この小説は、「信長公記」で有名な太田牛一が語る内容で、ストーリーが進められている。 「信長の棺の謎」についての部分は、小説の最後の五分の一くらいで、その他の部分は「信長後公記」の執筆の様子が主に描かれている。

  この本は小泉元首相が首相在任の頃に愛読書として紹介されたことによってベストセラーになった。 

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あゆち風土記

2013年09月28日 07時53分18秒 | 読書

・・・古代史の好きな私は図書館の歴史書の棚を月に一度くらいの割で覗きに行く。 時折、本棚に面白い本を見つけることがある。
  
  

  今回は、郷土の本のコーナを見ていて、書名が「風土記」と云う言葉に目が留まった。 出雲や常陸など有名な風土記が多い中、地元に「風土記」があったのかと、手に取って、本棚の前で、本の内容をざっと見てみると、私が住いする、東海市在住の歴史愛好家の自家出版の本であった。
  私が知る限り、東海市の古代史に関する本もほとんど無いので、早速興味深く、読ましていただいた。  著者は以前このブログで書かしてもらった、製塩遺跡の松崎遺跡ほかの東海市の遺跡発掘に数か所、参加しておられた方らしく、地元の古代史に関する、かなり詳しい知識をこの本から多く得ることが出来、私のこれからの勉強の参考になった。

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