暇な時間が出来たので、以前に録画してあった中国映画「初恋のきた道」を見て楽しんだ。
映画のストリーについては後の解説に譲るとして、映画の農村風景の画面がうつくしくて、日本に無い雄大な風景であった。この時代の中国は文革の時代らしく、日本の明治の頃を思わせる、農村の風景がたびたび、画面で見られた。
そして、この映画はラブ・ストリーであるが、純愛が描かれていて、今の日本映画やドラマでは見ることが出来ないストリーです。
また、主演の女優チャン・ツィイーが日本人好みで、日本の女優の清野春菜に似ていた。
この女優はこの映画から、中国で一躍、有名女優になったようだ。
ストリーについては、映画解説を引用すると、
中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督が感動のテイストをもって描いたラブ・ストーリー。
この作品は第50回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した。
父の死で帰省した青年が、母と父のなれそめを追想していく。
若き日の母、少女デイは、村にやってきた小学校教師チャンユーに一目ぼれ。
以後、彼女はせっせと彼のために弁当を作り続けていくが…。
チャン・ツィイーの初々しくも健気な美少女ぶりが観客の陶酔と涙を誘う。
その一方で、老いた母の現代のシーンをモノクロームで捉えた描写の数々が実に秀逸。
村の伝統に沿って葬儀を行おうとする母のかたくなな姿と、お弁当を作る少女の健気な姿が一致したとき、この作品の感動の涙は本物になる。
素晴らしき人間讃歌の秀作である。