・・・仕事をしていた時は、とても時間を無駄にしていた。
体を休めると云う名目で、何もやりたくない気分の休日などは、ただ、ひたすら寝ていた。
ひるがえって今は、予定がない時間がたくさんある。
しかし、その時間は残り少ない人生を考えたら、もったいなく感じて、有意義に過ごすために、頭を働かせ、また、その結果、ほとんど趣味ではある物作りに、時間を費やす。
それでも、気が乗らない時があって、ついつい、テレビを見て名のも残らない時間を過ごした時などは、後味の悪さを感じてしまう。、
何時だったか、病で寿命残り少ないことを宣言された人は、残りの時間を好きな趣味で時間を使い、夢中になって、頑張る人が多い事を聞いて、残り少ない時間を考えざるを得ない立場としては、何となく理解できる気がした。
・・・木工の手法の一つとして、焼き板がある。
その目的は、腐食対策であったり、美観上であったりするが、
今までの、私の加工方法は、木の作品を作ってから、塗料を塗るようにして、木製品全体をハンディーバーナで焼いて加工していた。
最近はDIY店で、焼いた板が売っている。
とてもきれいに焼き処理をしてあり、木工作品としては、面白みに欠ける。
そこで、今回、私は、家の庭で、焼き板処理を素材の段階で加工することをやってみた。
バーベーキュコンロで、板を焼いた。
その後、ワイヤーブラシで焼いた面をこすって、板の木目を浮き出させる。
最後に、汚れを布で拭いて焼き板が仕上がりです。
仕上がりは、全体に、焼きむらがあり、作品に味がでます。
・・・来年のカレンダーが入っている、子供用の手帳を入手したので、表紙に革を貼って、高級感を出し、大人用にリニューアルしました。
何もない革表紙も寂しいので、表紙の右下にダックスフントの絵をアクリル絵の具で描きました。
この手帳を来年一年、使うと思っています。
・・・家人に頼まれて、「ダックスフント」のストラップを作った。
2ミリ厚みの革を切り抜いて、色を塗っただけのものです。
切り抜き作業ははさみとナイフと端磨き用ペーパー。
色はアクリル絵の具、端は革専用のカラー塗料。
スラップのひもは百均で買いました。
・・・金色の革の女性用トートバッグを二個完成した。
大きさと使用した材料はほぼ同じですが、最初と二個目では作り方がかなり違った。
最初の経験を活かして、二個目は改良した部分が多い。
上の写真で、向こう側が一個目で、手前が二個目に製作したものです。
・・・最近大変な人気が出ている、テニスプレーヤ錦織圭選手のテレビのインタビューで「幸せなこと」について、彼は以下のように言っていた。
「小さいころ、自分が好きなことをして身に着け、それが大人になって自分の仕事で遣れることは幸せなことです」
年をとって、人生が残り少なくなると、残りの人生をいかにして、幸せに暮らすかはとても、重要な事柄になってきます。
そうして、自分は何をしていると幸せなのかについて考えると、それをしている時に、夢中になれて、やり終わって充実感が味わえる、ことだと思う。
私の場合は、、若いころから、好きでやっていて、仕事も、ものづくりをしていた、そして今は趣味で、
ズット今まで続いてきたこと、それは木、金属、布、粘土、皮などを使ったクラフトだったと思う。
材料は何であっても、考え、工夫し、設計し、作り方を考え、熟練していく。 この一連の過程の楽しみは、昔から、私が夢中になれることです。
そして、このブログはクラフトの成果を、記録して2700回を超えています。
続くと云う事が、幸せであることの証し(あかし)です。
・・・先に設計したトートバッグの展開図を描き、材料の革を裁断した。
革を裁断した後、折り曲げる場所に沿って、専用刃物で、裏に切り込みを入れた。
・・・最近、何週か革細工を続けてきた、ニーズがあると次々に製作を続けることになる。
近くの皮屋さんに出かけて、二千円で買ってきた金色の革を使って、丁度二個分、作れる大きさのトートバッグを設計した。
私の設計では内側に薄い革でポケットを付け、カバンがひっくり返っても、中身がこぼれない様に、口部にボタンを付けた、そのほかのデザインはシンプルにし、特に外側には縫い目が出ないように、内袋は付けないタイプとした。
買ってきたのは牛革、1000㎜×450㎜×1.5㎜厚の大きさで、上の設計図のトートバッグが二個取れる大きさです。
・・・久しぶりに良い映画を観た。
1982年に出版された児童小説を元に、舞台化され、2011年にスティーブン・スティルバーグによって映画化された、日本語タイトル『戦火の馬』です。
ストーリーは、英国の田舎から、第一次世界大戦のドイツでの戦場に駆り出された軍馬が沢山の戦争経験の中で生き抜き、戦争の終了時、疵つき助けられ、戦地の病院で、イギリスの田舎で仔馬の時に調教した元の持ち主の英国兵士に偶然出会って、一緒に故郷のイギリスの田舎の家に帰ると云う長い物語で、ストーリー性と共に、撮影された画面の美しさも光る良い映画です。
・・・ポシェットは出来上がった。
この小さなカバンの上に毛足の長い革を貼りつければ出来上がりです。
皮をポシェットの大きさに合わせてカットした。
革用ノリで、「毛足の長い革」を上部のジッパーの部分以外に、貼り付けた。
かなりうまく出来上がったと自分は思う。
・・・私はあまり日本映画には興味はありませんが、高倉健の映画は好きで観ます。
彼がこの十日に亡くなったという訃報の新聞記事を読みました。
その記事の中で、私の心に残った彼の言葉が紹介されていた、
自分の気持ちとよく合っているので紙に清書して机の前に貼りました。
「行く道は精進にして、 忍びて終わりに悔いなし」
「人生を愛する心、感動する心を養い続けたいと思います」
・・・毛足の長い革を縫うのは大変なので、皮でポシェットを作りその上に、毛足の長い革を貼りつける方法でポシェットを作ることにした。
ポシェットの大きさは底は5㎝×20㎝、側面寸法は15㎝×20㎝です。
使用した革は古いヤギの革の上着を解体した物を使いました。
上に20㎝の長さのファスナーを取り付けました。
またサイドには肩掛けバンドを取り付ける金具を付けました。
皮は使用感のある表面ですが、上にさらに革を貼るので、問題ありません。
・・・毛足の長い小動物の革を手に入れた。
これで、ポシェットを作って欲しいと云う要望です。
このまま使うには、縫うのが面倒そうなので、どう処理するか思案中です。
ねずみ色で毛足がカールして2センチくらいの毛の長さがあります。
毛の裏には薄い厚みの地の皮が付いています。
・・・新聞の文化欄に「ガラス皿、ローマ帝国から」と云う記事が出ていました。
五世紀の古墳から出たガラス皿がローマ帝国から、伝来したものだと云う事が、化学分析で明らかになったという記事です。
古代日本史好きの私としては早速、この記事のことを、インタネツトで調べたところ、この史実は、もうすでに以前から、わかっていたことで、「それを化学分析した」と云う記事らしいです。
インタネットによると、遺物は、このほかにも、竜文の透かしをもつ金製冠飾りや垂下式耳飾り、髪飾りである螺旋状垂飾、衣服の装飾と考えられる歩揺、指輪、腕輪、玉類などといった多数の装身具が出土しているそうです。
また、青銅製の熨斗(のし)(アイロン)、四神が描かれたと想定される漆盤(漆器か?)なども副葬されていました。
これらの遺物は中国東北部や朝鮮半島からもたらされたものが多いそうです。
これらの出土遺物から、古墳の被葬者は、朝鮮半島あるいは中国東北部から日本に渡ってきた女性ではないかと考えられています。
・・・私が何時も走るコースに、季節折々に、花をきれいに咲かせている家がある。
久しぶりにその家の前に行った。
彩りは何時もより物足りなかったけれど、やっぱりきれいだったので写真を撮ってきた。