アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

ディヴァンさんのお話

2009-07-06 07:40:37 | インポート
少し古い紙面ですが、6月29日の北海道新聞朝刊23面に「チカップさん笑顔の復帰―白血病乗り越え、5年ぶり」のうれしい記事が目に入りました。
急性骨髄性白血病と闘い、復帰されて28日に東京・飯田橋のホテルで講演を行なわれたとのこと。
よかったです。闘病生活を乗り越えてお元気な姿をみることが出来ました。
チカップ美恵子さんにはTシャツ作りやカレンダー作りの協力を頂いて来ました。
ご無理のないお働きを祈ります。(道新ウェブページには記事記載なし。残念!)



ひだか支部の敷地内にあった彫刻。本物かと思った・・・ チセもありました。



7日(月)は、さっぽろ自由学校「遊」の連続講演「「先住民族の権利に関する国連宣言」を読むⅡ」第三回講座が開催されることを昨日、UPしました。もう少し、補足します。

お話されるディバン・スクルマンさん(台湾基督長老教会宣教師)は台湾原住民族・ブヌン民族のおひとり。

台湾では現在、国によって14民族が原住民族として認められています。
(ご本人達が「原」住民族と自らを呼ぶのは、「先住民族」に「すでに滅んだ民族」というニュアンスが込められているからだとのこと)

原住民族にはキリスト者が多く、原住民族のための玉山神学校(牧師養成校)もあり、各民族の言語や独自の伝統を活かした教育がされています。
ディヴァンさんはアイヌ民族との連帯を求めて四年前に北海道に来られ、アイヌ民族との交わり、そして、台湾原住民族との橋渡し役を担っておられます。

先日もタロコ民族の方をお迎えし、知床エコツアーに同行しました。
現地ではアイヌ・アート・プロジェクトの早坂さんが丁寧なガイドをして下さり、よき学びをさせて頂きました。
この方たちもタロコ国定公園のエコツアーリストでしたので、刺激になったようです。

エコ・ツアーのURLは以下
http://www.shinra.or.jp/ainutour/index.html

早坂さんらをNHKが放映するとのことで調べました。
モリゾー・キッコロ森へいこうよ夏のスペシャル「知っとこ!知床!世界遺産」
7月19日(17:00~17:45)。 http://www.nhk.or.jp/morikoro/ 

ディヴァンさんからは台湾の原住民族政策について、また原住民族の現在についてお話を伺うことができるでしょう。
(昨日のブログ参照)

昨夜はとてもいい感じに鹿肉カレーが出来ました。
隠し味にキトピロ(行者にんにく)のしょう油漬けをたっぷり入れて仕上げました。これは旨い! 
これに我が家で採れたルッコラとサニーサラダのサラダで昼食完了。夜は簡単にジンギスカン。
夜の話はアイヌ・レブルスのNHK ETV特集「僕たちのアイヌ宣言」をベースに、アイヌ民族のこと、世界の先住民族のことを後輩たちに伝えます(我が家の次男も来ています)。一緒に「21世紀の森」に泊って、明日は札幌へ。



知床エコ・ツアーで紹介された天然のチキサニ(はるにれ)の木。