アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

Cikap-un-i  鳥-いる-所  近文

2010-06-19 06:48:50 | インポート
暖かくなりました。
16日(水)は早朝から隣町の山奥に赤花豆を植えに出かけ(今年の場所もいかにも熊が出没しそうな山の奥。一人で行けません。コワ~)、その足で旭川へ。
NCC教育部の教育週間教材に二枚ほど川村カ子トアイヌ記念館の写真を使わせていただけるようにお願いに行って来ました。それと、旭川市が作成した下の看板も撮って来ました。

北大大学院教授の小野有五さんが著作「自然のメッセージを聴く」(北海道新聞社)の最後のところで地名説明の看板を変える働きかけについて書かれていたので、見てみたいと思っていました。よく通る近文小学校の校門前に建てたれていました。
過去ブログにも書きましたが、日本語とアイヌ語の地名が並列に並べられているというのは画期的なことなのです。今まで目にしてきたアイヌ語地名の看板はほんとが川の名前のアイヌ語紹介で、最初に日本語の地名が大きく書かれてあり、その下に小さくアイヌ語で表記され、さらに小さい字で解説が載っています(土木局河川課の管轄だったかと 過去ブログ07/7/14参照)。



17日午前2時にやっとNCC教育部に教材案を送り終え、早朝から暑寒別岳のふもとへオオウバユリの根を採りに行って来ました。今年は少なめにして一番粉を1キロほどと二番・三番粉を発酵させてかびさせずに乾燥させるように試みます! 昨年は少し成功したのでそれを鍋に入れて食べました。
とろみがついていいですよ。繊維も多いと言いますし。
発酵してきたのは少し甘い香りがしていい感じです。来客に出せるよう頑張ります。毒見も完成後の最初の来客でしておきます。
毒見といえば、川村カ子トアイヌ記念館の川村館長がコウライテンナンショウの根には毒があるが根の色のついている真ん中の部分を捨てて二日ほど乾燥させて食べると美味だと言われていました。それも食べてみたいですね~。山にその花が咲いていたのを見つけました。

友人も言っていたのですが、この季節から夏にかけて北海道の日照時間は長いのです。午前3時半とやたらと早く明るくなりますし、夜の8時過ぎまで明るいのです。そのため朝が早くなります。
今日はこれから道立図書館に行き、調べものをして、午後2時からサハリンアイヌが対雁へと強制連行されたことを覚える慰霊祭に参列。
夜は6時半よりWIN AINUの学習会がLプラザで開催されますので参加してきます。内容は以下の通り。

日 時 : 6月19日(土) 午後6:30から
会 場 : Lプラザ 環境研修室1
内 容 : 第1回アイヌ文化の集い : テーマ『広義の文化』  講師 常本照樹さん
海外からの報告: AIO「アンバサダープログラム」に参加して。ニューメキシコ 「民族としての力、才能は誰によって得たのか?」「家族・部族の歴史/価値観について」  報告者 島崎直美さん


海岸線沿いに見ごろの自生エゾカンゾウ。ちょっと写真が小さいですが、オレンジの花が見えるでしょ?


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