アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

久保陽子さんの演奏

2009-01-29 22:25:32 | インポート
どっひゃ~ の二日を過しました。
昨日は、学生時代にお世話になった東京練馬区の大泉教会時代に、ご一緒した兼岩さん※1の紹介で、北広島にあるHANAホールにて開催された札幌交響楽団の演奏会に招待されて行って来ました。
演奏曲はベートーベンのヴァイオリン協奏曲二長調。そして「運命」。

よくよく考えてみると、オケの生を座って聞くのは初めてでした。
東京でバッハ合唱団に入っていたころや、姫路時代に骨髄バンク支援コンサートでヘンデルのメサイアを歌ったときは舞台の上でオケをバックにしたことはありましたが・・・生聞きは初めて。

今回の招待のお目当ては札饗がゲストでお呼びした久保陽子さん※2.
兼岩さんがプロディースして、久保さんのソロ・コンサートを教会でやらないかとのお誘いがはじめにあって、実際に演奏を聞きにおいでとのことでした。
しかも、アイヌ民族情報センターともリンクして活動を知っていただくようなイヴェントが出来たらいいねとの話で、昨夜は盛り上がりました。

久保さんの演奏は感激しました。小柄なおからだ全体を使いながらの熱演でした。30分以上あったかと思う演奏も譜面なしで、しかも、あんなにハードな動きをして・・・と驚きました。
伺うところによると、朝5時から毎日、何時間もの練習を欠かさずにやっておられるとか。
頭が下がります。
わたしは初体験で感動・興奮でしたが、どうも、よくご存知の方たちは札饗に対しては厳しい評価でした。


兼岩さんとは、仕事関係で今話題のビ・ヨンセの話が出てきたり、若手の素敵な演奏家の話、海外の話、20年前の知人達の消息など、話しっぱなしで、内容も今のわたしのアイヌ民族・キリスト教のジャンルからではないものを伺いながら、夢のような二日を過しました。

5月後半に久保さんの演奏会が出来るように、今度の日曜日の教会役員会にて計画を立て始める予定です。
ちなみに久保さんの演奏予定は三部に分けて、三つの教会を会場に、それぞれの曲を演奏するとのこと。
留萌では、バッハ:無伴奏ヴァイオリン ソナタ第1、パルティータ第1番、パガニーニ:24のカプリス1番~8番。これらの後半は、他の2教会でやれれば、との案。 
楽しみですね~。留萌でも是非、実現したいです。
近所のこども達にプロの音色を聞かせてあげたいですし、
この方、30年留萌から出たことないというじっちゃん・ばあちゃんに生を聞いていただきたいです。合わせて、アイヌ民族と直に出会う機会が持てることを切に願いつつ。

明日は美馬牛福音伝道所の会堂建築にまつわる事務で午前中は旭川、午後はアイヌ民族関連の会合で札幌にに向います。




留萌増毛南部にある岩尾の「岩」。数年前ここで17型テレビ大ほどのトドの頭を発見。
すごい低い鳴き声でびっくり。生きている野性のトドだったのです!
興奮してアルバイト先の漁師さんたちに喜んで報告しところ、叱責されました。
トドは網をわやにするわ、網の魚の一番美味しいところをかぶりついて台無しにしてしまうわで害獣なのです。


※1 オフィスアリュシュを十数年前に立ち上げた、素敵なオルガニスト
⇒ http://www.o-arches.com/
※2 笑顔がとっても素敵な方でした
⇒ http://www.kuboyoko-violin.com/