アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

ニサッタの会合

2009-01-25 20:22:25 | インポート
この数日の活動報告をします。
22日(木)は奨学金会計の事務で札幌に向い、夜はニサッタの会議に参加しました。
ニサッタでは、この度の有識者懇談会へ提言を出すべく何度もチャランケをしつつ提言をまとめて来ました。

この度の会議は、出来上がりつつある提言の扱い方に議論が集中しました。結論として出来るだけ多くの賛同者を集めて賛同者の名前をつけて2月中に有識者懇談会に渡そうということになりました。

このブログでも具体的になった段階で呼びかけさせて戴きますので、皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

いつものカプセル(一泊2,200円ですから最安ですね)に泊り、早起きのわたしは翌朝23日(金)の6時前に起きて二風谷へ。われらが宮島利光さん※1にいくつかの相談をしに行ったのですが、なかなか携帯がつながらず、お宅も探せずで結局はナラの自然林と新しく作られている二風谷ダムの建設中のところ、そして二風谷博物館の前のチセ(家)を見て、札幌へ帰りました。博物館前には新しい大きなチセが二軒建てられていました。

その足で、恵庭在住の教会員宅訪問。そして、札幌に戻り、昨年の先住民族サミットで一緒にサポーターをした青年が持病で入院していると聞いていたのでお見舞いに行って来ました。
そして夜は、はたまたニサッタで計画をして開催された市民外交センターの上村英明さんの講演会に参加。内容は12月29日のウハノッカの会での講演に沿って、さらに改良を加えたものです。このblog12/31~1/3を参照ください。
その後、10時も過ぎたところで上村さんを囲んでわいわいやりつつ、様々な議論や意見も言い合えて、大変、有意義な時間でした。
後は続きます。





※1 わたし達(プロテスタント)の日本キリスト教団の引退教師で、北海道内の働きにおいてアイヌ民族の権利回復を訴え続けた方。著書「チキサニの大地」(日本キリスト教団出版局)、「アイヌ民族と日本の歴史-先住民族の苦難・抵抗・復権」(三一新書)、「日本宣教の光と影-アイヌ伝道等をめぐって」(いのちのことば社)があります。さらに、宮島さんは浦河のべてるの家の創設時代の協力者としても有名ですね。命名もご本人。今度、武田鉄也主演の映画も作られるそうですよ。乞うご期待。