アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

先住民族サミット

2008-07-06 18:28:54 | インポート
7月1日から4日に「先住民族サミット」が開催され、30日から5日間、お手伝いに行って来ました。
海外11カ国から二十数民族が集まって活発な意見交換と世界に向けての提言を作るための議論が行われ、たいへん有意義な時間が持たれました。
4日のあいだに、のべ1500人を超える人びとが参加し、最終日のコンサートには600人は有に越えていたと思えるほどの賑わいでした。

アイヌ民族の特に若い世代が声を挙げてこの度の会議が持てたことはたいへん良かったと思います。
世界の先住民族をお招きし、権利回復への闘いの歴史や方法を学びつつ、さらにお互いの課題を共有し連帯して歩んで行くことの出来る絶好の機会であったと思います。
提言文もとてもよかったです。出来るだけ早くここでもUPしますね。

このような会議にサポーターとして参加できたことは、わたしもたいへん満足しています。
裏方で走りまわって会議の内容も先住民族の皆さんとの出会いもほとんどなかったので、ここでお伝えできることは限られていますが、おいおい、当日配布の資料や、感じたことなどを報告していきますね。 

なによりも嬉しかったのは、同じサポーターの皆さんとの出会い。
文化人類学を専攻している方、環境問題を研究している方など、なんらかの接点をもってこの会議に興味をもち、支えたいと全国から来られていました。わたし同様、会議そのものや先住民族の皆さんとの出会いにも参加したかったであろう皆さんが、ほんとうによく裏方を引き受け、動いてくださいました。しかも、偶然とは思えないほど、個性と役割がぴったり一致し、適材適所での働きでした。

若い学生さん達が、自分から率先して働くのに感心しました。配慮も行き届いているし、ほんとうに感動!未来は明るいなぁと感じました。

ICUから来られた学生(通訳ボランティア)の皆さんも大変ご苦労されたようですが、よくやっておられました。通訳で疲れているにも関わらず、最後のほうには率先して会場の手伝いに来てくださいました。

協力をしてくださった皆さんにこころからの感謝を!

そうそう
動き回りながらも、先住民族の何名かの皆さんの踊りや歌を見ることが出来ました。
サーミーの「狼の歌」は、こころが揺さぶられるような感動を覚えました。
マオリの踊りはこころがハッピーになりました。
(これを書きながら「クジラの島の少女」を見ていたら、踊りや歌の似ている場面が多く出ていました。)
「クジラの島の少女」 http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/kujira/
マオリ・アオテアロアに関しては、このブログの左下にある「検索」で「アオテアロア」と打ち込むとたくさんの過去ブログがでますので参照してください。これを教えてくれたケントさんも今回のゲストとして来られていました。とても素敵な方です。



常にあわただしく動いていたので、ろくに写真も撮れずじまい。
しかも、ブレている・・・・ 失礼しました。