アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

いい出会いでした

2007-02-24 19:59:27 | インポート
23日は情報センタースタッフ会があり札幌行きでした。
一年のまとめとあり、活動報告などで3時間半が飛ぶように流れ、結局、大事な会計予算や機関紙ノヤの件は後日、あらためて話し合うことになりました。
大事なスタッフが途中で帰られたので、即、送別会へと流れていきました(苦笑)。

今年度は、より、こまめに旭川や札幌のアイヌ民族の皆さんのところへ通わせて頂いてるため、
昨年以上に情報を得ることが出来、その分、諸行事に参加させて頂くチャンスが多く与えられました。
より早く情報を得、来年はみなさんと一緒に行けるようにしたいです。
活動費は皆さんの募金でなっていますが、今年も大変苦しいです。根本的に見直しを迫られています。

今日はディヴァン宣教師と一緒に千歳空港まで足を伸ばし、空港ターミナルビル2階で開催しているアイヌ工芸品の展示、実演、アイヌ刺繍の講習(主催・北海道ウタリ協会)を見に行きました。
行ったところ、二風谷の彫刻家の高野繁廣さん・啓子さん夫婦がおられ、お話をしました。
偶然、空港に来られたとのこと。刺繍講習を受けながら、二風谷と違うわね~と 高野啓子さん
(啓子さんの刺繍もすばらしいです)。
ふと講師を見ると、見たことのある人だなと思ったら(失礼)、な、なんと加藤町子さんではありませんか。
思わず「数年前の加藤さんデザインの切手を今も大切に持っているんですよ。この間も小川早苗さん(加藤さんの姉)のアトリエに行って加藤さんの刺繍も見たんです」と、興奮してしまい・・・。もちろん、加藤さんはわたしが誰だか分からない。アーティストと一般ファンってこんな感じなのか。

さらに会場をまわっていると、ある方が親しげに語りかけてくださいました「あれ? 逢ったことあるね」
伺うと白老の方なので、先週に訪れたことを言うと、納得されました。
お隣ではトンコリやムックリ販売していたので話が弾み、この間のムックリ・トンコリ大会の話題になり、
あの会場にいてトンコリ大会に出られた話などから、わたしのムックリ13位はすごいと誉められたりしました(なにげに自慢し続けている)。

あるところでは、「わたしはカラフトアイヌです」と言われた方がおられ、ゆっくりお話させていただきました。
その方はロシアと日本の関係を年代も性格に詳しく、さらに短く、分かりやすく説明してくださいました。
わたしも昨年6月に行われた対雁(江別)での樺太移住殉教者墓前祭に参列したことや、「対雁の碑」を読んだこと、小川隆吉さんにガイドをして頂きフィールドワークをしたことなどを話し、あわせていろいろな話が出来ました。また、是非ともゆっくりお話を聞きたいです。感謝な一日でした。