アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

関連イヴェント

2007-02-12 10:01:41 | インポート
先週金曜日(9日)は石狩空知地区の教会の訪問から始まりました。
最初に訪れたのは滝川二の坂伝道所。中田両牧師に歓迎され、昼食もご馳走になり
さらに美唄まで案内して頂きました。美唄教会でも歓迎を受け、会堂を見せていただきました。
その後、江別教会、野幌教会へとお訪ねし、札幌に到着。
30分ほど遅れて、常本照樹(北大法科大学院教授)さんの講演
「先住民族の権利に関する国連宣言と国際人権規約の日本政府第5回報告について」
を伺うべくエルプラザへ。

すると、いい感じのメロディが聞こえてきました。アイヌアートプロジェクトの皆さんです。
小さな子どもも一緒に踊り歌い、以前から注目しているグループです。
先日は聴けませんでしたが今回は満喫しました。
特に、最後の歌はこれまた感動! CD作っていたら絶対買う! 
素敵な歌でした。今も頭で聞こえてきます。メディアにのったら絶対に大ヒットしますよ。
アイヌ発信であり、今を奏でるメロディ性といい、イチ押しです。



アイヌアートプロジェクトの皆さん
(アイヌアートプロジェクトHP  http://members.goo.ne.jp/home/jido0608)


演奏が終わり、お待ちかねの常本教授のお話が始まりました。とても内容も豊富でしかも分かりやすいもので、
大変勉強になりました。
資料をパワーポイントで大きく写してくださったのはよかったのですが、
それらをレジュメとして印刷して頂けたら、持ち帰って再確認できたと思います。
ただ、報告集のようなかたちで資料を印刷される事も言われていたので、楽しみにしたいと思います。
テープもとりましたので、希望をされる方はセンターまでどうぞ。
より詳しくは、今後のブログに続けて掲載します。

翌日(10日)は朝から2・7カデルに向かい、その日から始まった
「北海道アイヌ伝統工芸展」(主催・北海道ウタリ協会)を鑑賞してきました。
きめ細やかな刺繍には感動します。欲しいと思った作品は受賞していました(本日13日12:00迄)
その後はサッポロピリカコタン(小金湯温泉)へ向かい、
「インカルシペ・アイヌ民族文化祭 (主催:ウタリ協会札幌支部)」に行き、
第14回全道ムックリ大会に初出場し、13位と、なんと賞金まで頂きました。
実は優勝を目指していたのですが、はじめての舞台演奏で、
マイクを通したのも初めてだったので、鼻息が聞こえたり(苦笑)、マイクにムックリが当たったりで
ずいぶんと下がってしまいました。残念。
しかし、わたしより上手な方がたくさんいました。
音も魅了しますが、奏でている姿も優雅な方が多かったです。
賞金はこれからを担うアイヌの子どもたちへとお返ししました。
さて、来年に向けて今日もムックリの練習を始めるとしますか。