アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

初山別までの地名

2007-02-05 20:36:25 | インポート
朝から作業所の方に来て頂き、アイヌ語地名解説ポスターを
各地区の教会に配布するべく、準備しました。
午後は、先週にお寄り出来なかった初山別の家庭訪問に出かけました。
皆、苦悩していますね。

片道70キロの間にもたくさんの地名がある中でユニークなものもあります。
今回も「北海道の地名」 山田秀三著を参考にしながら
気になった地名のアイヌ語での説明を書きましょう。



大椴(おおとど) 元は大椴子であって、上原熊次郎はtu-tuk(岬・出っ張っている)、
松浦武四郎は「トトコ。上に沼あるの儀」と別の説明あり。
上平(うえひら) ウェンピラ(wen-pira 悪い崖)に当てた名。
築別(ちくべつ) チュク・ペッ(chuk-pet 秋・川)
三毛別川(さんけべつがわ) サンケ・ペッ(浜の方に出す・川)
歌越(うたこし) ota-kush-pet(砂浜を・通っている・川) 初山別より少し北上します。



留萌の海岸から暑寒別岳をのぞむ

話が変わって、昨夜の我が家での会話。
三男の宿題中、彼が「“知る”の英語は?」の質問に
わたしが「Know」と答えたら、「え?“くのう”じゃないの?」だって・・・・。
わたしゃ君に苦悩してます。はい。