~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

なにごとも維持するのは大変

2008年06月19日 17時04分51秒 | ピアノ
いよいよ本格的な梅雨になり、ピアノも除湿をさぼるとたちまちイケテナイ音になって困ります。ほかの楽器ほどではないですが、ピアノもメンテナンス要りますね。



ここ二三日は、音楽に関するお出かけばかりなのだけれど(午後からは、プラス子どもの習い事、家の用事、と出かけてばかり)、実際に練習していた時間はほとんどなくて、気分だけが音楽っぽい・・・(笑)

火曜日はチェンバロ。
クープランをみていただきました。
サークルの発表会等で弾く曲に追われて、チェンバロ用の曲はあまり練習する時間がなかったので、家事をしながら繰り返し前回のレッスンのテープを聴き、トリル&アーティキュレット丸覚え(殴)。
いちおう通りいっぺんの弾き方はできるようにしていきましたが、レッスンはそこで終わらない(笑)。
「リピートのあとはトリルを増やして変化をつけて弾きましょう」とか、「場合によっては即興っぽくやりましょう」とか、「ここからは上の段の鍵盤を使って弾いてみましょう」とか、さらにやるべきことは限りない。


昨日は、某所で勉強会。・・といっても、持ち寄った曲を弾きあうだけのことなのだけれど、連弾曲をたくさん聴いたり弾けたりして楽しい時間でした。
ここで、「イゾルデ」を弾いてみたのですが、集中して弾けたし、暗譜もあぶなげなく、まあ定着してきたのかなあ・・と少し油断。


今日は、友人とお互い弾きあってみたのですが、昨日の今日で、暗譜あやしいこと限りなし・・・冷や汗モンでした。
だいたい最初のメロディーが始まって2小節目で「あれ?なんだっけ」
<ファ>だということはわかっていたのだけれど、それってF?Fis?(実際の記譜はGes)。よっぽど最初から弾きなおそうかと思ったのだけれど、それはとても許されないことなので、打鍵ギリギリのタイミングで和声からFisと決定(爆)。
それでほっとしていたら、その2小節後の内声が一瞬空白に(泣)。
ほかにも、♯ついてたっけどうだっけ的な迷いが何箇所か。また和音の種類は合っているのだけれど転回形を間違えたりとか、たぶん曲を知らない人にはそこまでの違和感はないのだろうけど、自分としてはドッキリの連続で「おしまいまで弾けたら100万円」状態でした(殴)。
・・・本番でこんな状態はイヤだ・・・・


よく曲が「手のうちに入る」という言葉をきくけれど、中年超えて覚えた曲はたとえ「手のうちに入って」も、どうも指の間から漏れていくようで、猛練習しても、何回人前で弾いても、何年弾いても、安心はできません。
「手のうちに入れる」と同時に、「指から漏れた時の保険」も盛大にかけておく必要があります。
内声は落ちても、ソプラノ&バスを死守するとか、和音は種類だけはきちんと頭に入れておくとか、わかんなくなったら作曲してでもつなぐとか(ほんとにそれをコンペでやった人を知ってます・・爆)、思いつく限りのことはやっておいて損はないです。


ただ、「最悪」の場合のクオリティーの底上げをしておきたいので、それはやはり練習につきるのかなあ・・と思います。


「最悪の場合」、で思いだしたのが、うちの娘(爆)。
昨日は娘のピアノのレッスンでした。もう全然集中力なくて、「トイレでも我慢でしてるのか?」と思うくらい、ぐにゃぐにゃ軟体状態。
先生のおっしゃることもきいてないし、たとえきいて直さない。
先生のお宅の横は線路なんですけど、私怒りのあまり、「娘をつまみ出してポイッ」の妄想に数度襲われました。
私、自分がピアノ教師だったら、こんな生徒、どんなギャラいただいても「お引取りください!!」です。・・・・先生、見捨てないでください(泣)

娘は態度もそうなんですけど、演奏の落差もものすごく(落差の出るほどの曲でもないのに)、「どうしちゃったの」と思うくらいに、すらすらと完璧に弾くこともあれば、これまた「どうしゃちゃったの?」と思うくらいに一音一音間違うこともある。
練習して暗譜してある程度以上弾けるようになった曲でもそんな感じです。
あまりのことに一回「寝てるの?」とのぞきこんだら、別に寝てもいないし、眠そうでもなかった。<のだめ>のハリセンいうところの「ダメバージョン」。
・・・品質保証ゼロ・・・



こういう子ってこのまま大人になるんですかね?
困ったもんだ・・・