~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

お祝い会

2008年03月01日 22時41分09秒 | ピアノ
今日は素敵なイベントがありました。


ピアノサークル内で初のカップルが誕生し、来月に挙式されるのですが、そのお祝いの会が市内某ピアノバーにて午後2時から3時間行われたのです。

お祝いの会をしようよ!という話が本格化したのは2月も中旬に入ってから。
それからバタバタ~っと予約を入れたり、プレゼントを考えたり。
途中私は娘のすべり台事件もあったりで、すっかりいろいろおまかせしてしまってましたけれど、みなさんが動いてくださって心あたたまる時間となりました。


今日の出席者は新郎新婦を含め16名。
ピアノの周りをぐるりと取り囲む形の席がほどよくうまり、なによりこの形だと演奏者も聴いている人も、みなの表情がよく見えてアットホームな雰囲気です。
隣の県からは、昨年結婚されたサークルのメンバーが、奥様とともに出席(奥様はサークルのメンバーではありませんでしたが、サークルとは大変親しい関係にあった方です)。

まずは・・ということで、このご夫妻が弾くことに。
ご主人がショパンのノクターン、奥様がラフマニノフの前奏曲、そして連弾で「星に願いを」。
いずれ劣らぬ名手のお二人。たしか出席を決められたのはごく最近だったと思うのだけれど、さっと弾けるレパートリーがあるのはいいなあ、と思いました。
ほんとに先輩ピアノカップルからのなによりのお祝いですね。


その後は席順に次々と演奏。
季節の曲、新婦からのリクエスト曲、お得意の一曲、現在勉強中の曲などが、お祝いの言葉のあとに気持ちをこめて奏でられ、プログラムも何も作られていないのにいい具合に会は進行。
ただプログラムがないからこそのハプニング?もあり、本日は「星に願いを」を3バージョンで聴くことができました(笑)。

演奏しないメンバーも何人かいたのですけど、それぞれの立場から結婚についての味わい深いお話。欠席者からのお手紙の披露もありましたが、そのなかに「この会で知り合ったというのことは、ピアノの88鍵が末広がりの八にも通じてめでたい」というくだりもあり、「おお、これはメモ!」というお方も(爆)。


コーヒータイムのあと、私も演奏しました。
火曜日まで何を弾くか決まらず、ソロの手持ち曲にはめでたい曲がないし、困ってしまってダメもとでチェロの友人にメールしてみたら、出席してくれるとのこと。フランクを聴きたいといってくれていたメンバーもいることだし、と結局フランクの2楽章を弾くことにしました。
木曜に練習した際、「それだけではちょっとめでたくないかも」とエルガーの「愛の挨拶」を追加。

かなり狭いスペースでしたから、「愛の挨拶」はともかくとして、フランクの方は、音でいっぱいになり、聴いてる方は大変だったかも(汗)。
それに、やはり練習では絶対にやったことのないミスって起こるんですよね、あれくらいの小さな会でも。最後なんか、チェロをちら見してたら、次の(鍵盤の)戻り位置を見失いまして、ええもう冷や汗かきました。

ちなみに、私もチェロの友人も、夫は趣味のバイオリン弾きなのです。
今日出席していたサークルのメンバーにも、ご主人と音楽サークルで知り合った人がいますし、こうしてみると結構趣味つながり多いもんです。


最後は新郎新婦による「主よ人の望みの喜びよ」の連弾。
結婚式で弾かれる予定だそうですけど、おそらく生涯にわたってお二人の大切な一曲となることと思います。
その後、花束とプレゼント(ちなみに中身は、連弾の楽譜2冊)を贈呈して時間丁度にお開きとなりました。

進行のKくん、お見事です!


私は子どもとの約束があって2次会へは出られませんでしたが、「いい会だったなあ」としみじみ。


おふたり、どうかお幸せに