~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ひさしぶりのチェンバロ

2008年03月10日 21時30分42秒 | レッスン&セミナー
昨日は、午後3時半小田原発の<こだま>でまずは名古屋へ。
名古屋からは乗り換え10分で<のぞみ>に乗り、広島には午後8時20分くらいに着きました。

名古屋で、赤福が買えないかと期待したのですが、さすがにちょっと無理でした。


今日午前はひさびさのチェンバロのレッスン。
前2回が、息子の熱と娘の入院(すべり台事件)で行けずじまいだったので、勘が取り戻せるのかどうか、いやその前に何から何まで忘れてしまってるのではないかとちょっと不安・・・・。
レッスンは友人と時間差で組んでもらっていて、私が後の方なのですが、私がついたところ友人はまだレッスン中。
バッハのメヌエット(ト長調&ト短調)と平均律のプレリュードを弾いていました。
こういう一見易しそうな曲は、ピアノでもなんでもタッチがもろバレになってしまうので大変難しいものですが、友人も苦戦している模様でした。
プレリュードをこうして近くでチェンバロで聴くと、同じ音型が繰り返されるさまが、熱を帯びたり波打ったりと、不思議なことにピアノで聴くよりダイナミックな感じがしました。


私は、フランス組曲第5番の「アルマンド」「ルール」「ジーグ」を弾いたのですが、最近の私の課題「なにもしないで流れるところを作る」「スッと曲に入る」というがここでも課題として目の前に示されまして、これはよくよく難しいことなのだよな・・と思うのですが、性格的にそういう曲想に向いてる方はすぐできるものなのでしょうか?う~ん・・・・

この3曲の中では、「ジーグ」は速くて活発な曲なんですが、私が弾く前に先生、
「派手なの好きでしょ?」
「え?」
「8フィート×8フィートにしましょう」
・・・・これは、上段鍵盤全体を少し向こう側に押し込むと、下段鍵盤を弾くと同時に上鍵盤も動き、両方の音がでるようになることらしいのです。
「・・もっと派手なのがいいかしら?では、8フォート×8フィート×4フィートにしましょう」
・・・・これはですね、レバーを操作して、高い音も同時に鳴るようにするもので、全体では「バリバリ・・・・」って感じの感じの音になります。

弾いてても「おおおおっ・・」という感じの、興奮するなといわれてもムリな音が出るのですが、先生がおっしゃるには
「こういう曲合いますねえ、ほんと。いいですよ」
(爆)

ピアノより古い楽器にもかかわらず、弾いてて電子系の楽器のような「キテル」感じが時々襲ってくるのは、私がヘンなんでしょうか?

不思議です、チェンバロ。

フランス組曲第5番はとりあえず全曲弾きましたので、次はスカルラッティをやる予定でおります。