東証前場の取引停止

　東証のシステム障害のため午前中、立会い取引を停止。全面ストップは1982年のシステム構築以来初めての出来事。昨日の組閣後の活況や米国株高など好地合を受けて相場の先高感強まる中、今日こそは高値更新するのではと期待されていただけに残念。

　やっと午後1時30分から売買再開。原因はシステム増強の際の、プログラムミスとの発表。日本経済を支えている市場インフラのもろさを露呈した。３時間も全面停止になるとは、危機管理意識は一体どうなっているのか。
　幸い懸念された市場への影響は限定的で、システム障害をはね返す展開となった。日経平均株価は終値で13,867.86円をつけ、あっさりと10月4日以来の高値を更新して引けた。