てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

GOOD TIMING

2009-01-31 17:34:03 | 暮らしと生活
 おふくろの所へ朝晩2回は必ずのぞくのを日課にしているのだが、昨夕は訳あって30分後へずらして行くことにしていた。そこへ冷たい雨の降る中を孫娘が自宅の合鍵を借りに来た。自宅へ鍵を忘れて登下校した所、たまたま家人が留守で中に入れず困っていたもの。いつもなら我が家も留守にしている時間帯だが、既の所で事なきを得た。

 少しオーバーだが、これぞ神の思し召しだったのかな~と考えながら、夕食を食べさせるべく母のもとを訪ねると熟睡中。介護師に聞くと熱も出ていないそうだし、小生のマスク下の咳を抑えるのがやっとなので、後を託して早々に引揚げた。
 
 家に着くや否や医療に詳しいかみさんの従姉妹から電話が鳴る。母の症状を気遣ってこまめに電話をくれるのだが、今回も適切なアドバイスを賜り元気を頂いた。この電話かて“留守電”の手があるとはいえ、こうして直に話が出来て良かった。時間差の妙とでもいうのだろうか、グッド・タイミングであった。

 先日の内視鏡検査もそうだ。ホームドクターから紹介先の先生の診察日は、「金曜日と月曜日」と聞かされ、前日の木曜日に紹介状を頂いた。初めの内は月曜日に訪院するつもりで先延ばししていたが、こんなことは早いに越したことはないと思い直し、即翌日に訪ねた。すると実は「金曜日と火曜日」の間違いであった。もし月曜日に行っておれば無駄足になっただけでなく、それだけ検診が遅れる所だった。下手をすれば、タイミングを失する所だった。

 人生における岐路も同じこと。このようなちょっとした回り合せで、良くも悪くも決まってしまう。端的な例としては、交通事故がある。たった1秒その場に居合わせるタイミングがずれるだけで、天国と地獄の分け目である。

 昔、坂本九さんは、「この世でいちばん肝心なのは素敵なタイミング」と歌っていた。このことを日々の生活の中で身をもって感じさせられることが多い。タイミングをはずしたばかりに大きなものを失い、どうしてもうまくいかなかったことが、ふとしたことがきっかけで好転したり。仕事であっても、遊びにおいても、また出会いにせよ別れにせよ、タイミングは本当に大事なことだと痛感する。

GOOD TIMING(素敵なタイミング)
-元歌はジミー・ジョーンズ、日本では坂本九がカバーした曲-

Oh, you need timing a tick a tick a tick a
Good timing a tick a tick a tick a tick a
Timing is the thing
It's true good timing brought me to you

If little little David hadn't grabbed that stone
Lying there on the ground
Big Goliath might have stomped on him
Instead of the other way
But he had

Timing a tick a tick a tick a
Good timing a tick a tick a tick a tick a
Timing is the thing
It's true good timing brought me to you

・・・・・

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Too late!

2009-01-30 12:24:15 | ビジネスと社会
 小欄「2008/12/5 15:41 ねぎ」で書いたM岡さんちの青ねぎが出荷の最盛期を迎えた。ウオーキングの道すがらには一家総出で出荷に勤しむ姿を見掛ける。
 昨日近くのスーパーの店頭では1本が90円ほどで並んでいるのを確認した後だけに、これは大金ものだと改めて見直した。これなら「ねぎ御殿」も建つはずだ。

 M岡さんちのねぎ畑を通り過ぎると、寺総代仲間のS村先輩が同じように少しばかりのねぎの出荷作業をしておられるのに出くわした。「遊んでおるより身体を動かす方が健康にもエエと思うて働いとんヨ」と快活に笑いながら話される。お年寄りの小遣い稼ぎには十分のようだ。

 30日付山陽新聞によれば『雇用情勢の悪化で失業者が急増する中、担い手不足が深刻な農業に人材を誘導しようと、国や各地の自治体が相談会の開催に力を入れている』そうだ。
 これまでにもバブル崩壊など不況の場面では農業が見直されたり、「帰農ブーム」が起きたりしている。確かにまたかの感は否めない。

 10前だったら、私ども夫婦の第二ステージで「青ねぎ作り」に挑戦できたのにと悔やまれる。残念ながら今更新規事業にチャレンジする体力も資力も持ち合せていない。
 それどころか末世をうかがわせるかのような昨今にあって、細々とでも自給自足を目指して堅実に歩むべき時かなと思ったりもする。Too late!で終わらせないよう、今こそしっかりと足元を見詰め直すチャンスかも知れない。

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亀ちゃんぽんかん

2009-01-29 13:28:21 | 暮らしと生活




 小生の第二の故郷である愛媛といえば、やっぱりみかん。「水道の蛇口からみかんジュースが出る」という噂があるほど。
 小欄「2007/10/26 亀ちゃんみかん」で触れたが、愛媛・吉田町から例年のみかんに続いて、今年は旬の“亀ちゃんぽんかん”が届いた。
 1箱(10㎏)も2箱も同一送料なので、いつも2箱単位でシーズン中に何度か注文するのだが、この度はサービスで贈ってくださったもの。その1箱を今朝長男が「ばあちゃんに」と届けてくれた。

 その母はここ一週間ほど、午後から夜中にかけて右足指壊死が原因と思われる高熱が続く。心臓への負担も考慮して小児用解熱剤やクーリングで抑えている。一時は酸素マスクも着用しながらではあるが、高熱の後の喉の渇きからか水分補給も兼ねて栄養剤だけはよく飲んでくれるので小康を保っている。
 倅の好意は有難いのだが、栄養剤をストローでやっとの状態だし、母は元々すっぱいものが苦手だったから、みかんをジュースにしても咽せたりして無理だろう。
 
 越冬完熟ぽんかんは、糖度12超と甘味が強く、香りが高い。同町のホームページによると『愛媛県吉田町特産のぽんかんは宇和海からの黒潮にのった暖かな潮風、全畑南向きから西向きの畑を厳選し、太陽の光をたっぷり浴びて育ちました。 お味の方は、濃厚で甘味が強く、多少小ぶりですが今年は例年になく美味しく育っております!』とのこと。
 
 学生時代の今頃時分のこと、仕送りの金も底をつき、ひもじさのあまりに悪友とみかんを失敬しに学校近くのとあるみかん畑に入った途端に、通りすがりの人の声に過剰反応した連れのN須が慌てて有刺鉄線にメガネを引っ掛けてレンズに傷が入った。結局は未遂に終わったのだが、甘酸っぱい初恋ならまだしも、貧乏学生のほろ苦い思い出の一齣である。
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炬燵の守

2009-01-24 14:05:51 | 暮らしと生活
 時節柄に加え風邪気味なこともあり、このところめっきり出無精になってしまった。唯一身体を動かすウオーキングさえも控えている。

 真冬といえども親しい来客でもない限り炬燵を出すことなど滅多にないのだが、外は快晴だというのに珍しく座敷で炬燵の守などしている。

 あまりの所在無さにTVをつけてみるが、碌な番組をやってない。国会中継でもやっていれば結構退屈凌ぎになるのだが…。

 そこへドラッグ・ラグをなくす有志の会、川上さんから署名活動への丁重な礼状を頂き恐縮至極である。15万4千筆の署名を持って厚労省へ出向くと決意のほどが認めてあった。こんちゃんを介して運動が広がったことへの感謝の念も添書きされていた。きっと思いが届き一刻も早く承認されるよう祈らずにはいられない。

 年末から上昇の一途で、ほぼピークを極めた我が体重曲線だが、この度の大腸内視鏡検査をきっかけに一転逆V字に転じた。この一週間の上下のブレは4kg。この勢いに乗じて一気に大台を割りたいと願っている。ちょっとしたことがきっかけで、健康的にダイエットを図るコツがつ掴めたのは大きな成果だった。

 今、そんなこんなを徒然なるままに、ノートパソコンに向かってタイピングしている。たまには炬燵の守もいいもんだ。
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未曾有の自動車不況

2009-01-23 20:28:09 | ビジネスと社会
 米国に端を発した金融危機が引き起こした景気後退に伴い、未曾有の世界的な自動車不況に陥っている。「不況に強い」神話が完全に崩壊した。

 中国地方に拠点のある広島のマツダ、岡山の三菱自動車ともに、かつてない規模での減産を決定。派遣切りや社員のリストラが相次いでいる。

 そんな中、広島県は早々とマツダを支援するため、3月末までにマツダ車200台を公用車として購入する方針を決めた。また岡山県でも23日、2009年度に更新する予定の公用車約100台をすべて三菱自動車製にする方針を明らかにした。急激な景気後退で減産を強いられている同社水島製作所を支援するのが狙い。

 石井正弘岡山県知事は、山陽新聞社の取材に対し「県が三菱車を優先的に調達することで、市町村や県民にも協力が広がることを期待したい」と話しているが、不況の自動車業界の復活に向けて一役買う英断に、諸手を挙げて賛意を表する。
 自治体を始め官民を挙げた迅速な支援対策が急務であるが、地域経済の活性化へ大きな役割を果たしてもらいたいものである。米国を始め世界が景気の底を打つにはまだまだ時間がかかると予測されるが、一刻も早い回復が望まれる。
 我が家では、残念ながら三菱車を買うほどのゆとりはないので、せめてもの思いで三菱自動車の株式を持って一翼を担っているつもりである。
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