翁と嫗こけし

　17年前の夏、宮城・鳴子温泉を旅した。御当地では伝統工芸品として鳴子こけしが有名。その鳴子こけしは姿形と描彩が溶け合って、素朴さの中にも深淵の美を生み出している。ずっしりとした、温かい木のぬくもりを感じ、当方を魅了する。

　そんな中で目に留まった逸品「翁と嫗こけし」（宮下はじめ作）があった。当時、私の父は既に他界していたので、夫婦揃って元気な義父母にぴったりの土産と思い求めプレゼントした。両親は大層喜んでくれ、大切に飾ってくれていた。

　ところがその５年後には義母が亡くなり、今年の１月には義父も亡くなった。つい両親の棺に入れるタイミングを失したので、両親の形見分けに持ち帰った。何時の間にやら我ら夫婦も、このこけしに肖りたいと願うに相応しい年に達した。（お断り：facebookに同文掲載）

演歌見直す

時には演歌もいいもんだ。よくぞ日本人に生まれけり。（お断り：facebookに同文掲載）

祖谷平家そば

　義弟が旅先から送ってくれた祖谷之平家堂のそばが届いたので、今朝早速にかけそばで頂いた。20数年前に信州で食べた新そばの味覚が未だに舌に残っているが、それ以来やっと本物のそばに出会ったような気がする。

　そば好きが高じて自分でそばを打つ話を見聞きする度に、その気にさせられるのだが、如何せん専用の道具が必要なので敷居が高いと感じている。

　日本三大秘境の一つ「祖谷のかずら橋」で知られた祖谷地方は、平家落人の里として有名だが、遠く源平合戦に思いを馳せながら美味しく頂いた。（お断り：facebookに同文掲載）

演歌で気分転換

　内堀先生ご指導の下、『アルハンブラの思い出』の大改造に取り組んでいる日々だが、明晩は思い切って“演歌”で気分転換を図りたいと思っている。

　岡山市北区駅元町の「心地ダイニング 奈々伊」における【春の晩餐会～演歌は日本人の心だ～】に予約を入れている。勿論、内堀先生の独奏で「悲しい酒」、「津軽海峡冬景色」、「禁じられた遊び」、当日出演の演歌歌手夢一朗さんの伴奏として「銀座の恋の物語」の演奏が予定されている。（お断り：facebookに同文掲載）

新薬初日

　糖尿病治療のため目下「ジャヌビア錠」と「アマリール錠」を併用しているが、このほどアマリール錠に替えて17日に発売となったばかりの新薬「スーグラ錠」を処方して頂いた。掛かりつけのS医院では、私が新薬処方の３号患者だそうで、本人はもとより先生も<血糖コントロール・体重減少・血圧改善>という三大薬効に注目しておられる。

　スーグラ錠は、余分なブドウ糖を尿糖として排出し、血糖コントロールを行う薬なので、利尿作用が働き脱水症状を引き起こさぬよう留意しなければならない。夕食後に服用すると、夜中に頻尿を催すため「朝食後服用」が望ましい。

　今朝が服用初日だったため、写真に収めるべく並べ直している内にうっかり夕食後服用の薬（ジャヌビア錠とリピトール錠）と取り違えて飲んでしまった。従って、今のところ薬効を確かめられないでいる。今でも夜中に２～３度小用に起きるほどだが、更に今日は薬の作用を思うと夜の訪れが怖い。（お断り：facebookに同文掲載）