先日の飲み会の席でのこと、近況報告でM野が念願の入手を果たしたばかりのHV(ハイブリッド車)に話が及んだ。良いこと尽くめの次世代エコカーHVと思っていたら、大きな問題点が残ると知った。
インフラである電気スタンドの普及状況、航続距離の短さ、音が静かすぎる(事故の危険性)などは承知していたのだが、肝心の電池とモーターが高額であるということ。このことについて安井至東京大学名誉教授は次のように指摘する。
「複雑な工程を踏む製品なら、大量生産によってラインを整えればコストダウンが可能になるが、電池というものは、構造は単純で、コストに占める原材料費の割合が高いのである。つまり量産したからといって価格を下げられない。普及するには、価格が10分の1になるか、寿命が3倍になるか、どちらかしかないと考えるが、実現は難しいのではないか。」
未だ研究・開発途上なので、いずれ安価・長寿命のバッテリーが出るまで見合わせた方が賢明のようだ。
一昨年の春、話題のHVに試乗しながらも見送り、やっとの思いでファミリーカーに乗り換えた身には、溜飲を下げた思いで自分を納得させている。
インフラである電気スタンドの普及状況、航続距離の短さ、音が静かすぎる(事故の危険性)などは承知していたのだが、肝心の電池とモーターが高額であるということ。このことについて安井至東京大学名誉教授は次のように指摘する。
「複雑な工程を踏む製品なら、大量生産によってラインを整えればコストダウンが可能になるが、電池というものは、構造は単純で、コストに占める原材料費の割合が高いのである。つまり量産したからといって価格を下げられない。普及するには、価格が10分の1になるか、寿命が3倍になるか、どちらかしかないと考えるが、実現は難しいのではないか。」
未だ研究・開発途上なので、いずれ安価・長寿命のバッテリーが出るまで見合わせた方が賢明のようだ。
一昨年の春、話題のHVに試乗しながらも見送り、やっとの思いでファミリーカーに乗り換えた身には、溜飲を下げた思いで自分を納得させている。