てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

行く人来る人

2009-03-31 12:47:00 | ビジネスと社会
 親父の代にアパート稼業を始めて以来、かれこれ40年以上になる。最盛期には18戸だったアパートも栄枯盛衰を経て、今は14戸に落ち着いた。その間に多くの方々との“出会いと別れ”があった。
 春は異動のシーズン。我がアパートの入居者でも3世帯のメンバーチェンジがあった。

 当地で丸3年間新人先生を勤めたY田さんは、この度念願叶って郷里の県北のK小学校へ転任となった。退去の挨拶に見え「環境の良い所で3年間住まわせて頂き感謝。思い出の地で子供も誕生した」と礼を述べられ、元気に新天地に向かわれた。

 一方、愛知県から単身赴任されるK山さんは、引越しの荷物の整理を終え、奥さんと一緒に転入の挨拶に見えた。豊田市の自動車関係会社から、岡山市に本社のある某企業へ出向となられたもの。明日から遠く離れて暮らすご主人を気遣う奥さんに、電子町内のホームページなかいをご紹介した。

 もうひとかたも奇しくもK山さんと同郷愛知の方で、名古屋市に本社がある某企業岡山営業所に勤務する独身男性。前任地金沢から、郷里名古屋を素通りして当地勤務という転勤族。

 私はといえば、幸か不幸か33年のサラリーマン生活で、5年間の出向があったものの、一度も転勤転居の経験が無い。生まれ故郷の岡山以外は、学生生活を送った4年間の愛媛しか知らない。

 春は別れの季節であり、出会いの季節でもある。転勤、退職、卒業などで行く人もあり、入学、入社、異動で来る人もある。人生の悲喜が交々に現れ、笑ったり泣いたりするのもこの季節である。世の無常と人の愛情、悲しみと喜び、偶然と運命、そんなことなどを感じさせる非日常の高揚感が好きだ。
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中林淳真ギター教室発表会

2009-03-29 12:39:00 | 舞台、ライブ
 ギタリスト中林淳真さんのギター教室の研究発表演奏会が、岡山シンフォニーイベントホールであった。同教室は月1回の内容の濃いレッスン方法で、国内外ギターコンクールにおいて優賞者、NHK洋楽オーディションの合格者などを、多数輩出しており注目しているところ。同発表演奏会を拝聴するのは2年前に続いて2度目である。
 また昨年7月21日に開催された、ご長男でギタリスト中林仲哉氏の主宰する音楽教室の生徒らの発表会の様子はこちら

 門下生16人による独奏、二重奏はいずれ劣らぬ熱演で、ギターを目指す身には多々参考になることばかりだった。
 トップバッターのT田さんは重圧を撥ね除けて「ラリアネ祭り」を見事に演奏。
 4番目Y本さんは「アンダンテ」と「雨だれ」を無難にこなした。
 7番目K野・Y田熟年ペアによる二重奏「主題と変奏」は、Y田さんが独特の我流奏法ながら、ともに円熟味のある演奏で、安心して聴けた。
 5番目に「アメイジンググレイス」を演奏したK藤さんは、ギター歴1年未満とは思えない、堂々としたもの。
 9番目に「夜霧のしのび会い」を弾いたN本さん、好調な出だしにもかかわらず後半で立ち往生、どうしてもリカバリー出来ないまま大きく溜め息を一つついて「申し訳ありません…」とギブアップする姿が痛ましかった。仲間内の前で演奏していてもよくあること、100人からの観客では然もありなんと思われた。
 10番目F林さんの「シューベルト鱒の主題と変奏」は秀逸だった。
 この後素晴らしいプレーが2曲続いた所でケータイのバイブが響き、5人の演奏を残して鑑賞を中断した。


デュオ「主題と変奏」

「夜霧のしのび会い」を弾くN本さん

F林さんの
「シューベルト鱒の主題と変奏」

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SAS患者に福音

2009-03-28 18:13:00 | 健康と医学
 C-PAP(シーパップ)の装着に際し主治医から「装着しても合わないようなら電話で結構ですからいってください。費用が掛からないようにします」といわれていたが、小生の場合はうまく適合した様で、懸念されていた違和感は全くなく即日より“快適で質の良い睡眠”が得られ、既に3晩が経過した。それまでは夜中に4、5回小用に目覚めていたが、以後は2回まで。いびきが完全解消し、かみさんから「余りにも静かなので、却って心配」といわれるほど。
 4月6日~7日にはお寺の1泊研修旅行が控えているが、C-PAP装置が手放せそうにもないので携帯しようと思っている。

 なお最優先課題である体重は、「過食を控え間食も抑えて、よ~く噛んでゆっくり食べている」にもかかわらず、C-PAP装着10日前にピークをうって以来一進一退のまま、ほぼ高値をキープしている。
 ただ幸いにも血糖値は、小型測定機で計る限り今月に入ってから空腹時血糖値が基準値である110mg/dl以下を示すまでに改善された。こちらは薬効(アマリール錠とアクトス錠の併用)かも知れない。

 SASは放置すると脳梗塞や心筋梗塞、高血圧、狭心症、心不全などを合併させやすくする怖い病気で、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、スペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故などもSASが原因したといわれている。
 無治療のSAS患者は、9年後には約4割の人が亡くなったのに、C-PAP治療をしている人は5年間、どなたも亡くなっていないという米国のデータがある。これは、SASに高率に合併する生活習慣病などを改善できたためだといわれている。
 また薬や医療用ガスを使用しないので、副作用はほとんどないとされる。費用についても保険適用なので3割負担の方で月額約5,000円の一部負担金で、C-PAP装置や付属品のレンタルができる。但し、保険でC-PAPを使用するためには毎月1回の医師による診察・指導のための外来受診が必要。SAS患者にとって福音であり、C-PAP装置こそは救世主でもある。

 SASは日本の国民病でありながらまだまだ広く知られていない。患者は全国で100~150万人、潜在患者数は人口の約3%といわれるが、もっといるのではないかとさえ思われる。
 圧倒的に太った人に多いが、やせた人でもあるし、男女を問わない。日中の眠気がある方、いびきのある方は一度検査を受けてみられてはいかがでしょうか。本人は気がつかなくても、ベッドパートナーは気がついていることも多いはずだ。
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施工不良で道路開通の遅れ

2009-03-26 19:20:00 | 暮らしと生活
 これまで小欄で見守ってきた、県が整備を進めている「都市計画道路竹田-升田線(外環状線)」であるが、3月末で下水工事を終え舗装を待つだけとなっていた。

 ところが今朝の山陽新聞報道によれば「岡山市中島の架橋で施工不良が見つかり、橋を取り壊して造り直すことが25日、分かった。コンクリートの強度不足が原因。橋は全長24㍍、幅11㍍の鉄筋コンクリート製で片側一車線。県が近くで進めている都市計画道路竹田-升田線の付随工事の一つで、昨年7月に着手し、今年の3月末完成予定だった。総事業費は約6,200万円。」とある。

 気になったので、本日ウォーキングの序でに現場をのぞいてみた。


造り直すことになった問題の橋

橋げた裏側のコンクリートの空洞

造り直すことになった問題の橋
 
東行きを望む            西行きを望む

 県によると、「橋は業者が型枠に流し込んだコンクリートが隅々まで行き渡らず、内部で空洞が発生」という。業者が「橋」だけに工事の手を「はしょった」訳でもあるまいが、とんだ結末である。費用は業者が全額負担して工事をやり直すそうだが、手抜きをしたばっかりに時間と経費の大きな無駄となった。生活道として待望されていただけに、開通の先延ばしが残念でならない。
 4月1日に岡山市が全国18番目の政令指定都市へ移行するのに伴い、県から市へ諸事務が移管されることになっており、この橋もその一つ。引き継ぎは橋が完成する半年程度先になる見通し。
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ゆっくり食べて肥満解消

2009-03-25 16:02:00 | 健康と医学


 『食事一口につき三十回かみ、体重を毎日測る-。那覇市にある徳洲会新都心クリニックの渡辺信幸院長は五年ほど前から、生活習慣病で受診する太り気味の患者に、そんな指導を続けている。』
 こんな書き出しで3月24日付山陽新聞夕刊に、目を引く記事が紹介されていた。

 昨日、重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、この度は何としても体重を落とさなければと本気で思っていただけに、この記事から「徳洲会>新都心クリニック> ゆっくり食べる」のキーワードでYAHOO!検索をかけたら、一番上に「生活習慣病予防 ゆっくり食べて肥満改善 早食いは太るもと」がひっかかった。2009年3月6日付熊本日日新聞朝刊でも同一ネタが紹介されており、どうやら共同通信社の配信のようだ。

 この記事の中で特筆すべきは『二〇〇六年から〇八年にかけて百八人に対し、この生活習慣指導をした。すると治療開始から半年で体重は平均五・五㌔減り、一年続けた人では平均六・三㌔減ったという。』いうくだりである。

 「運動や食事制限は続けるのが難しい。それがストレスになって、治療自体をやめてしまう人もいる。よくかんで食べることなら手軽にできるし、体重を毎日測ることで食事に気を付けるようになる。患者さんには週一回来てもらい、かむことの効能をしつこく説明します」と渡辺さんは話す。

 これまで色んなダイエットに挑戦、一時的にはウエートダウンするものの、すぐまたリバウンドという失敗を繰り返し、その度に挫折感を味わってきたが、これならば私にもできそうだ。早速に夕食から実践してみた。この成功例にあるように“半年で五・五㌔ダウン”を目指すぞ!

 岡山S総合病院でC-PAP(シーパップ)装置をレンタルして、対処療法ながら今晩から睡眠時に装着することになった。正直いって鼻マスクなんて付けて、本当にぐっすり眠れるのだろうか? と不安を抱いている。こんな装置の力を借りずとも自力呼吸ができるよう、早急に体重(特に首部分の脂肪)を落としたいものだ。

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