てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

二代に渡る交誼

2012-03-31 17:14:00 | ビジネスと社会
 この半年間に取引先であった販売所長が相次いで5人亡くなった。57歳から69歳までのまだまだ働き盛りの現役バイバリだがいずれも病魔に倒れた。

 昨日30日に亡くなったHさんだけは前所長で、一代で築いたノレンを早々とご子息にバトンタッチ、奥様を6年前に亡くされてから独り寂しく過ごしておられた。つい先達て胃瘻も施されたと聞くが、然程の延命に繋がらなかったようだ。満96歳で天寿を全うされた。

 大抵の販売所長とは私のリタイアが縁の切れ目で交誼も途絶えがちだが、Hさんは例外で未だにOB会などで時折お目にかかっている。後継しておられるご子息は私の高校・大学の3年先輩にあたる。

 19年前、親父の通夜にご臨席頂いたH先輩が、参列者の中に元警察署長のTさん(親父の従兄弟)の顔をみつけ、お互いに「やあやあ」というような一幕があった。H先輩は大学卒業後20年余警察官をしておられ、Tさんがかつての上司だった。

 昔、酒席で販売所長が親子カップルで一堂に会した。酒が回った所で、H所長が侍る女性に向かって「うちの息子がどれか当てたら特別チップをはずむ」と申し出たら、あろうことか私が息子さんに間違えられた。その時は意外な感じがしたが、今ならば然もありなんと思えるほど、H所長と親父は似た風貌でもある。おまけに年恰好も似ていた。

 そんなこんなでHさん親子とは、今でも親しくさせて頂いており、親子二代に渡る長いお付合いである。今日の通夜、明日の葬儀には何をおいても参列させて頂くつもりだ。
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遅ればせながらの観梅

2012-03-28 19:51:00 | 気象・気候
 兼好法師は『徒然草』の中で「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは。」とのたまうが、凡人にはやはり“花はさかりに”が分かり易くてよろしい。

 昨年の梅観に比べてちょうど1カ月遅れの今日、岡山市東部にある梅の名所神崎緑地と神崎梅園を訪れた。生憎と梅は散りかけだったが、対照的に菜の花は満開。

 観梅の機を逸したためか人影もまばらで寂しかったが、それだけに貸切状態で存分に堪能できた。春風に舞う花吹雪の下で広げた「おにぎり弁当」の美味しかったことこの上なし。

 冒頭の一節は「・・・・。『この枝、かの枝散りにけり。今は見所なし』などは、いふめる。」と続くが、私にはちと耳が痛い。












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燻し銀

2012-03-26 14:25:00 | 暮らしと生活
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 岡山市役所から大きな封書が届いた。おっかなびっくり開封するとシルバーカードなるものが入っていた。

 平成24年度中に満65歳以上になる人を対象に送付されたもので、誕生日を迎えた時点で有効となる。これを提示すれば岡山城、半田山植物園、市民屋内温水プール、オリエント美術館、岡山市デジタルミュージアムの入館料が無料になるという。この他にも県内の映画館が割引になる場合もあるそうだ。

 封筒の中には高齢者福祉・保健サービスの案内や悪質商法、悪質業者に注意のリーフレットも同封されていた。高齢者を狙った「振り込め詐欺」が、依然として多発しているからに他ならない。

 年金生活者にとって、シルバーカードはこの上なく有難いものだが、とうとうそんな年齢に達したのかと一抹の不安を覚え、嬉しい反面少々寂しいものがあり、胸中複雑な気持ちが交錯した。

 満65歳までにはあと10カ月ある。サミエル・ウルマンの言葉を待つまでもなく、私はいまが青春真っ只中と自負している。あまりにも早くから年寄り扱いされることにはいささか抵抗がある。いま少し青春を謳歌していたい。そして好むと好まざるとにかかわらず必ずやってくるその時には、銀は銀でも“燻し銀”のようなシルバーでありたいと願っている。
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スタートライン

2012-03-24 11:29:00 | 舞台、ライブ
 本日午前10時、某音楽学校の第1次試験の合格者発表があり、孫娘の受験番号を認めた。どうにか第一関門はクリアした。恐らく1,000人前後であろう受験者の中から第1次選考で残ったのは269人で、これが最終40人に絞られる。

 昨年は中学生を終えたばかりだったためか、いわば門前での足切りにあった感は否めず釈然としなかった。

 今こそスタートラインに立った。過去は振り返らず真っ直ぐ前だけ向いて挑戦あるのみ。25日に第2次試験、28日に第3次試験と関門が続くが、この1年間で培った技量を糧に自信を持って挑めば、その結果がどうであれ納得がいくはず。本番で悔いを残さぬよう、持てる力を120%発揮して臨んでもらいたい。

 嫁は「もしかすると(娘が)立てるかもしれない舞台を一度は観てみて」と25日のレビューチケットを2枚用意してくれていたので、前々から楽しみにしていた。
 折も折、孫娘の第1次試験日は私どもの結婚記念日、第2次試験日はレビュー観劇の日と重なった。これぞ吉兆となることを祈る。
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デカフェ初試飲

2012-03-20 21:42:00 | グルメと料理


 3月8日に珈琲絶ち(といいながら2度だけ禁を破り口にした)をして2週間足らずの今日、イオンモール倉敷に所用で出向いた序でに専門店をのぞき、店員の案内でくだんのカフェインレスコーヒー(デカフェ)のコーナーへ。

 フリーズドライと挽き豆の二種類に並んで、たんぽぽコーヒーというのもあった。わざわざ足を運ばずともネットで探せばすぐにでも手に入るのだが、先ずは味を確かめてみないことには話にならぬとの思いから店頭へ。そしてフリーズドライにした。

 コーヒーラベルの能書きには「厳選されたアラビカ種コーヒー豆を使用し、その高い技術力によってコーヒーの風味を損なうことなくカフェインを『99.7%』カット、コーヒー本来の酸味・香りが程よく調和した逸品に仕上がりました。」とある。

 一番に気掛かりなことは風味であるが、かすかにコーヒーの香りはする。次に口に含むと、如何せんコーヒーならではの苦味・酸味が物足りない。そもそもカフェイン自体が苦味の元なので、カフェインレスとあれば苦味は望むべくもないということか。
 コーヒーは、豆の種類や焙煎の仕方次第で味を大きく左右するので一概には言えないが、次はドリップで試飲したいものだ。

※後刻談
 最初の一杯目はどうも薄め過ぎたようだ。二杯目からは少し濃い目にしたら、本来のコーヒーの味に近づいた。フリーズドライでこれだから、挽きたてのドリップなら遜色がないかも。
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