渚滑線は国鉄が設置した正式な駅の他に、濁川ー北見滝ノ上間を除き各駅間に仮乗降場がありました。
渚滑ー下渚滑間には「元西(もとにし)仮乗降場」がありました。
“仮乗降場”とは鉄道管理局の判断で設けられた駅で、
営業距離は設定されず運賃は次の鉄道駅までの営業距離で払っていました。
正式な駅ではなく、全国版の時刻表には載っていなかった。
さて元西仮乗降場は路線バスの「8線」のバス停の付近にありました。
駅跡は痕跡もなく牧場になってしまいましたが、国道沿いに接近票が残っています。
よくぞここに移設し残してくれたものよ、どなたがそうしたのかわかりませんが偉い。
わずかでも駅の痕跡が残っているというのは嬉しいものです。
開業は1956年5月1日、廃止は1985年4月1日。
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