旭川市春光、国道39号線沿いのスタルヒン球場の向かいに陸上自衛隊旭川駐屯地があります。
ここは戦前は陸軍第七師団(だいしちしだん)が置かれていました。
当時は敷地内で様々な施設が建てられていましたが、その中の一つがこの覆馬場になります。
第七師団では多くの軍馬がおり、乗馬訓練なども行われていました。
厳寒の旭川では冬用の馬場として大正元年から2年にかけて、この覆馬場が建てられたと推定されています。
レンガ造り平屋建て、屋根には採光用の高窓と砂ぼこりを排出する小さな越屋根があります。
現存する覆馬場としては北海道唯一の覆馬場の遺構と思われます。
ネットで調べると“あさでん春光整備工場”と出てくることが多いのですが、
今は農業資材の会社(住商アグリビジネス)の倉庫として使われています。
ところで陸軍第七師団は1896年に札幌に創設されました。
初代師団長は第2代北海道庁長官でもあった永山武四郎です。
1901年に旭川に移転、終戦により1945年に廃止になっています。
※旭川市春光3条7丁目、あさでん春光バスセンター横
北鎮記念館に地図とかがありそうですよね。
教育大などもあるので、誰かしら史料もありそうですね。
旭川では市立図書館か北鎮記念館ですね。
図書館ではレファレンスをかければ一発で分かります。