久々に、廃止になった渚滑線の話題を書きます。
渚滑線の列車は起点の渚滑駅を出発すると左に曲がり内陸に向かっていました。
曲った先にあるのが渚滑小学校で、線路はその校門と運動場の間を横切っていました。
小学校の敷地内を鉄道が走るとはかなり珍しく、全国唯一だったらしい。
ちなみに渚滑小学校の開校は1900年、渚滑線の開業は1923年です。
渚滑線が廃止されたのは1985年ですが、渚滑小学校にはその歴史が今でも引き継がれています。
渚滑小学校の敷地内には線路が復元され残されているのです。
画像は校門から校舎を見たところ、敷地に入ってすぐのところに線路などが復元されています。
その線路の先の建物は教員住宅、校舎の手前が運動場です。
案内板も設置されており、それによると平成元(1989)年に設置されたと書いてあります。
小学校の敷地に線路が走るなど、それはどうなのかと思いますが問題はなさそうだ。
何しろこの小学校の敷地の広いことこの上ないのだ。
校門から校舎まで運動場を挟んで200mほどあります。
これならその途中に多少何があっても問題はなかろう。
どういう経緯でこうなったのかはわかりませんが、面白いことですね。
日本唯一の存在がそこにあるとは、私には想像もできないな。
渚滑線在りし日の在校生はどんな思いで走る列車を見ていたのか、聞いてみたいなぁ。
今も昔も誇りなのでしょうしだからこそ復元された、のでしょうね。
羨ましいことですね。
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