24日
水戸城には4カ所の角櫓(すみやぐら)がありました。
どれも現存していませんが二の丸角櫓だけ天保年間の姿に復元、公開されています。
ということで、茨大付属幼稚園・小学校と第三高校の間にある細い道を歩いて二の丸の角まで行きます。
ここは二の丸の水戸駅側で西隣は空堀を挟んで三の丸、高台からは城下がよく見えその先は千波湖という立地。
今はビルに阻まれるなどでその眺望はありませんが、江戸時代は徳川家の威光を示すシンボルだったに違いない。
これは見張りとしてはもちろん、城下から見上げた時の町人の見た目を意識したと考えられています。
建物は中央に角櫓、北と東にそれぞれ多聞櫓を従えたL字型になっています。
館内の展示は水戸城の歴史、復元事業の歩みや実物資料があります。
展示によると坂東市の古刹で水戸城の城門と伝わる扉が水戸市に寄付され、
それを期に復元に向けた機運が高まり事業がスタートしたのだとか。
城門の扉が寄付されて何故それが角櫓の復元になるのかわかりませんが、そうなっています。
もちろん、もっといろいろな経緯があってのことでしょうが。
城跡のことについては私は専門外なのでこれ以上述べませんが、
水戸城や水戸市のシンボルとして末永く活用されることを願います。
*二の丸角櫓
住 所:水戸市三の丸2丁目地内
開館時間:9:30~16:00
入 館 料:無料
休 館 日:12月29日~1月3日