世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

戦時歌謡に観る哀歓!

2014年04月20日 | Weblog

「軍歌」と有り体に言えば、“戦意高揚”を想起する。当時の世相は、国を挙げての思い込みを強いられて、そう思い込まされていたのである。そう思うのが日本国民として当然の責務だと思い込まされたのである。「反戦」を示唆したり、口にしようものなら、直ちに「非国民」のレッテルを貼られ白い眼で見られた。それが戦時下の日本の世相、風潮だったのである。さて、冷静に当時を思い浮かべて想起するに、“お国の為に”と、若き命を戦場に散って行った若者の心情を察するに、憐憫の情を禁じ得ない。哀れさがひしひしと胸に迫る。今にして思うに戦時歌謡(軍歌)の一節が哀愁を帯び人生の哀歓として胸を抉る。一例として「戦友を安らかに」の一節を想起してみよう。・・・

“年に一度の靖国詣で 集まる仲間は少ないが 遠い遥かな特高基地で
眠るか友は 安らかに 安らかに

 若い命を 燃やして消えた あの友 あの声 あの瞳 一足先に 
三途の川で 待っている と 別れたが 別れたが

 あいつが散った 南の空も 今日の青さに よく似てた 無理に笑った 
涙の顔が 浮かんで消えた 雲の果て 雲の果て“

動画の背広姿が当時を思い出すかの様に靖国詣で戦時下を想起する。軍服姿の当時とは対照的に平時を謳歌しているかの様に映し出される それが又、いっそう、悲哀を帯びて胸に迫る。戦時の過酷な時は時空を超えて今の私にひしひしと伝わる。・・・“あの声、あの瞳~”、“三途の川で待っている~”、“南の空も 今日の青さに よく似てた~”、“無理に笑った 涙の顔が 浮かんで消えた 雲の果て 雲の果て”・・・と、一言一句が平時の私に去来する。もう、絶対、戦争を起こしてはならない。安部総理の昨今の言動が気になってしかたがない。私達、日本国民は過去を振り返り、世界に冠たる「平和憲法」で、世界に貢献すべきである。そう思う昨今である。・・・