今日22日、13都道県の知事選が告示された。いよいよ統一地方
選への序曲である。4月8日の開票日で当落が決まる。4月22日
は福島、沖縄の参院補欠選でこれ又、審判が下る開票日であり結
果が決まる。その可否が7月の参院選を大いに左右する。与野党
を問わず結果に必死になるのは当然である。東京都知事選は現職
の石原氏と元宮城県知事の浅野氏が政党の推薦を受けず支援に
留まる。東京都足立区の元区長吉田氏だけが共産党の推薦を受
けている。建築家の黒川氏、ドクター仲松氏、タレント候補の独自
の遣り方で臨む・・・。華やかな顔ぶれが出揃い選挙戦を展開する。
久しぶりに選挙らしい日々が続くに違いない。今回の場合は大方
の予想を裏切ってサプライズが露出・露見する選挙となる、と巷で
は専らの囁である。従来の無党派層が左右する選挙とは異なった
新しい傾向がでてくると通の間では認識されている。正鵠を得た選
挙戦が到来したという訳だ。選挙民も候補者を観る基準を「マニフェ
スト」を参考にする、と調査の結果、分かっている。各候補者は明
確な主義主張を政策論として掲げて選挙民に訴えてほしい。公約
は必ず実現する意気込みで選挙戦に臨んでほしい。その誠意と情
熱と実現性が首長を選ぶ決め手になる。それに鑑み最近の選挙戦
は変化してきた。政府、中央と地方の支持・支援の在り方が変わっ
てきた。具体例を観てみよう。・・・
●対決型(自民、民主、共産)・・・北海道、岩手、福岡
●支援型・・・東京、神奈川(自民党、民主党)、他5県の知事選
●相乗型・・・福井、三重(共産党との対決<自民、民主両党>)
●不戦敗型・・・奈良、鳥取、徳島、佐賀、大分(民主党が独自候補
を擁立出来ず)
以上を観るに民主党が「自民との相乗り禁止」を表明した決意はど
うなったのか、気になる。翻って、参院選は国政レベルの選挙戦で
日本全体の方向を決める全国を視野に入れたこの国の容を形成す
る選挙である。一方、地方の首長選は地方独自の課題解決の選
挙となる。長年の経験からして従来の<依頼型、請願型>の選挙
戦から脱皮した「公約型」(政策マニフェスト)で争う選挙戦に改変、
変革すべきであろう、と思う。無党派層が選挙を左右する時代は過
ぎ去った、そう自覚すべきである。「政策・マニフェスト」を観て決め
る傾向が出てきたからである。各候補者も独自の「政策」を展開す
る主義主張に全力投入して選挙戦を戦ってほしい。あの宮崎県の
東国原英夫知事の「政策」を前面に出しての勝利が其の事を如実
に物語っている。選挙民の眼が肥えてきた証左である・・・。私もそ
の観点から選挙に臨む。来る統一地方選や参院選の成り行きを見
詰めていきたい。・・・
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