私設、公設を問わず金属類、銅線・コイル類が悉（ことごと）く盗難にあっている。コソドロから大物泥棒まで昼夜間に跨（またが）って強行されている。２０代から６０代までの働き盛り、社長まで加害者とあっては開いた口が塞（ふさ）がらない。人心もここまでくれば世も終末である。天真爛漫な子供達が遊ぶ遊園地、公園の遊戯類も被害にあっている。公園のベンチの金具、手すり、老人が移動するのに使用する手すり金具、”世も末世じゃー”と悲鳴にも似た怒号が公園の常連さんの老人が強弱織り交ぜた緩急のある声で捲（ま）くし立てた。はたまた工場の道具置き場の銅線巻を３人でリレー式にトラックに積み込む。手馴れたさばきに類似・同業者の仕業と予想がつく。テレビに映し出された鮮やかな速攻挙動に舌を巻くばかりだ！被害箇所は広範囲に跨（またが）っている。道路の側溝、境界線、蓋（ふた）、公衆トイレの水洗金具、パイプ、窓金具、欄間金具、お墓の線香受け、挙げれば限がないほど枚挙に暇（いとま）がない。何故、今、金属類・銅線なのか、かつてはピッキングが流行（はや）った。被害に遭った側の防衛が堅固になり防器具類も頑丈になり破壊するのに時間と手間隙が掛かる。おまけに警察の取り締まりも厳しくなり、割りにあわなくなった。容易に盗み出すのが簡単で小遣い稼ぎに手頃の物件が金属類、銅線・コイル巻等である。買収業者も氏名報告がなく簡単に現金で買い上げてくれる。そのスクラップを溶かし再加工して建築ラッシュにある中国業者の需要に応えて輸出している。加害者には子供や孫がいるはずである。その子等の遊ぶ道具、遊具を抜き取り、取り去って、自分達の遊行費に使う。小遣い稼ぎとする。尋常ではない神経の図太さに怒り心頭に達するのは私一人ではあるまい。かの老人が絶叫した”世も末世じゃー”を反芻したくなるのも当然である。人心の荒廃は今に始まった事ではないが、もう、いい加減にしてくれ、と再度、叫ばずにはおれない。加害者よ！断言しておく！盗んだ金で遊行費に使ったり、別途に使用して己の欲望の満足を得ても結果は必ず、ブーメラン効果で己に還って来る。＜因果応報＞の法則は自然の理（ことわり）・摂理として必ず、己に振りかかって来る。その事を自覚するがいい。もし、反省して目覚めに達し自覚したならば今日から即刻、やめるべきだ。心ある御仁なら良心の呵責に耐えられないであろう。あなたの・貴殿の前途と子や孫の未来に思いを馳せて良心の赴くままに善行を積み上げるべきだ。これまでの悪行の償いとして、だ。あなたの良心に期待する。善良なる一国民として共に歩もう！まだまだ人生は長い、前途は洋々としている、子や孫の輝ける未来の為に、これからでも遅くはない、悔い改めて前進しよう！貴君の良心に期待する・・・
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