世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

米国債格下げと世界株安の行方!

2011年08月10日 | Weblog
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世界の基軸通貨ドルの信用が地に落ちた。S&Pによって米国債が“トリプルA”から“ダブルAプラス”に格下げされた。70年ぶりの格下げである。その衝撃は忽ち世界を駆け巡った。特に欧州では債務問題がイタリアまで広がり財政不安が金融市場を直撃した。尾を引いて世界株安に陥っている。今後の動向を観るうえで欠かせない三側面、即ち、円相場、株価、長期金利の三側面から金融市場を俯瞰してみよう。アナリストや市場関係者の見方をを提示して共に考えてみたい。・・・

●円相場
A氏
1.・・・1ドル=74円~80円で推移する
2.・・・米国債の格下げを理由にしたドル売りは一時的なのか、どうか。欧州の財政問題や米景気の減速懸念でリスク回避の円買いが続く?
B氏
1.・・・1ドル=76円~82円で推移する
2.・・・米国債の格下げで世界的に株安が進めば円高圧力になるのでは? 原油高い一服で米景気の底堅さが見えれば、次第に円安に転じる

●株価
A氏
1.・・・9000円~1万1000円で推移
2.・・・世界的な株安が政策を引き出す圧力になる。企業業績は堅調。金融緩和が重なれば年末には株価水準は切りあがる
B氏
1.・・・9000円~1万500円で推移
2.・・・欧米債務問題の悪影響が和らぎ株価は戻り歩調となるが上値は重い。9000円割れはあっても瞬間的。米国債格下げは想定内。

●長期金利
A氏
1.・・・0.9~1.2%で推移
2.・・・米国債の格下げは織り込み済み。米経済が減速しており、投資家は米国債を買い続ける。日本の債券市場への影響も限られりる。
B氏
1.・・・0.9~1.4%で推移
2.・・・市場の関心は減速感が強まる米欧経済にあり、金利は低下する。第3次補正予算の編成が本格化すれば、金利は上昇に転じる。