秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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北海道新幹線の利用は低迷

2020-03-28 04:48:07 | 日記
 北海道新幹線(新青森-新函館北斗)は開業から4年が経過した。青函トンネルの制限速度は160㌔に引き上げられ、東京-新函館北斗は最短3時間58分に短縮された。

 同新幹線の利用状況は初年度から低迷している。JR北海道によると、開業初年度こそ32%であったものの、その後は25%前後で推移し、これといった改善策はない。今年2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、通常の4分の1程度の利用状況であるという。
 
 同新幹線は東京-函館の航空と競合する。利用状況としては、鉄道:航空=30:70 程度であり、航空に分がある。函館空港は函館市中心部から近く、特に湯の川温泉には近い。JR函館駅から同空港へは路線バスが乗り入れ、運行本数が多く、比較的接続はよい。

 一方、同新幹線は終着駅が新函館北斗駅であり、同市中心部からは遠い。新函館北斗は函館駅から18㌔ほど離れている。リレー鉄道である「はこだてライナー」で各新幹線に接続がされている。

 運賃では正規料金では新幹線が安いものの、航空は特割運賃をほとんどの期間に設定されていることで、実勢価格では新幹線とあまり変わらない。むしろ安いケースもある。

 首都圏から函館市への移動は航空に分がある。新幹線がシェアを上げたいのであれば、運行本数を増加させることや割引運賃の拡充などが求められる。