秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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路面電車の南北が接続・富山市

2020-03-22 04:11:07 | 日記
 富山市の路面電車が南北でつながり、乗り換えが不要となった。同市の路面電車はJR富山駅で南北に分断され、乗り換えが必要であったが、接続され、20日に直通運転が開始された。

 JR富山駅北側には海や北陸電力本店、大型公共施設などが位置し、南側には県庁や市役所、繁華街が位置する。路面電車の南北乗り入れにより、以前よりも利用しやすくなる。路面電車を経営する富山地方鉄道は全線を210円(大人)に運賃を規定している。漸増型の運賃ではなく、一律運賃を規定していることも、コスト削減につながっている。

 同市はコンパクトシティの先駆け的な存在であり、へき地の人口を集約しつつ、一定の場所に居住空間を構築することで、行政コストを削減することも考慮している。過度にクルマに頼ることなく、公共交通機関も充実させ、利用を促進することで、環境へも配慮したまちづくりを進めている。

 近年、国の交通への投資は道路偏重であり、鉄道にはあまり投資がされているとはいえない。新幹線には投資がされているものの、地方鉄道にはほとんど投資されておらず、人口減少や少子高齢化により、利用者は減少を続けている。

 人口が集積し、鉄道利用が見込まれる場所では、国が鉄道に投資することで、過度にクルマに頼ることのない社会を構築することが需要である。