秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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金足農業高が甲子園で準優勝

2018-09-22 04:11:00 | 日記
 夏の高校野球選手権は決勝戦で大阪桐蔭が金足農業(秋田)を13-2で下し、優勝した。大阪桐蔭は選手層が厚く、投手が複数いることから、終始優勢に進め、優勝を果たした。

 金足農業は秋田県代表としては、103年ぶりの決勝戦進出である。これにより、選手や応援要員が長く甲子園に留まることとなったことで、金銭的に不足してきたという。しかし、同高は寄付募集を始めたところ、たくさんの寄付申し出があったという。同高の寄付受付窓口には長蛇の列ができたという。

 秋田県の他に青森県、岩手県では「金足農業フィーバー」が起こり、テレビの視聴率が上がり、準々決勝戦の金足農業戦では秋田県では53・8%に達した。これはオリンピックやワールドカップくらいでないと出ない視聴率であり、それだけ秋田県民が盛り上がっていたことの表れである。

 金足農業のレギュラー9人は全員が通学圏出身であり、いわゆる「野球留学生」ではない。地元選手だけで甲子園準優勝まで駆け上がってきたのは、非常に素晴らしく、また稀である。

 現代では私立高校全盛の時代であり、強豪私立は甲子園優勝を目指し、県外からも選手を集めるケースが多い。秋田県では私立強豪校がないので、公立校が甲子園に出場しやすいといえる。実際のところ、同県私立高で甲子園を狙えるのは、明桜高(旧秋田経法大付属)くらいである。

 金足農業高の甲子園準優勝は秋田県に希望と勇気を与え、スポーツや地域振興、知名度向上に顕著に影響したものとみられる。