秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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八戸市の人口が間もなく22万人台へ

2018-09-25 04:07:30 | 日記
 全国の多くの都市では人口が減少し、今後の経済活動や地域活動が危ぐされている。

 八戸市の人口は2018年7月末現在で23万人500人ほどであり、今年度中に23万人を切り、22万人台へ入ることがほぼ確実である。

 八戸市は青森県でも有数の産業基盤を有し、主に水産業や工業で発展してきた。全国有数の漁獲量を誇る八戸港を有し、同港からはフェリーが運航され、海上交通も有している。また新幹線や高速道路も市内を縦貫し、高速交通体系も充実している。

 八戸市に限らず、人口減少に歯止めをかけることは難しい。これといった特効薬はなく、地道に啓発運動や社会基盤の整備、子育て世代の負担軽減策の充実など多方面から人口減少克服策を打ち出す必要がある。

 八戸市は旧南部藩であり、津軽地方とは気候や風土が異なり、現在でも違和感を持つ人が一定数いる。八戸-青森は高速道路でつながってはおらず、クルマ移動では2時間以上かかる。このことから、八戸市を中心とする県南地方と岩手県北を別の県として、分県することも1つの方法である。

 分県は行政運営にはコスト増となるが、八戸市に県庁があるということとなれば、八戸では念願の県庁所在地となることができる。津軽地方から分離されれば、南部地方では地元の意向を強く反映した行政運営が可能となる。

 岩手県北は岩手県では盛岡-一関と比べ、どうしても軽視されがちである。県北の新幹線の開業は遅くなり、並行在来線はJRから経営分離された。これにより、第三セクター鉄道は高い運賃となり、地元住民の負担増となっている。

 市町村合併で自治体数を減らすことは行政コストを削減させることができるが、逆の発想で分県により、地域を重視した行政運営も決して悪いことではない。