秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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奥羽新幹線は福島県にはメリットがない

2017-03-20 04:57:16 | 日記
 2月上旬に山形市で奥羽・羽越新幹線の整備促進につながる総会が開催された。それは秋田県、山形県が中心となり、関係がある福島県、新潟県にも声をかけ、同新幹線の整備を求めるというものである。

 奥羽新幹線は福島-山形-秋田をフル規格の新幹線で結ぶという計画である。現在、計画路線に並走する形で福島-新庄には山形新幹線、大曲-秋田には秋田新幹線がそれぞれミニ新幹線として運行されている。

 可能性としてはかなり低いが奥羽新幹線が開業しても、福島県にはほとんどメリットがない。山形県や秋田県からの来客数の増加があるではあろうが、メリットは小さい。費用対効果を考えるとかなり効率が悪いといわざるを得ない。

 福島や郡山では既に東北新幹線が運行されていて、東京とは乗り換えなしで直結している。運行本数は1時間に3本程度は確保されているので、山形、秋田新幹線よりも利便性は高い。

 福島県は本当に奥羽新幹線の整備を望んでいるのかどうか。他県とのお付き合いで仕方なく、整備促進運動に参加している可能性も否定はできない。

 山形市、秋田市はミニではあるものの新幹線で東京と直結している。山形-福島、秋田-盛岡は最高速度130キロであるが盛岡-宇都宮は最高速度320キロで運転されている。このことを考えると奥羽新幹線の整備の要求は過剰といわざるを得ない。

 奥羽新幹線の整備計画がどのようになるのか。今後の動向が注目される。