さて駅伝です。
我がチームのエースT君ですが、奥様がインフルエンザで寝込んでいるという中でのレース参加でした。看病等の疲労と1500、4分半切れなかったら「マルガリータ」というプレッシャーからかいつになく緊張しているようでした。イヤホンで音楽を聴き集中しようと努めているようでした。「緊張する。緊張する」とつぶやきながらスタートを待っていました。そして、「1走はスタートラインに移動して下さい」のアナウンスに、
「絶対 1位で 帰ってくるぞ!」
と叫んで、スタートラインに走っていきました。
「かっこいい!」
スタートの合図がありました。スタートダッシュで飛び出す選手もいる中T君は5位ぐらいで会場を出て行きました。途中会場から見えるところでは3位で走っているのが見えました。「冷静なレース運びで頑張っているなぁ」と思い、彼が帰ってくるのを待っていました。しばらくして、
「来た! 本当に1位だ!」
今年はダントツの1位で会場に戻ってきました。しかし、途中のスパートで余力はなくなっています。タスキを渡す直前にはもうまっすぐ走れていません。そして、1位のまま、2走のO君にタスキをつなぎました。
「O!行けえー」
と叫んで、T君をねぎらいに行くと倒れ込んで動かなくなっていました。息はあるようなので安心しました。有言実行。全力を尽くしての走りでした。
さて、2走のO君ですが彼も5分でマルガリータがかかっています。何人ぐらいに抜かれて3走につなぐのだろうとわくわく(?)して待っていると、なんと!
「1位」で会場に戻ってきました。
「え!」
と思ってみていると、すぐ後に高校の陸上部が迫っています。受け渡し場所の直前で抜かれてしまいましたが、結局2位で3走のA君にタスキをつなぎました。
「Aがんばれ~!」と声援を送った後、O君の所に行くと、彼も倒れ込んで動かなくなっていました。「4分38秒です」という信じられないようなタイムをたたき出し倒れていました。O君をねぎらい自分の準備にかかりました。
さて、「A君はどのくらいの順位で帰ってくるのだろう?」と思いながら待っていました。そろそろ、T君の作った貯金が無くなり、落ちているんだろうなぁ とのどかに待っていると、
「えっ!」
2位で帰ってきました。1位との差は100mくらいでしょうか?確認できたのですが、もう、周回遅れのチームもいるので3位との差は全く解りませんでした。
「1500 5分切れなかったら マルガリータ」のプレッシャーとは別に後輩達がつないで来た2位の位置を「下げるわけにはいかない」というプレッシャーもかかってきました。でも、緊張しても
「練習以上のことは出来ません」
落ち着いて実力を出すことに専念しようと「思うことにしました」
A君が近づいてきますが、ちょっと違和感が!
懸命に走るA君。もう少しでタスキ渡しなのに、
「たすきをはずしていない」
タスキの練習をしていなかった私達はこんなところでトラブル発生。
大きな声とジェスチャーで
「たすき! たすきをはずせ!」
とやると、なんとかロスにならない範囲でタスキを受け取ることが出来ました。
そんなこんなで、ばたばたしながらスタートしました。ちょっと慌てていたのでストップウォッチのボタンを押すのが数秒遅れてしまいました。(!)
朝ジョグの時間 なので 次に続く!
我がチームのエースT君ですが、奥様がインフルエンザで寝込んでいるという中でのレース参加でした。看病等の疲労と1500、4分半切れなかったら「マルガリータ」というプレッシャーからかいつになく緊張しているようでした。イヤホンで音楽を聴き集中しようと努めているようでした。「緊張する。緊張する」とつぶやきながらスタートを待っていました。そして、「1走はスタートラインに移動して下さい」のアナウンスに、
「絶対 1位で 帰ってくるぞ!」
と叫んで、スタートラインに走っていきました。
「かっこいい!」
スタートの合図がありました。スタートダッシュで飛び出す選手もいる中T君は5位ぐらいで会場を出て行きました。途中会場から見えるところでは3位で走っているのが見えました。「冷静なレース運びで頑張っているなぁ」と思い、彼が帰ってくるのを待っていました。しばらくして、
「来た! 本当に1位だ!」
今年はダントツの1位で会場に戻ってきました。しかし、途中のスパートで余力はなくなっています。タスキを渡す直前にはもうまっすぐ走れていません。そして、1位のまま、2走のO君にタスキをつなぎました。
「O!行けえー」
と叫んで、T君をねぎらいに行くと倒れ込んで動かなくなっていました。息はあるようなので安心しました。有言実行。全力を尽くしての走りでした。
さて、2走のO君ですが彼も5分でマルガリータがかかっています。何人ぐらいに抜かれて3走につなぐのだろうとわくわく(?)して待っていると、なんと!
「1位」で会場に戻ってきました。
「え!」
と思ってみていると、すぐ後に高校の陸上部が迫っています。受け渡し場所の直前で抜かれてしまいましたが、結局2位で3走のA君にタスキをつなぎました。
「Aがんばれ~!」と声援を送った後、O君の所に行くと、彼も倒れ込んで動かなくなっていました。「4分38秒です」という信じられないようなタイムをたたき出し倒れていました。O君をねぎらい自分の準備にかかりました。
さて、「A君はどのくらいの順位で帰ってくるのだろう?」と思いながら待っていました。そろそろ、T君の作った貯金が無くなり、落ちているんだろうなぁ とのどかに待っていると、
「えっ!」
2位で帰ってきました。1位との差は100mくらいでしょうか?確認できたのですが、もう、周回遅れのチームもいるので3位との差は全く解りませんでした。
「1500 5分切れなかったら マルガリータ」のプレッシャーとは別に後輩達がつないで来た2位の位置を「下げるわけにはいかない」というプレッシャーもかかってきました。でも、緊張しても
「練習以上のことは出来ません」
落ち着いて実力を出すことに専念しようと「思うことにしました」
A君が近づいてきますが、ちょっと違和感が!
懸命に走るA君。もう少しでタスキ渡しなのに、
「たすきをはずしていない」
タスキの練習をしていなかった私達はこんなところでトラブル発生。
大きな声とジェスチャーで
「たすき! たすきをはずせ!」
とやると、なんとかロスにならない範囲でタスキを受け取ることが出来ました。
そんなこんなで、ばたばたしながらスタートしました。ちょっと慌てていたのでストップウォッチのボタンを押すのが数秒遅れてしまいました。(!)
朝ジョグの時間 なので 次に続く!
超大作になりましたね。完結編が楽しみです。きっとかくれたドラマがありそうな。
良い思い出になってよかったです。
長くなってしまっただけで特別隠れたドラマはありませんが・・・。なんとか仕上げます。