路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

風のように去って行った 留学生 ①

2012年06月20日 19時34分19秒 | Weblog
 月曜日の夜
 越谷駅に迎えに行く
 息子と一緒に彼はやってきた

 いただいていた資料にある写真は「悪そうなアメリカン ボーイ」という印象だった。
 実際に合うと、思ったより好青年だった。
 ただ、「日本語がほとんど通じない」
 さらに、「英語もほとんど通じない」・・・困った。
 ネイティブ アメリカンの英語が聞き取れない。

 挨拶をするともう何を話してよいのかわからなくなり、とりあえず車にて自宅に。
 彼はお約束のお土産、木刀を持っていた。オデッセイの後部に入れてゴー。

 何と呼べばよいのか?という問いに彼は「ネコ」と答えた。
 プロフィールのニックネームの欄に「maneko」と確かに書いてあった。これは予想通り「マネコ」と発音すればよいらしい。
 マネコは家に着くとお土産をわが家族に配ってくれた。とても礼儀正しい。お土産が入っていた袋を持って「△h☆jau×snndnf?」
 (やりすぎか?)何か言っている。家族総出で「なんて言っているんだ?」と会議。
「トラッシュ」と聞こえる。「ウェイスト?」と聞くと「YES」・・・この袋を捨てたかっただけだったのね。
 このように、英語を聞き取るのも難しい家族がアメリカからの留学生を受け入れてしまったのだから大変だ。
 洗面所で手を洗う洗い方を息子がどう説明すればわからない・・・とヘルプを求めてきた。
 水道をひねって、ハンドウォッシュのボトルを押して泡を出し、洗って見せた。マネコは「サンキュー」と言って手を洗い始めた。英語で何て説明すればいいかわからないときはやって見せればよいのだ。
 夕食の時も一苦労。箸は使えるが食習慣の違いから、主食にお米を食べるのに離れていないようだ。たまたまこの日はかみさんの母親がお赤飯(家族が大好きな甘い赤飯)を持ってきてくれたのでそれをみんなによそった。いただきますの後、その固い赤飯を一口食べて「オイシイ」マネコは甘いものが好きなのだ。お代わりに普通のごはんをよそろうとしたら、「I do not taste.」テイストってなんだ?ここから息子の電子辞書攻撃。「味がしないってことか。」野菜は軒並みアウト。焼き鳥は「おいしい」とひとくし食べていた。
 お風呂の説明をして入浴させ、彼が書いたという上手な絵を見せてもらう。少しずつ話ができるようになる。
 埼玉の後は京都に行くというので、「清水 テンプル」知ってる?と息子が聞くと、「ノー」という答え。
 ネットで清水寺の画像を捜し見せる。あまり、興味はなさそう。埼玉の来る前は東京観光もしているので、雷門を見せたら、見た!という答えだった。いつの間にかマネコの好きな車の話になり「ブカッティ」の画像を検索したりバイクを見たりしているうちに寝る時間になった。
寝る前にそうそう、「テイク ア ピクチャー」といって初日唯一の写真を撮る。



 2階の寝室に案内し、横になると速攻で寝ていた。よい夢を見てねと祈った。

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2 コメント

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ごくろうさまです! (ジェームス)
2012-06-20 23:30:07
国際交流、楽しそうですね。
ことばよりハートだと思います。
きっと、ネコちゃん、日本の生活を満喫してるのではないでしょうか。

そう言えば、遊園地おすすめです。
東武動物園は会話の種がつきませんから。

チャレンジ精神、すばらしいです!
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ジェームスさんへ (ひでちゃん)
2012-06-21 05:26:22
ありがとうございます。
我が家には2泊3日で、京都に向けてすでに出発してしまいました。
行った先でもエンジョイしてほしいです。
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