八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

遷御(せんぎょ)の儀に参列して

2013年10月04日 10時24分05秒 | 伊勢神宮式年遷宮

宮司です。

去る10月2日、神宮式年遷宮の遷御に参列しました。

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伊勢神宮から上記の案内状がきました。

当日、内宮は14時から宇治橋は参加者以外は通行禁止となりました。

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(宇治橋 8月の御白石持行事時)

16時に受付を済ませ、奉拝席に移動します。

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17時に着席。

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私の席は、黄色の2番。前から10列目でした。39ブロックに約3000名が座ります。

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(読売新聞10月3日)

丁度、この新聞の写真の後方辺りです。

17時半、秋篠宮殿下、安倍晋三首相らが参進。

18時、黒田清子神宮臨時祭主以下150名の神職が参進。

勅使が御祭文を奏上。

大宮司、少宮司による、御正殿の御扉開扉。

19時55分、全ての照明が消される。

20時、神職による鶏鳴三声「カケコー、カケコー、カケコー」。100m離れていましたが、はっきりと聞こえました。

20時5分、出御。御神体を旧正殿から新正殿にお遷しします。

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(読売新聞10月3日)

神職の行列が出発した時、今まで風一つなかったのに、突然の風。境内の木々が揺れました。

その後、御神体を運ぶ神職の行列の「ジャッ、ジャッ」という足音が近づき、そして遠ざかっていく。それが、非常に印象的でした。

20時25分、入御。御神体が新正殿に入りました。その瞬間、再び突風が吹き、参列者に無言のどよめきが起こりました。神様の息吹を感じました。

20時40分、全員で新正殿に拝礼して、遷御の儀は終了しました。

20年に1度という遷御の儀に参列し、神職として大変意義深い経験をさせて頂きました。

そしてこの感動を一人でも多くの人々に伝える事も、神職としての使命であると実感した次第です。

宮司拝


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