八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

式年遷宮の基礎知識

2008年06月12日 13時02分05秒 | 伊勢神宮式年遷宮

本日は9日の記事( 伊勢神宮の基礎知識)に引き続き伊勢神宮式年遷宮奉賛に関してほんの基礎知識を書かせていただきます。

よく当神社にお越しの参拝者の中にも、式年遷宮って何ですか?と訊かれる方がおられます。どうやら本や雑誌やテレビ等で名前だけは聞いたことがある、という方もけっこういるようです。

そこで本日は式年遷宮の基礎知識について。

皆様の式年遷宮への御理解の一助にでもなれば幸いです。

     

式年遷宮の基礎知識

     

 式年遷宮とは?

神宮では二十年に一度、御正殿をはじめ諸殿舎、御装束・神宝にいたるまで全てを新たに造り替え、大御神様にお遷りいただくお祭りを言います。

第一回目より千三百年余り、途中戦国時代に百二十四年間中断したものの連綿と現在まで続いてきた我が国最高の祭事です。

※式年(しきねん・のりのとし)=制度上、定められた

 式年遷宮は大神嘗祭

神嘗祭(かんなめさい)はその年に採れた初穂を天照大御神に捧げる神宮で行われる一年のお祭りの中でも最も重要なお祭りです。

式年遷宮は二十年に一度執り行われる大神嘗祭です。

 式年遷宮のはじまり

二十年に一度の式年遷宮は天武天皇の御代に制度化され、持統天皇四年(西暦六九○年)に皇大神宮、同六年に豊受大神宮が第一回として斎行されたと伝えられています。

 次の御遷宮は第六十二回目

次回の御遷宮は六十二回目です。

平成二十五年十月に遷御(御神体を新宮に遷しまつる祭)されますが、付随する諸行事は平成十七年よりもうすでに始まっており、その一連の祭事全体を式年遷宮と言います。

     

皆様におかれましては国民総奉賛により今回の式年遷宮が美しく斎行されますよう御理解・御協力の程お願い申し上げます。 禰宜


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