フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月26日(火) 曇り

2010-10-27 02:00:35 | Weblog

  9時、起床。昨夜は4時まで起きていたので、少々寝が足りない。ベーコン&エッグとご飯の朝食。妻が出かけるとき、「今日は木枯らし1号が吹くそうよ」と言った。木枯らしや東京の日のありどころ(龍之介)。冬の足音が聞こえる。
  午後から大学へ。「maruharu」で昼食。ポテト・ミート・コーンのサンドウィッチと白菜ときのこのスープ。このスープがとても美味しくて、お替りをした。麺を入れて塩ラーメン風にして食べてもいけるのではないだろうか。

  4限は演習「ケーススタディの方法」。東京ソングを素材にした講義、そしてグループワーク。来週からグループ発表が始まる。
  授業の後、増山ゼミのSさんが研究室にやってきて、早稲田祭で出すベーグルの試食をさせてもらう。5種類のベーグルをいただいたが、どれもモチモチとしていて、美味しかった。途中からやはり増山ゼミのIさんがやってきて、手作りのハーブ入りクッキーをいただく。ナチュラルな風味でこれまたけっこう。最近はめっきり研究室にいる時間が少なくなったが、こうして学生と雑談していると、自分が教師であることを自覚する。やはり教師は学生の相手をしている時間が本来の姿である。

  教務室に戻って、相談やらメールやら。8時から研究室で私のゼミのNさんのゼミ論指導。週に一度の通常のゼミの時間だけでは、いよいよ時間が足りなくなってきた。Nさんのテーマはブログにおける自己物語の語りの分析だが、問いがまだ十分に定まっていない。論文とは、冒頭で問いを立て、その問いをめぐる考察の過程を文章化したものである。問いがしっかり立てられていないと、途中で、一体自分が何をやっているのかがわからなくなり、途方に暮れることになる。迷ったときは、基本的なことに立ち返って、すなわち、人はなぜブログを書くのか、人はなぜ他者のブログを読むのかを考えること。
  9時に教務室に戻り、雑用を片付けてから、大学を出る。蒲田駅から自宅までの道の途中、強い木枯らしが吹いていたが、どこまでがビル風でどこからが木枯らしなのかが判然としなかった。

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