フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月8日(土) 晴れ

2008-03-09 03:27:47 | Weblog
  10時、起床。いつもより朝寝坊。週3回のジムの疲れが身体に心地よい。ベーコン&エッグ、トースト、紅茶の朝食。朝はたいていパンである。ご飯が嫌いなわけではもちろんないが、朝:パン、昼:麺、夕:ご飯、というのを基本型としてイメージしているところがあり、夕食は家であろうと外であろうとまず間違いなくご飯を食べるが、昼は必ずしも麺になるとは限らず、ご飯になることも多く、したがって朝をご飯にすると三食ともご飯を食べる可能性が出て来る。それは避けたい。というわけで、朝はパン。妻もそれは理解しているのだが、ときどき、余った冷や飯を処分するために朝からチャーハンとかドライカレーを食べさせようとする。食べて食べられないことはないが、朝の気分とは不調和である。今朝も電子レンジの中にドライカレーが作りおかれていたが(妻はワイヤーの講習で朝から出かけている)、これは昼食用に回すことにした。トーストにはベーコン&エッグが一番と思う。ベーコンは一切れ、卵は一個。ベーコンの焼き方をレアにするかカリカリにするかはその日の気分による。今日はカリカリ。目玉焼きには醤油。飲み物は冬場は紅茶が多い。レモンもミルクも使わないストレート・ティーである。銘柄はときどき変るが、最近はトワイニングのレディー・グレイ。アール・グレイをベースにオレンジやレモンの果皮を加えたもので、爽やかな風味である。以上は朝食の献立の話だが、朝食というルーティンに関して付け加えれば、起きてすぐに朝食をとるということはまずない。1時間くらい「朝飯前の仕事」(メールのチェックなど)をして、空腹を覚えてから、食べることにしている。これは昼食の場合も同じで、労働時間を自分である程度までコントロールできる職業の利点である。
  午後、牧阿佐美バレエ団公演「白鳥の湖」を観に五反田のゆうぽうとホールに出かける。「白鳥の湖」は古典中の古典である。全4幕見所が満載だ。オデット姫(伊藤友季子)がまだ登場しない第1幕も祝祭的な雰囲気で十分に楽しめた。白鳥たちの群舞が中心の第2幕と第4幕。さまざまな民族舞踊、そして黒鳥のパ・ドゥ・ドゥのある第3幕。それぞれに面白い。「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「胡桃割り人形」をチャイコフスキーの三大バレエと呼んでいるけれども、とても同じ水準のものではない。大学の成績評価の基準でいえば、「白鳥の湖」がA+、「眠れる森の美女」はA、「胡桃割り人形」はBである。いろいろなバレエ団の、いろいろなプリンシパルの「白鳥の湖」を観てみたい気がする。伊藤友季子はこれまで観たうちでは一番出番の長い舞台であったが、少々ひ弱な感じがあり、「がんばって!」と心の中で応援しながら観てしまうようなところがある。私にもわかるような回転時の軸のブレが2回ほどあった。強靭さという点では、ソリストの一人、吉岡まな美が抜きん出ていたと思う。それにしても休憩2回はいらないだろう。第2幕と第3幕の間の1回で十分だ。第3幕と第4幕の間の休憩はせっかくの盛り上がりに水をさすものだったと思う。
  ところで、今日の昼食は息子が中村屋の中華饅頭をふかして食べるというので、それに便乗して、肉まん・あんまんを一個ずつ。となると、あのドライカレーはどうなるのだろうか。まさか明日の朝、出てきたりしないだろうね。