フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月6日(土) 晴れ

2007-10-07 02:13:17 | Weblog
  午前中、一時曇ったが、午後は爽やかな秋晴れの一日だった。
  昼過ぎに家を出て、大学へ。2時半から「社会学年誌」の編集委員会。投稿論文の査読結果を元に一次審査を行なう。個々の投稿論文につき二人の方に査読をお願いしており、お二人とも文句なしの評価であれば掲載決定。お二人ともダメという評価であれば不掲載決定。しかし、そういうわかりやすいケースというのはめったになくて、たいていは「書き直し」を条件とした掲載可の評価で、しかも「書き直し」のレベル(少々の書き直しか、大幅な書き直しか)には幅がある。編集委員会では査読者から送られてきたコメントを精読し、「書き直し」の実行可能性(修正は3週間ちょっとの期間で行なってもらわなくてはならない)を考えて、投稿者に修正要求をするか、この時点で不掲載とするかの判断をする。修正要求をすることにしたものについては、次回の編集委員会で再提出された論文の二次審査を行い、最終的な採否の決定を行なう。学会誌に論文が載るというのはそれなりに大変なことなのだ。
  編集委員会を終え、4時に大学を出る。考えてみると昼食をとっていなかった。しかし、いまから食事をしては、夕食に差し支えるので、「カフェ・ゴトー」でベイクド・チーズケーキと紅茶ということにした。手帳を取り出して、来週の授業の準備の段取りを考える。すると日曜・月曜はそれにかかりっきりにならねばならないことに思い至る。そうじゃないかと薄々気づいてはいたが、やっぱりな・・・。
  帰宅途中、丸善丸の内店に立ち寄る。蒲田の有隣堂とくまざわ書店が駅ビルの改装工事で休業中であるため、こうした寄り道が夏休み前より増えている。洋書2冊と和書1冊を購入。皮革製品のコーナーも覗くが、散財防止のため短時間でその場を離れる。危ない、危ない。オアゾビルを出て、東京駅の改札に入る前に妻に「帰りますメール」を打つ。今夜の献立は鰹のたたきと豚汁だった。