今日は会議の予定の入っていない火曜日。会議のない火曜日は8週間ぶりである(前回は5月1日)。もしかして手帳に書き忘れているだけで、何かの会議があるのではなかったかと疑心暗鬼になる。一体、自分がいくつの会議体に所属しているのか、直ぐには思い出せない。週の授業は6つだが、これよりも多いことは間違いない。たぶん。
今日の午後はずっと自宅でデスクワーク。散歩にも出ず(コンビニに飲み物を買いに出た以外は)、夕食を間に挟んで、5時間ほど大量の書類に目を通す。このペースでいったら全部に目を通すにはこの10倍の時間がかかりそうだ。いや、いくらなんでもそれはあるまい。だんだんペースが上がっていくはずだ、と信じたい。それにしても役所務めをしていたらこういう仕事が日常茶飯なのだろうか。
深夜、昨日レンタルしておいた『トーク・トゥ・ハー』のDVDを観る。傑作との評判は聞いていたが、見そびれていた作品。先日購入した沢木耕太郎の映画エッセイ『「愛」という言葉を口にできなかった二人のために』の中でも取り上げられていて、それを読んで、これはやはり見ておかねばと思ったしだい。うん、観てよかった。主要な登場人物は4人の男女。4年前の交通事故で昏睡状態にあるバレリーナのアリシン。その世話に当たる看護師のベニグノ。競技中の事故で植物人間になってしまった女闘牛士のリディア。彼女の恋人でフリージャーナリストのマルコ。ベニグノはアリシンの身体を拭きながら彼女にいつも話しかけている。ベニグノにそうするように言われて、マルコもリディアに話しかけるようになる。二組の「トーク・トゥ・ハー」だ。しかし、それぞれの原因で二組の「トーク・トゥ・ハー」に終止符が打たれる。ペニグノは刑務所に入れられ、マルコが面会に行く。話をする二人。その二人の会話にも終止符が打たれるときがくる。しかし最後の最後にアルモドバル監督(脚本も)はもう一つの会話をわれわれに見せてくれる。驚きと救済。そして人生の不思議さ。そういえば二週間前に飯田橋ギンレイホールで観た『あなたになら言える秘密のこと』もアルモドバル監督の作品だった。この人とは相性が良さそうだ。
「いつかあなたと話したいわ」
「そうだな。話すことは意外と簡単だ」
「何事も簡単にはいかないわ」
今日の午後はずっと自宅でデスクワーク。散歩にも出ず(コンビニに飲み物を買いに出た以外は)、夕食を間に挟んで、5時間ほど大量の書類に目を通す。このペースでいったら全部に目を通すにはこの10倍の時間がかかりそうだ。いや、いくらなんでもそれはあるまい。だんだんペースが上がっていくはずだ、と信じたい。それにしても役所務めをしていたらこういう仕事が日常茶飯なのだろうか。
深夜、昨日レンタルしておいた『トーク・トゥ・ハー』のDVDを観る。傑作との評判は聞いていたが、見そびれていた作品。先日購入した沢木耕太郎の映画エッセイ『「愛」という言葉を口にできなかった二人のために』の中でも取り上げられていて、それを読んで、これはやはり見ておかねばと思ったしだい。うん、観てよかった。主要な登場人物は4人の男女。4年前の交通事故で昏睡状態にあるバレリーナのアリシン。その世話に当たる看護師のベニグノ。競技中の事故で植物人間になってしまった女闘牛士のリディア。彼女の恋人でフリージャーナリストのマルコ。ベニグノはアリシンの身体を拭きながら彼女にいつも話しかけている。ベニグノにそうするように言われて、マルコもリディアに話しかけるようになる。二組の「トーク・トゥ・ハー」だ。しかし、それぞれの原因で二組の「トーク・トゥ・ハー」に終止符が打たれる。ペニグノは刑務所に入れられ、マルコが面会に行く。話をする二人。その二人の会話にも終止符が打たれるときがくる。しかし最後の最後にアルモドバル監督(脚本も)はもう一つの会話をわれわれに見せてくれる。驚きと救済。そして人生の不思議さ。そういえば二週間前に飯田橋ギンレイホールで観た『あなたになら言える秘密のこと』もアルモドバル監督の作品だった。この人とは相性が良さそうだ。
「いつかあなたと話したいわ」
「そうだな。話すことは意外と簡単だ」
「何事も簡単にはいかないわ」