11時から一文の社会学専修の教室会議。それを途中で退席して、11時半からカリキュラム委員会。12時半から教務委員会(弁当が出る)。その後、1時間ほど一息つける時間があって、2時から教授会。これが延々8時までかかった。「秀永」で夕食(木須肉)をとってから、自宅に持ち帰るべき本と資料をぎっしり詰め込んだ鞄と紙袋を両手に提げて、電車に乗る。東京駅の京浜東北線のホームで電車を待ちながら、向かいの東海道線のホームをぼんやりと眺める。山田太一のTVドラマの主人公の中年男ならば、いつもと違う電車に乗って知らない町を訪ねてみたいという衝動に駆られて、フラフラと東海道本線に乗り込んで、国府津あたりの海の見えるホームに降り立って、でも夜だから海はその姿を闇の中に隠していて、ただ波の音を聞きながら、海から吹いてくる風に吹かれながら、タバコの一本でも吸って、「なにやってんだ俺は・・・」なんて自嘲気味に呟いてみたりするのだろうなと思ったりした。

あの4人はきょうだいだろうか?

あの4人はきょうだいだろうか?